これは「今」の話ではありません、
あしからず( ´∀`)
ある日、
かわいいラッピングのお菓子を
もらってきた夫
隠しもしなかったし、
「ほい」って私に渡してきたから、
全くやましいことはないんだなと思ったけど。
こんなかわいいお菓子、
誰にいただいたんだろ🤔
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240526/19/shima-shima-neko0213/bd/55/j/o1080081015443703890.jpg?caw=800)
師弟関係。
自衛官もそうみたい
看護師の世界みたいに新人🔰さん1人に対して
「お姉さん・お兄さん(プリセプター)」が1人、
明確につけられるわけじゃないんだろうけど。
「特に目も手もかける子」って
いうのが、
見ていくうちに出てくるんだろうね。
夫にもそういう子が何人かいるらしいですが、
その中に「女の子」がいたみたい
その子は一般大学出身で、
自衛隊に憧れて入隊したものの、
覚えることも多い男社会の中で
苦労していたように見えたみたいで。
同期たちに置いていかれそうになりながらも、
なんとかがんばる彼女を付かず離れず見ていたと。
「すぐ辞めるだろう」という
みんなの予想に反してがんばり続ける
彼女だったけど。
そのがんばりがチームの中で
浮いていることも感じていた夫🤔
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240526/19/shima-shima-neko0213/ea/e0/j/o0607108015443703899.jpg?caw=800)
今はどうなのか分からんけど、
当時はまだまだ女性が艦の主要任務を
担うことについて偏見というか、
「なんで女が」という視線があったと。
いかに幹部候補生学校を卒業した幹部といえど、
「なんでコイツの言うことを聞かなきゃならんのだ」と
曹士の方々に思われたが最後、
居場所が無くなる。。
艦を実際に現場で運用するのは
圧倒的に曹士の方々だから、
まずは彼らの信頼を得ねばならない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240526/19/shima-shima-neko0213/7c/23/p/o1024102415443703912.png?caw=800)
今とは比べ物にならないくらい、
パワハラやセクハラが横行していた
自衛隊の世界。
「技は盗め、指導を受けたら一回で覚えろ」
指導する側の期待する結果が得られなければ
「もういい。どっかいってろ、邪魔だ」と言われ、
もう仕事は回ってこない。。
彼女は女の子だったから、
「さっさと嫁に行け」とか、
今じゃ考えられない罵倒を受けることもあったと。
鬼のようなおっさんが支配するその空間は、
まだうらわかき乙女がどうこう言える
雰囲気ではなかった
当時、絶対的少数派だった女性幹部自衛官。
「女性だから」という理由だけではなく、
実際に彼女は緊張しいで
実力を出しきれないタイプであったため、
夫は彼女の世話を焼いた
夫に残業代はつかずとも、
彼女が不得意とする分野の理解を深めるため、勉強に付き合ったり、メンタルサポート役もした。
いわゆる、
コーチングというやつ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240526/19/shima-shima-neko0213/e2/66/p/o0844108015443709287.png?caw=800)
そのうち、
見に見えて、徐々に力をつけてきた彼女に気付いた
他の隊員たちも彼女を受け入れ始め
彼女は幹部自衛官として、
しっかりとチームに根を張って、
任務を遂行できるまでに成長したと
٩(๑òωó๑)۶
そのうちに夫は異動となり、
彼女とは涙涙のお別れをした、、と
夫は申しておりました(;´∀`)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240526/20/shima-shima-neko0213/5b/9a/j/o1080060715443732155.jpg?caw=800)
その彼女が、夫の所属している基地へ出張することになったため、このかわいいお菓子を手みやげに持ってきてくれた、というわけ
中に入ってたお手紙には、
今後さらに上級課程に入る
予定であること、
結婚する予定であること、
それから夫への感謝の気持ちが
かわいい筆跡で綴られていました
しま夫さんにご指導いただき、
私の人生は本当に変わりました。
お会いできて、
本当に本当によかったですって
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240526/20/shima-shima-neko0213/56/c4/p/o0602042215443732158.png?caw=800)
「すごいやん、夫」と私が言ったら、
ドヤ顔してました笑
そのお手紙を几帳面に(いつものこと)折って、
財布に入れてたところを見ると、
夫にとってもその子は
唯一無二のかわいい教え子
だったんだろうな、と。
なんか、ええ話やなと
思いました(●´ω`●)