こんにちは
織田侑里です
子どもや大人が楽して生きられる社会にしたいな...
どなたかの探している情報のお役に立てればいいな...と思って様々なジャンルで発信しています。今日もお読みいただきありがとうございます!
【1歳までの子供の怪我の起こりやすい場面】について
怪我の種類は沢山あるので、年齢、種類にわけてお話しますね。
幼保関係のお仕事はもちろんですが、子育てにかかわったことがある方なら想像できると思うのでその前提でお話します。
【子供】といっても幅が広いので、今日は【1歳になるまで】の子供に絞って。
1歳と言うと、【ひっかく】【たたく】【つく】【転倒】によっておきる怪我が主でしょうか。
今日は【ひっかく】についてです。
私たち大人の手は他人より大きい手、小さい手、指が太い、指が短い、爪が長い、爪が丸いなど、色々な形があります。
子供も同じです。大人と同じように色々な形があります。
大人と何か違う事は?といえば、爪が薄く先が反り気味ということでしょうか。
乳幼児は、大人のように、危険を察知して回避する能力が育っていません。(反射的や偶然...というのはあります)
乳幼児は、ちょうどよい力加減がわかりません。
わかりなさい!と言ってもわかるようになるのもう少し先の年齢です。
特に乳幼児は、相手の反応やお母さんの反応みたさに何度もやります。
当然、何度もやります。
そんなとき大人は...
子どもに注意をしたり、子どもに怒鳴ったり、いう事を聞かないから脅したり、子どもをたたいたり、鬼を登場させ、怖がらせたりして、その行為をやめさせようとします。
でも、人間は興味があれば触ってみようとします。それは本能なんです。
ぎゅっと握ろうとする子もいますし
指先だけ動かして触ろうとする子もいます。
人差し指でつつこうとする子もいますし
手のひら全体を使って触ろうとする子もいます。
やり方は様々です。
その【触る】ときに、指や爪が相手にあたりやすく、目に当たった。とか、かすった。皮膚に傷がついた。とかが起きやすいのです。
子育てに深くかかわらない人はこの状況がよくわかりにくいと思うので、例えを出しますから想像してみてください。
立っている子Aがいます。Aがほんの少し手を伸ばしたら、お座りしている子や並列にいる子に手があたる距離にいたとします。
ほんの少し手を伸ばしたその先に顔や、目があると、指や爪の先があたります。
伸ばした先に感触があって、触ったり握ったりします。本能のままにしたことが【つく】【ひっかき】に変化し、大人側で怪我と認識されます。
触ったときに、指や爪が相手にあたり、目に当たった。とか、かすった。皮膚に傷がついた。とかが起きやすいのです。
これは、ほんの一瞬のことです。子どもに関わる人すべてが、本当に一瞬!!子どもから目を背けた瞬間に起きていることです。
今、目の前にいる子供がどう行動が変化するかは大人が見ていても予測しづらいものなのですが、予測しづらいものだからこそ大人が、常に、先を想像する必要があります。「ま、大丈夫でしょ!」は通用しないのです。
爪を切って短くしていても、起きる時は起きるんだったら、切らなくてもいいんじゃない?と思うかもしれませんが、ケアしてあるに越したことはありません。