. | 少女勅使河原の混沌たる日常
どうもこんにちは
とりあえず朝ご飯を食べてから何時か忘れたけど朝に寝て、
さっき起きたところですごく眠い勅使河原です

うーん
なんか不安になってきたなー

ずっと会いたかった人なはずなのに、なんとなくあっさりしすぎてて
急にメールでも普通に話せるようになったから変な感じ
もしかしたらメールしてきたのは別人で、明日京都駅に行ったら別の人がいるとか?
まあそれはないよな… 普通にいとこがいるんだろうけど

ちゃんと話せるかな?
しんどくならないよね? 大丈夫だよね?

全部が心配すぎてすごくすごく緊張してきた
でも楽しみなんだよ
怖いけど楽しみは楽しみなんだけど、それ以上に変な感じ

だってあいつメールだと完全に別人だから何かがおかしい
普通に可愛いとか言うし!可愛くないからやめろおおお

ふー
それはそうと 眠いですね

全てが面倒くさい
いとこには会いたいけど家で会いたかったよー
ずっと一緒にごろごろしてるだけでよかったよー

今は一緒に居られるだけで充分だ

というか今考えてみたらデートじゃないか?
二人…二人きり……

あああああああ 余計頭がこんがらがってきた
何の服を着ていこうかな 悩む

明日は寒いかな まだ暑いのかな
寒かったら黒タイツとスカートと上の服でいいかな

なぜか寝る前からめっちゃ喉が痛い
お茶飲んでもカルピス飲んでも治らない

お願いだからしんどくなるのだけはやめてください
まだしんどくなりたくないです 本当にお願いします
10月は色んな予定がありすぎて面倒くs嘘です面倒くさくないです

私の友達の誕生日が10月に多い
今数えてみたら四個もあった そんなに多くないか
でも私にとったら多く感じる
みんなの誕生日は大切な日だから、ちゃんと祝いたい

自分の誕生日は別にどうでもいいけど、友達の誕生日はどうでもよくない
寧ろ大イベントだからちゃんと祝うよ!
とか言っても、私はお金がないからプレゼントは買えないけど

手紙でも書こうかな
どうしようかな

…あれ?
何書こうとしてたか忘れた ど忘れしてしまった

とりあえず今日もyoutubeで音楽を聴いて、後でニコニコを少しだけ見て
後は布団の上でごろごろしていようかな
あ、後でヘッドフォン買いに行くんだったっけ?
じゃあ起きてた方がいいかな どうしよう

色々難しいことを考えていても頭が痛くなるだけだから、今は考えないでおこう
考えたいときだけゆっくり考えることにしよう

それにしても
なんであくびしたら涙が出るんだろう?

小学校のときとか常に眠くてあくびしてたからめっちゃ涙が出てきて
それを誰かに見られるたびに「なんで泣いてるの!?大丈夫!?」みたいに言われてたこともあったっけ

「いや、その、あくびです」っていちいち返すのが面倒だった
どうでもいい高学年の卒業式とか、めっちゃあくびしてて涙が出てた

不思議なものですね
どうでもいい奴らの卒業式はすごく長く感じるのに、
自分達の卒業式はすごく早く終わってしまった

他の人もこんな感じなのかな
楽しいこととかはあっという間なのに、どうでもいいことに限ってすごく時間を感じる
まあ卒業式は楽しくなかったけど

お別れなんて、したくなかったよ
違う中学に行った友達と、受験していった友達は元気にしてるかな?

さあやとしおりんと、ふたっちとはるらんと、ほのかとゆうちゃんと山根くん
後はさり気なく私に告白してきたようすけと、元気なよっしーと鬱陶しかったよっしー
松山先生と伊藤先生、苗字が思い出せない女の先生、すごく優しかった校長先生
あのときは少し寂しいぐらいだったけど、ずっと一緒で当たり前になっていた人たちが離れていって、段々忘れていって消えるのは怖いし嫌だよ

あの頃が懐かしい
まさに毎日が黒歴史だったな

あー面倒くさい
全部爆発してしまえばいいと思います
いや、でも爆発したら原発が凄いことになるからやっぱり取り消しで
もう既に凄いことになってるけど 関東の人たちは大丈夫なのかな

