術後。


寝たのか寝てないのかわからないまま朝になり。



9時過ぎに担当医が見に来てくれて、止血していた物を取ってくれた。




熱は微熱。

痛みは時々で、たまに痛み止めの点滴ボタンぽちー。




止血のが取れたので、

立って、歩けたら、尿の管も抜いてもらえるとの事でさっそく看護師さんと通路半周歩いてくる。



管も抜けて楽な体になった。



お昼から普通食が始まった。



サンドイッチもパイナップルも大好きなのだが絶食後だからか?半分も入っていかず。


持ってきたラップでサンドイッチとパイナップルを後で食べようと残しておく(笑)


夕食も半分も食べられず。



でも、このくらいの痛みで微熱なら今週退院できんじゃね?!とか思った。




この日は確か眠れたと思う。






そして翌朝。


「38.5分、高いですね」



血圧はいつも低すぎて2回とか測られてきたが、この日から熱が上がってしまう。



まあ38度くらいなら大丈夫だろ。



大丈夫と思っているけど熱でダルく食事が更に入らなくなる。

いいダイエットになるかも。



ずっと38度くらいあるとダルくてウトウトしてくる。
でも睡眠不足は解消されそうだ。




夜になって39度になり、看護師さんから解熱剤飲むか聞かれる。

「熱あるおかげで眠れるようになりましたから」


そんな事は聞いてない


看護師「体力消耗しちゃうんで、カロナール持ってきてますよね、それ飲みましょうか」


カロナール2錠飲んで寝る。

2時間で汗をかく。


だが、熱は39度。


え?こんなに汗かいたのに??


消灯前に看護師さんが「じゃあロキソニン持ってきますから飲んでみて下さい」


そして3時間後、汗ビッショリで起きる。
微熱まで下った。
パジャマと身体拭きタオルを借りる。






そして朝。

熱は39度前後。
でも痛みはあまり感じなくなった。


熱で食事はほぼ入っていかず3分の1くらいかな?

熱が下ったタイミングで自販機に水を買いに行っておく。




何度か看護師さんにカロナールをすすめられるが、飲んでも汗をかくだけで解熱せず。

ロキソニンで解熱する。汗ビッショリで着替える。



更に翌朝、血液検査があり結果をみた担当医に数値が高すぎるので様子見ますと言われる。
熱でヘロヘロになってきた。



看護師さんに熱が高いのでカロナールをとすすめられ

「カロナールだと下がらなくてロキソニンでやっと下がってます」と伝える。

数時間後やはり汗だけで熱は下らず。


看護師さんも「カロナールが効かないなんて初めて知りました」と言う。



元々痒かったけど、背中の麻酔針を止めているテープ内にも汗が溜まりかぶれだす。

掻きむしる。



チューリップ持ち物にアレルギー薬とかゆみ止めを持ってきていたので時々飲んでました。
テープ周り、テープ貼っていた場所、脇腹や背中に蕁麻疹が出たり。かゆみ止め持ってきて良かったー!!チューリップ←おすすめ持ち物





そしてまた翌日くらいかな?


痛み止めは使ってなく、熱がしんどいくらいなので背中の針を抜いてもらい、晴れてシャワーに入れる身になる。


1日3回、食後に抗生物質とカロナールが出た。


でも熱があると食事なんて出来ないので食前に手持ちの胃薬とカロナールを飲んだ。


この時はカロナールの解熱効果は3時間くらいだった。


食後飲んでも夜にまた熱が上がるので手持ちのカロナールを夜中も飲んだり調整。


高熱出しているのは私だけなので夜中に着替える用のパジャマを予めもらっておいて着替えた。



隣の人は痛みで食事が出来ない。
お粥なのが駄目かもしれない。

と言っていたので私の普通食と交換してくれないかな?とかも思った(笑)



そんなこんな、ほぼカロナールで熱は調整でき、元気になってきた。


隣の若い子が木曜日に「土曜日の午前中に退院ね」と、チョコレート嚢胞の手術の説明や今後の注意等の説明をされている。



ならば私も日曜くらいに退院したい。

だって、カロナール飲んで寝てるだけだから。




そして金曜日。
隣の私より重病っぽい人が月曜退院の説明を受けている。


え?!私より重病じゃないの???


私も帰るー
今すぐ帰りたいしー
うるさくて眠れないしー
カロナール飲んで寝てるだけだしー




で、退院したいと看護師に言う。
「薬飲んで寝てるだけだし、眠れないので。」

担当医に伝えてもらう。


そして土曜日。
もう退院したいと言ったが担当医が今は来られないと言われ、同じチームの先生なら来てもらえるとのこと。


「どんな先生??話聞いてくれる感じの先生??」



看護師「う〜〜〜〜ん。。。」


頭をひねっている。



「聞いてくれないタイプ?」


看護師「うーん。」←ちょっと頷く




「。。。でも頼んでみようかな?」


と、呼んでもらう。
 



担当医と同じチームだと言う若くて魚系の先生が来る。
あー。こりゃ無理だなと察する。



でも一応ワガママ言ってみよう!!!


