LITTLE WOMEN-若草物語-
皆様のご声援と愛に支えられ、無事全公演終了致しました。
連日、補助席も埋まるほどたくさんのお客様にお越しいただきました。
キャスト、バンドメンバー、スタッフの皆様、そして、客席の皆様と共に過ごした温かい2時間半。すべてが「一丸となる」感覚に、何にも増して幸せを感じる日々でした。
この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
知寿さんママ、りんこメグ、りこベス、まりちゃんエイミー。
愛にあふれた家族だった。温かい手を取り合い過ごした時間は、私の一生の財産。
書きたいこと、山ほどあるのに。なんだか上手く言葉にはできません。
またこのジョーという役を演じることが決まったとき。長く会えなかった親友に再び逢えるような、高揚感でいっぱいでした。
でも、あれから3年経った。じゃあ、今の自分で、自分の身体で、自分の心で、何を表現できるのか。この数年で、人間として何を学んだのか。心が何を叫んでいるのか。
まず明確に浮かんだのは、
「全ての根底に、いつでも家族への愛があるジョーを演じたい」ということ。
愛とは凄いもの。
「自分ではない誰かのために」という想いが生み出す底知れぬエネルギーは、本当に真っ直ぐで、輝いていて、無限で、美しいものだと思うのです。
ジョーの夢の原動力には、いつだって愛する家族の存在があった。だから彼女の夢には、太陽のように輝く強さがあった。
これだけは、稽古がはじまる前から自分の中でビジョンがありました。
でもいざ毎日稽古してみると、私自身人間としても役者としても未熟で、そんな大きなものを表現するにはまだまだ力が足りないと、壁にぶつかる日が続きました。
そんなとき、いつも温かい手を差し伸べてくれたのはカンパニーの皆様、そして、大事な姉妹たちでした。
本当に感謝してもしきれません。
稽古中も、本番が始まってからも、舞台上でも、舞台袖でも、どこにいても、いつでも支えくださり、たくさんのパワーと愛を与えてくださいました。
たくさん温かい言葉を下さいました。
人は1人では生きていけないことを改めて思い知りました。
こんなにたくさんの人から愛を受け取り生きたジョーは、真なる幸せ者です。
だからこそ、あとはただただ頂いた愛を舞台上で返す。綺麗事ではなく、皆のために生きたい、と思えた。そして、それがまた誰かの生きる力となるならば。
今もなおカンパニーの一人一人の顔を浮かべるだけで、とても愛しい気持ちになります。
カンパニーの皆様へ。心から感謝致します。本当にありがとうございました。
そして、ここまで導いてくださった演出・藤倉梓さんはじめ、すべてのスタッフの皆様。
素晴らしい演奏をしてくださった、村井一帆さん率いるナミダモロイバンドの皆様。
この素晴らしいカンパニーに招き入れてくださったScoreさん。
皆様のお力は本当に本当に偉大。
ありがとうございました。
そして、陰で支えてくれた家族。愛する人たち。
ありがとう。
舞台が終わるといつも思いますが、
これは終わりではなく、始まり。
学んだことは次に活かしていかなくては、ね。
今後とも精進して参ります。どうぞ、温かいご声援のほど、よろしくお願い致します。
あまりにバタバタしすぎて、あんまりみんなと写真撮れてなかったけど、、泣
ある分だけ!
頂いたお花です。ありがとうございました
最後の最後に。
「若草物語」作者のルイーザ・メイ・オルコットの言葉を。
There is always light behind the clouds.
雲の向こうは、いつも青空。
感謝を込めて。
島田彩