富士山国際ヒルクライムなんとか登りきりましたー。
タイムは1時間13分29秒27。30~34才男子の部で29位でした。
(素直にビギナークラスでエントリーしとけば6位入賞狙えたな・・・)
まぁ平凡な記録ではありますが、とにかく登りきれただけで満足です。
途中、何度も心が折れそうになりながら、73分間ペダルをめっちゃ漕ぎ続けました。
スポーツやってて、辛くて泣きそうになったことってあります?
もちろん、練習がしんどいっていう経験はいくらでもありますが(一応、ワタクシも大学で体育会に所属していましたので・・・)、純粋に苦しくて涙が出るって体験はありませんでした。
いやーほんとしんどかったー。「おかーさーん」って泣き叫ぶんなら、あのタイミングだね、きっと。
どんなスポーツも息が上がって苦しかったら、そこで一呼吸置くなり、ペースを整えるなりすればいいわけです。
自転車も平地なら、足が疲れたらペダルを漕ぐのをやめればいいわけですが・・・
・・・なんせ坂ですからーっ。
休めないんです。ペダルを止めた途端、自転車はまっ逆さまに坂を転げ落ちていきます。(実際には自転車ごと倒れるだけですが、そういう強迫観念があるわけです。)インディ・ジョーンズみたく後ろから転がってくるでっかい球から逃げてるといいますか・・・崖で岩の出っ張りに片手でしがみつくランボーの気持ちといいますか・・・とにかくこれほど重力を感じた日はありませんね。じわりじわりと真綿で首を絞められるように。
その苦痛から逃れるのは簡単なんです。ハンドルを180度切って、坂を下ってしまえばいいわけですから・・・何度その誘惑に駆られたことか。
しかし、それをしないのは「意地」ですね。意地の張り合い。いい大人が富士山の麓に700人ぐらい集まって、子供ながらに幼稚な意地の張り合いをしているわけです。
「こんな坂、ぜんぜん辛くねー!」
「このカレーぜんぜん辛くねー!」
(こうして見ると、つらいとからいは同じ字だね・・・)
というわけで、何度も足を着きたい衝動に駆られながら
(たぶん、ビンディングでシューズとペダルを固定してなかったら、誘惑に負けたかもしれない・・・)
なんとか登ったわけです。
しっかし、バケモノみたいな人たちがいっぱいいました。妙に日に焼けた50過ぎのオジサマたちがスイスイとワタクシを追い抜いていくわけです。滝廉太郎みたいな風貌の方や、やせ細った村上春樹みたいな方が、ぐわっし、ぐわっしと踏み込んで、滝を登る鯉のように。
そして圧巻は、42分31秒というとんでもない記録で、優勝したスキルシマノの狩野智也選手。岩場を駆け上がってくる”ラオウの黒馬”のように、霧の向こうから空を翔るように飛び出してきました。
(おいらの平地のスピードより速いよ、あれは。)
先日、全日本選手権で優勝した同じくスキルシマノの野寺秀徳選手に至っては、ゴール前のファンサービスでウィリーする余裕。
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1回目見損ねたので「もう一回!」って頼んだら、ゴール切る瞬間にまたやってくれました。
毎日、練習してる人には、こんな坂、屁でもないのかしら・・・同じ人間とは思えません。
自転車って、誰でも”乗る”ことはできるから勘違いしやすいのですが、プロの自転車選手になるってことは、プロ野球選手になるのと同じように大変なことで、圧倒的な才能と努力が必要なわけです。
果たして一朝一夕の練習でオリンピックを目指してしまっていいのかしら・・・
カメラのセルフタイマーの使い方がわからなくて困っていたミランダさんと友達になりました。
「サイキン、ハジメタバッカリ」と言ってたわりには、1時間切ってるし、そもそも実業団でエントリーしてるじゃないっすかー!
「マタアイマショウ」だって。おいらのこと実業団の選手と勘違いしたのかしら・・・そう言えば、おいらの記録を告げたら「ダイジョウブ、ダイジョブ」と肩を叩かれたなぁ。あれは外国人が日本語を使って表現した慰めのコトバだったんだねぇ・・・。
「地雷を踏もうと踏むマイト」 の方にもうちっと写真をアップしておきます。
【本日の記録】
走行時間:3時間10分
走行距離:44.7km
ペダル数:5940