3月11日の地震があったときは、学年のみんなで体育館にいて表彰式の真っ最中で
あの大きくて頑丈な体育館がめっちゃぐわんぐわん揺れていて不思議だった
こんなこと言うのはだめだと思うけど、いつもと違う世界?が楽しかったです

揺れているのは不思議だったけど、なんだか気持ちよかった
誰かが「揺れてる!」って言い出して、私は最初は気付いてなくてその声で気付いて
(あ、本当だ揺れてる)って心の中で思っていたのを思い出した

非日常って、少しだけわくわくする
不謹慎だけど、地震があってしばらくは非日常が毎日のように続いていて楽しかった

テレビをつければ地震のニュースに津波の映像、ネットを見ていても地震のことばっかりで
空港の駐車場がまるで海みたいになっていた映像を見たときは、これは本当に日本で起こっていることなのかなって信じられなかった

避難所を訪れる総理大臣ご一行様()なんて、正直どうでもよかったけど
私がもし避難所に居たら、総理大臣様なんて追い返していただろうと思う
地震が起きて頭がいっぱいのときに来られても、ちょっとそれはおかしいだろうと思った
そんなことする暇があるなら、さっさと原発どうにかしろよって思った

テレビで地震が起きていたときの映像を何気なく見ていたら、
揺れている町のちょうどど真ん中ぐらいにぴかって明るい光がついて、すぐ消えた
あれはどうやら原発だったらしい

もし自分が関東か東北にいたら、こんなこと考える間もなく逃げていたんだろうな
もしそうだったら、今ここには居なくてまだ避難所にいるのかな
それだったら、離婚しなくて済んだのかもしれないかな

でも、知り合いが死ぬのも離れていくのも嫌だ
死ぬなんて怖くてたまらない まだ死にたくない、でも生きていたくはない
生まれさせられたんだからしょうがない

クーラーをつけたら部屋が寒くなった
消そうかな どうしよう

私は両親のことが憎んでも憎みきれないぐらい大嫌いだけど、それと同じぐらい大好きだ
大嫌いなはずなのにどうしても嫌いになれない
暴力をふられても嘘を吐かれても、偽物の愛情を注がれてきた私にはそれが必要だったのかもしれない

毎日の暴力も、偽物の愛情も、私には必要なのかもしれない
蹴られても叩かれてもいいから、父親に愛されたかったのかもしれない
不倫していても私のことが嫌いでもいいから、偽物でいいから母親に認めてもらいたかったのかもしれない

昔から家に帰っても休みの日も、両親はずっと畑か神社にいたから一人で居るしかなくて
仕方なく一人でパソコンをして、弟と一緒にゲームをしたりしていた
ごくまれな休みの日には家の中に両親が居たけど、両親はほとんどずっと喧嘩してた

母親だけが味方だった私は母親のいうことだけを信じて、段々父親のことが嫌いになっていった
この人はなんで毎日母親と私と弟とおばあちゃんに暴力をふるうんだろう
私のことが嫌いなの? って思って、母親のことだけが頭でいっぱいになった

母親が不倫をしていることも、夜中にほぼ毎日不倫相手と電話をしていることも知っていたくせに私は何もしなかった
嫌がらせのひとつでもすれば良かったのに、私は何もできなかった

あの頃の私は母親に嫌われたくなかったのかな
不倫相手と母親の間を切り裂くことは、あのときの私にはどうしてもできなかった

父親のことは、母親に言われたぐらいで簡単に嫌いになっていったくせに
母親の言うことも、全部偽物だって分かっていたはずなのに
それでも私は

おばあちゃんが私に「ユウは変わったね、昔はいい子だったのに」って言ったのは嫌だった
やりたくてやっていることじゃないのに
誰にも理解してもらえなくてすごくつらかった

私は謎の病気のこともあったせいか、段々部屋に引きこもりになっていった
基本的にずっと寝ていた 唯一夜に福岡の友達とどうぶつの森を通信するのが楽しかった
学校にも行けなくて、部活の人たちにすごく迷惑をかけた それは今も同じだけど

学校に行けなくなる前から、部活の先輩にすごく怒られて怖かった
私が悪いのは分かっているけど、私以外の子はそんなに先輩に怒られていないのに
私ばっかり怒られてるのかなって思うと余計つらかった

