臭気判定士試験対策 分析統計概論3

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臭気判定士対策 分析統計概論 予想問題 試験問題 過去問題 2022年 R4年
令和4年度 臭気判定士試験対策 過去問 試験問題 2022年 分析統計概論
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臭気判定士試験 解説過去問 臭気判定士試験対策 解説解答 臭気判定士

 


仮説検定について 出る可能性95%(R3年以外は、毎年出題)

◎統計的推定や仮説検定では、結論を誤る確率を評価し、その確率が一定以下であるかどうかによって結論を導く。
帰無仮説とは、統計的仮説検定の際にとりあえず立てる仮説のことで、対立仮説の方が重要であることが多い。
 例 帰無仮説として「差がない」という仮説が立てた場合、これが棄却されることにより、対立仮説の「差がある」を結論づける。
○有意水準(危険率)とは、設定した仮説が間違っていると判断する(仮説を棄却する)確率のことである。
○有意水準とは、帰無仮説が正しいのに、それを誤って否定する確率のことである。
・統計的仮説検定で用いる有意水準とは、判断の際の基準となる確率を意味する。

・統計的仮説検定を行う場合、まず帰無仮説を設定します。次に、データから統計量を算出します。その統計量より極端な値をとる確率がP値です。P値から結論を導くために、有意水準を設定します。有意水準は検定を行う前に設定しておかなくてはなりません。
・P値が有意水準より小さくなった場合、帰無仮説を棄却します。このとき対立仮説が正しいと結論づけられます。一方、逆の場合は帰無仮説が正しいということはできません。これは検定が背理法を用いているためです。

・仮説検定は、①仮説を立て、②統計量を計算してp値を求め、③p値に基づいて仮説を判定する、といった手順で行う。
検定を行うため立てる仮説のことを「帰無仮説」といいます。帰無仮説に対する仮説のことを「対立仮説」といいます。
○検定を行うためには、帰無仮説に加え対立仮説を立てなければならない。

○仮説検定において、有意であるということは、違いが偶然生じているのではなく、違いには意味があることを示唆している。
◎仮説検定によって行った判断には、誤りの可能性が含まれている。
◎帰無仮説を棄却できないことが、帰無仮説が正しいことを意味するわけではない。

○第1種の誤り(過誤)は、本当は差がないなのに、差がありとする誤り。
○第2種の誤り(過誤)は、本当は差がありなのに、差がないとする誤り。
◎2種類の過誤をともに(同時に)小さくすることはできない。第1種の誤りと第2種の誤りは、表と裏の関係があり、片方が小さくなれば、片方が大きくなる。
・有意水準を小さくとれば、第1種の誤りのおかす確率を小さくできる。

 


【問21】統計的仮説検定に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2022年予想問題
A 仮説検定によって行った判断には、誤りの可能性が含まれている。
B 仮説検定を行う際には、2種類の誤りが生じうることを許容するが、この2種類の誤りは同時に小さくすることができない。
C 用いる検定手法は、なるべく有意になるように選ぶべきである。
D 仮説検定は、①仮説を立て、②統計量を計算してp値を求め、③p値に基づいて仮説を判定する、といった手順で行う。
E 有意水準は5%にしなければならない。 
  A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.正-誤-正-正-誤
6.正-正-誤-誤-正
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問22】統計的仮説検定に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和4年予想問題
A 検定で取り扱う仮説は、母集団に関して記述されたものである。
B 統計的仮説検定における有意水準とは、検定の結論が誤っている確率の平均値をしめしている。
C 統計的仮説検定を正しく行っても、「第1種の誤り」をおかす確率を一定以下にすることはできない。
D 濃度差がある2種類の塩水を複数の人に飲んでもらい、濃度の差を感じるかどうかを答えさせ、有意差が認められた場合、この集団の人はどちらの濃度が高いかを識別できるといえる。
E 統計的仮説検定で有意であるということは、偶然であることを意味する。 
  A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.誤-正-正-正-誤
3.正-正-誤-誤-正
4.正-誤-誤-正-誤
5.誤-誤-正-正-誤
6.誤-正-誤-誤-誤
7.誤-誤-正-誤-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問23】統計的仮説検定に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和4年予想問題
A 検定で用いる有意水準とは、人々が差を感じはじめる最小の差のことである。
B 統計的仮説検定は、誤りの存在を前提として、仮説が正しいとみなせるかどうかを判断する手法である。
C 有意水準はデータを取る前に決定しておくべきである。
D 一般に、検定の結果得られた確率p値があらかじめ定めた有意水準α以上となっていれば帰無仮説を棄却し、有意と判断する。
E  母平均値の区間推定における信頼区間の幅は、標本サイズの平方根の逆数に比例する。
  A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.誤-正-誤-正-誤
5.誤-正-正-誤-正
6.誤-正-誤-誤-正
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問24】統計的推定や仮説検定に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和4年予想問題
A 統計的仮説検定で用いる有意水準とは、判断の際の基準となる確率のことである。
B 帰無仮説を棄却できないことが、帰無仮説が正しいことを意味するわけではない。
C 統計的推定や仮説検定では、結論を誤る確率を評価し、その確率が一定以下であるかどうかによって結論を導く。
D 仮説検定を行う際には2種類の過誤が考えられるので、2種類の過誤をともに小さくすることが必要である。
E 統計的仮説検定では、実験(調査)データから得られた統計量が棄却域に含まれない場合に有意と判定する。 
  A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-正-誤-誤
5.正-誤-正-正-誤
6.誤-正-正-誤-誤
7.誤-誤-正-誤-正
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問25】統計的仮説検定に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2022年予想問題
A 統計的仮説検定における帰無仮説とは、仮説が採択されない限り、無に帰するという意味で定められた用語である。
B 統計的仮説検定において、有意であるということは、違いが偶然生じているのではなく、違いには意味があることを示唆している。
C 統計的仮説検定とは、母集団に関する仮説がデータと矛盾していないことを調べるために行うものである。
D 統計的仮説検定において、帰無仮説が棄却されたならば、対立仮説が証明されたことになる。
E 統計的仮説検定における第1種の過誤とは、帰無仮説が正しいのにも関わらず正しくないとする誤りである。
  A B C D E
1.正-正-正-正-正   

