みなさん、今年の4月から「小学生の教科書」が大きく変わることはご存知ですか?
これは平成23年の4月から「学習指導要領」が改訂されるためです。
すでに小学校では平成21年度から「移行措置」(学習内容を新学習指導要領に沿ったものに徐々に切り替えるための措置)が行われていたので、既にご存知の方は多いと思います。
では、実際に「どんな風に」変わるのでしょう?
①教科書のページ数が9年前から約4割アップ
教科書のページ数は1960年代の「詰め込み教育」と呼ばれていた時代が最高でしたが、今度の新しい教科書はそれよりも多くなる模様。「ゆとり教育」を強調した以前の教科書(02~04年)のものと比較して約1.4倍、発展内容を記載している05年からの教科書と比べても焼く1.25倍のページ数になってます。
②練習問題が、約1.6倍の量に![]()
今回の教科書改訂の目玉の一つが、「スパイラル学習」。「スパイラル学習」とは、以前に学習したことを踏まえながら、学年を経るごとにより高度な学習を行うことです。
これの導入により、より次学年への学習がスムーズに移項できるように「先取り学習」の内容も盛り込まれています。
当然教科書のページ数が増えたので、教科書に載っている練習問題の量(算数)は、低学年~中学年にかけて大幅に増加しているんだ。一方で、高学年では練習問題の量があまり増えず、「より高度な内容」を盛り込むためのページに使われています。
では、どうして「高度な内容」を盛り込む必要があるのかという疑問がでてきますよね。
これは「教科書検定」の考え方が変わったことに原因があります。
そもそも日本の教科書は「学習指導要領で定めた範囲を超える内容を扱ってはいけない」という考え方でしたが、子どもたちの学力低下がなにかと議論される中文部科学省は平成14年、上限規定を撤廃し、「定めた範囲がしっかりおさえられていれば、それを超える内容を扱っても構わない」という考え方に変更したんだ。
また、新しく発表された教科書の内容をみてみると、単に難しい問題が解けるとか高度な知識を持っていることが求めているのではなく、思考力やリテラシー(言語による表現力・理解力)などが現代の子どもたちに強く求められていることが伝わってくるものとなっています。
これらの能力は、『PISA型能力』と呼ばれています。
とにかく今回の教科書改訂でいえることは、「教科書を覚える」から「教科書を使う」ということです。
また中学生は来年平成24年度より同様の変更があります。