先輩に気にいられたくて、褒めてもらいたくて頑張ったけど
その努力は誰も認めてくれなくて、自分だけが唯一の友達だった

自分の部屋で一人でご飯を食べて、父親とは一言も口も利かなくなっていった
いつもは暴力的なくせに、たまに垣間見せる優しさが嫌いだった

いつもは目が合ったら怒ってくるくせに、ごくまれに私が父親がいるときに一階に行ったら
「ユウおはよう!ご飯食べるか?」って、まるで全部忘れているかのような笑顔で言ってきたから切なくて、胸が壊れてしまいそうで、全部が怖かった

それで私が無視したら、父親が泣きそうな顔になって「なんで無視するんや?お父ちゃんなんか悪いことしたか?」って向かってくるから嫌だった
怖いのは父親も同じだったのかもしれない それは分かっていたはずなのに

二階で寝転がっていたら、いつも両親が喧嘩する声が聞こえてくるのはもう慣れっこだった
でも嫌だった 音楽を大音量で聴いて聞こえないようにするしかなかった
あんな怖い声、本当は聞きたくなかった

そのせいでわざわざ私のために会いにきてくれた友達をも泣かせて、あのときは心から両親のことを恥ずかしくて大嫌いで、すごく恨んだ
自分が傷付くのはどうだっていいけど、友達を泣かせるのは絶対に許さない

しばらく経って、いつものように両親の喧嘩の声を無視して部屋で寝転がってアメーバをしていたら部屋に母親が入ってきて、すごく泣き喚いていてうるさかった
無視しようとしたけど、なんかうるさくてすごくうざかった

あのまま無視していたらずっとうるさかっただろうから、とりあえず母親に着いて行ってあげようと思って、ケータイを片手にパジャマで車に乗り込んだ
これが間違いだったのかな 全部ここから始まって終わった

気がついたら母親の実家にいて、毎日が怖くて、どうしたらいいかわからない
意味が分からなかった ここは私の家じゃないのに 私の家族はこれからどうなるの?とか

毎日色々考えて、それでも分からないことばっかりで一人で泣いていた
色んな人たちに迷惑をかけることになってしまった 前もそうだったのに、今はそれ以上に迷惑をかけてしまっている

部活の先輩も、後輩も、部活のみんなも、クラスの人達も、こんな私の友達でいてくれる人達にいっぱい迷惑をかけた
私なんて最初からいなかったら良かったんだって思うけど、今から死んだら更に迷惑をかけてしまうことになるし怖いしで死ねるわけはない

こんなことになるのを想定せずに、すごく苦しくてつらい思いをするのに
何も考えずに私と弟を生み落とした母親と、何も考えずに気持ちいいからなだけで淡々と子供作りに励んだ両親のことがこの世界で一番大っ嫌い

死にたくても死ねないし、生きていても迷惑をかけるだけなら最初から生まれたくなんてなかった
この世界に溢れる綺麗なものも、汚いものも、別にこの目で見たくなんてなかった
そんなものなんてどうでもいい 生まれてきたから、私に関わる人達を苦しませることになってしまった

死にたいけど怖いし嫌だし死ねるわけない
生きていたって死んだも同然だ

何のために生まれてきたんだろう
母親に怒られるためですか?父親に蹴られるためですか?
おじいちゃんとおばあちゃんに信じてもらえなくなるためですか?
人に迷惑をかけるためなんですか?

私が生きている意味なんて、どこを探しても見つかるわけない
別に生きている意味なんてどうでもいい 生まれさせられたんだから、生きるしかない

私は絶対に子供は生まないし結婚もしたくない
私の体に流れているこんな汚い血なんて、私が死んだらなくなってしまえばいい
誰かに受け継がせるとかそんなかわいそうなことしたくない

子供を育てられるわけもないし、私がされていたように暴力をふるってしまうかもしれない
それは絶対に嫌だ すごく怖い

今もずっと、母親は毎日不倫相手と楽しくメールをしてる
スクショを撮って保存しても何も変わらないのは分かってるけどどうすればいいのかわからない
はぁ どうしようか

全部全部、どうすればいいんだろう
私には分からないよ

怖いよ、助けてほしいよ
でも助けてなんて言えるわけない だから「私は元気だよ!大丈夫だよ」って言おう
もう迷惑をかけるわけにはいかない

もう嘘を吐くのは慣れているはずだ


眠い この涙はきっとあくびのせいです
好きなものを嘘偽りなく笑顔で好きって言えるときが来たらいいな