「子供だけで家にいて心配なのと、薬飲んで寝ているだけなら家のが眠れますし」等など



魚系「数値が高すぎますし、何かあって、それから病院に来ても対応が遅れる可能性もありますし、貧血も出ていますし、それと、あれと、これと、」



「絶対駄目ですか?」



魚系「我々は入院の強制は出来ません!出来ませんし、かくかくしかじか、、」



何やらマニュアル通りのような何の感情も無い言葉をしこたま並べられる。




「でも色々家のことや子供も心配だし、眠れないし、、えーん」←ガチで泣けてきたので泣いてみた(笑)




魚系「そう言われましても、かくかくしかじか、、」



無機質な言葉が帰ってくる。




「わかりました。しくしくしくしくしくえーん







やっぱ駄目かーーー!!!
駄目そうだとは思ったけどもーーー!!!!
なんだあの無感情な魚系はー!!
チクショーーー!!!




ふん。
くそーーー!!
じゃあシャワーでも入るか。



と、今すぐ入れる時間が空いていたのでシャワーにいき「ガーッデム!!!ガーッデム!!!」と心の中で地団駄を踏みまくった。


あれが担当医じゃなくて良かったわ。とかモンスター患者は思いつつ。






シャワーも浴びてサッパリしたのでデイルームに行き。
本棚には不揃いの漫画と小説が並んでいた。


「白鳥麗子でございます!」の作者の漫画があり、懐かしくてパラパラ見てみた。


懐かしいなー、当時全巻買ったよな?これ。
全く内容覚えてないわー。
私、当時25くらいかー?
あの頃こんな病気になると思わなかったなー




ギャグ漫画なので面白い。
デイルームには誰も居ないのでヘラヘラして読んでいたら名前を呼ばれビビる。

担当医が来てくれた。



どうしてまだ退院しちゃ駄目か?の証拠の血液検査結果を見せられながら、数値が高すぎる説明を受ける。



担当医「お家の事やお子さんの心配もわかるのですが。。ちょっとまだ数値が高すぎるのでねぇ。」



「わかりました!でも最短でいつなら退院していいですか?もう元気だし!」←わかってない




担当医「まあ、月曜の朝の血液検査で数値が下がってたら、かな。」



「月曜大丈夫なら午前中退院して良いですか?」




担当医「月曜の数値が下がってたら、午前中に退院できるようにしますよ。」



「やったー!ヽ(=´▽`=)ノわかりました!」←やったー?









そうか。数値を下げればいいのだな。


毎晩、熱でアイスノンを借りていたので腫瘍を冷やす分のアイスノンも借りてせっせと冷やした。←炎症なら冷やせば良いという思い込み手法



暇でもウロウロしないでベッドに居た。






病室は、トイレの度に看護師さん呼ぶ方。
よいしょ、よいしょ、いつも言ってる方。
看護師さん呼んでは色々相談して泣いたりする方。


人数分、看護師が定期的に入れ替わりにガラガラガラガッシャンと来る。





チョコレート嚢胞の子が退院した後は、
テレビに答えるおばちゃんが入った。
おばちゃんは「へぇ〜。」とかよく言っていた。




おばちゃん「はっっ!!!!!」



えっ!?どうした?



おばちゃん「はあー!ビックリしたぁ。」




なんだ、寝ぼけたのか。ビックリしたわ。








そんなこんな、せっせと薬も飲んでアイスノンで冷して月曜を迎え、血液検査を済ませる。




もう今日帰るし(決めつけ)片付けをする。



さて。この家出のような大荷物、持って下まで降りられるのか?
いや、降りねばならぬ。
なんとしても帰る!!


次に入院なんて事があったらこの半分でいいなと勉強になった。


病人で動けずに寝ている方が多く 持ってきた荷物ほとんど使わなかった。



チューリップ荷物は家族に迎えに来てもらったり、売店から宅急便で荷物を送る事も出来ますチューリップ






9時過ぎ。

担当医と一緒に来たりしていた可愛い女医さんが慌ただしく来た。


女医「今、半分結果出て数値下がっているので!よっぽどじゃなければ退院して良いですよ!残りの半分も後で出ますけど」


「ありがとうございます!!」


よっしゃー!
確実に退院出来る支度をする。



綺麗に片付けた後、退院する時は履いていた靴は捨てていけと聞くので、ゴミの分別に悩み掃除していたヘルパーさん?に聞いてみた。



「私、今日退院OKしてもらえたのでゴミどうすれば良いですか?」


ヘルパーさん「え?急に?」


「子供に子供見させているので心配もあってワガママ言いました」


ヘルパー「えー?!でもあんま動かないほーがいいわよ!!帰っても!」

と、ゴミの分別もやっておくよと言って頂き。





会計とか、手続きがすむまでベッドに座って待機。




隣のおばちゃんがテレビに向かって「3番!!」と答えている。
3番で正解だったのかな?とかテレビでも見ようかな?と思いながら待機する。





家に息子が居たのでタクシーで往復と思っていたが、彼が仕事を抜けて車で迎えに行くよと病院の駐車場で待機してくれた。



会計が上がってきましたよ!と言われ、自分で1階の会計へ行く。




術後初めての長距離でドデカイ腫瘍が痛みだした。

えー?痛くなるんだ?
これまでの痛みとまた違う。


左脇腹、ここに腫瘍は居ますよと広範囲で痛みが出た。

迷子になり、ここの建物ではない所が入院会計ですと言われ更に移動。
入院会計中には左脇腹の後ろも痛くなり。

会計を済ませて病室でカロナールを飲む。





看護師さんから今後の薬と説明、忘れ物チェックを終える。


研修中の若い看護師さんが私の家出のような大荷物を持ってくれて申し訳なかった。


ナースセンターに「ありがとうございました!!!」と言って病院を出た。