年末に電車に乗ったときの話
座席は埋まってるけど混雑はしていない感じの電車で、私はスマホ片手に仕事の連絡LINE中だった。
赤ちゃんの乗ったベビーカーを押し、2歳になるか、ならないかの女の子を連れたママが、乗ってきた。
女の子がママにだっこをせがむ。
男子高校生が、すかさず席を譲るもお断りされる。
ママ、ベビーカーをおさえながら、女の子をだっこ。

子育てしたことある人には分かるこの状況。
そっと近づいて、
「ベビーカーおさえとくから、しっかりだっこしてあげてください。」
二駅先で降りると言う、会話が聞こえていたから、降車駅でベビーカーを下ろしてバイバイして、空いた席に戻ったら、隣に座っていた足の悪いおじいちゃんが、
「ようやってくれはった!」と、誉めてくれた。
最初に席を譲った男子高校生がまだ、車内に、いるのかは、分からなかったんだけど「私も子供がいるので、状況かわかっただけですよ~」と、大きめの声で伝えた。

あのときの高校生君、きみは、まちがってないからね。これからも、優しいきみでいてね。

足が悪いからどうにもできず、やきもきしていた、おじいちゃん、声に出して誉めてくれてありがとう。大人になって誉められるのは新鮮でした。ありがとうございました。