2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正   

4.正-正-誤-正-誤
5.正-誤-正-正-誤   

6.誤-正-誤-誤-正
7.誤-誤-正-正-誤   

8.誤-誤-誤-誤-誤
 

 

【問26】統計的仮説検定に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和4年予想問題
A 統計的仮説検定を行うためには、帰無仮説に加え対立仮説を立てなければならない。
B 統計的仮説検定を行う際には、帰無仮説が棄却できるように、できるだけ多くの種類の検定を使用しなければならない。
C 統計的仮説検定は、標本に関する仮説をデータを用いてテストする。
D 統計的仮説検定では、得られたデータを慎重に吟味した上で、適切な検定方法と適切な有意水準を検定しなければならない。
E 有意水準とは、対立仮説が正しい場合に帰無仮説を棄却する確率をいう。
  A B C D E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.正-誤-誤-誤-誤
6.正-誤-誤-誤-正
7.誤-誤-誤-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問27】仮説検定に関する次のA~Cの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2022年予想問題
A ある臭気①について、参照物質の臭気②と異なるかどうかに関する検定を行ったところ、帰無仮説が棄却されなかった場合は、対立仮説が誤りであることを意味する。
B 二つの群の標本平均値の差が6であったとする。この二群について平均値の差の検定を行ったところ有意差が認められたので、両群の平均値の差は6程度であることを意味する。
C ある臭気①について、参照物質の臭気②と異なるかどうかに関する検定を行ったところ、有意差が認められなかった。従って、臭気①と臭気②等しい。
  A B C
1.正-正-正
2.正-正-誤
3.正-誤-正
4.正-誤-誤
5.誤-正-正
6.誤-正-誤
7.誤-誤-正
8.誤-誤-誤

 


【問28】ある会社は新製品を発表するにあたり、旧製品と新製品の選好の差について検証し、新製品の方が好まれるのであれば新製品を旧製品に代えて販売したいと考えている。そこで、帰無仮説「旧製品と新製品の選好には差がない」、対立仮説「新製品の方が旧製品よりも好まれる」をそれぞれ設定して、仮説検定を行った。このときに第2種の誤りが発生した場合の仮説検定に基づいた判断に関する次のA~Cの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。令和4年予想問題
A 旧製品と新製品には選好に差がないのにもかかわらず、新製品の方が旧製品よりも好まれると判断して、新製品を販売してしまう。
B 旧製品と新製品には選好に差がないのにもかかわらず、旧製品の方が新製品よりも好まれると判断して、新製品の販売を取りやめてしまう。
C 新製品の方が旧製品よりも好まれるのにもかかわらず、旧製品と新製品の選好には差があると言い切れないと判断して、新製品の販売を取りやめてしまう。
     A B C                                                                                 
1.正-正-正
2.正-正-誤
3.正-誤-正
4.正-誤-誤
5.誤-正-正
6.誤-正-誤
7.誤-誤-正
8.誤-誤-誤

 

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解答

問21-4
問22-8
問23-5 E:母平均値の区間推定における信頼区間の幅は、標本サイズの平方根の逆数(1/√)に比例する。
問24-4
問25-6
問26-5
問27-8
問28-7