ひとり、お亡くなりになった。



めったに風邪を引かない娘さんから
風邪が移ってしまい、そのまま呼吸状態が悪化して
お亡くなりになった。

苦しまず、安らかな最期だったと。



点滴、薬、酸素吸入、
医療という医療を信用しておらず、
全てを拒否したご家族。


「医療は信用してませんから」
ぴしゃりと言ったご家族。
こちらのご家族、保険診療からは離れているけど、
一般的には医療従事者の枠の方。


私達も一応、医療従事者。
異端だけどね。



前は普通の訪問看護ステーションに訪問してもらってたけど、医療に対する考え方の違いや利用者さんの状態が悪化していくことに失望し、うちのステーションに変えたとケアマネさんからは聞いてた。




「本当に出会えてよかった、なんて感謝したらいいか分からないくらい感謝してます」と、
号泣しながら絞り出すように伝えてくださる娘さん。





うちのステーションに変えてから、
褥瘡も治るし、カチカチの身体も柔らかくなるし、
何をしても返ってこなかった反応が返ってくるようになったって。



急だったから差し上げられるものもなくて、と
いただいたお菓子。



味わって食べてます。





娘さん、早くお風邪治してくださいね。
ずーっとがんばってきたんだから、、
ゆっくりお休みください。


ありがとうございました。