先日最終回を迎えた「GONZO」のアニメです。

ず~っとアニメを見ない日々を送っていた私ですが、
乙女ゲームをきっかけに声優にはまり、その人の出演するアニメを見るようになって早…。
そのうち、制作会社によって、特徴があったりする事に気付き始めると
声よりも「おもしろいかどうか」の方が重要になってきました。

「GONZO」制作の「厳窟王」というアニメがすごくおもしろかったので、
今回期待して「永久保存版」にするつもりで見始めたんだけど
そこまでおもしろい!という内容ではなかったデス。
かなりエグイ内容だったから録画録りだめは止めました。

でも最終回まで見たら、じわっときたので感想をひとつ。

ストーリーは、バブル崩壊後、貧富の差ばかりが激しくなった世界。
富める者が欲望を満たすままに集まる秘密クラブへ、主人公が潜入取材する所から始まる。
元戦場カメラマン「雑賀」は、そのクラブで女神と呼ばれる少女「神楽」のくちづけによって
特殊な力に目覚めさせられてしまう。
そして、そのクラブの黒幕「水天宮」に利用され、母に虐待されている「神楽」を
「雑賀」が助け出す事によって、欲望と陰謀がうごめく世界に追われ翻弄される。

「神楽」の体にある、特殊な遺伝子?によって、フェチ対象と同化できる特殊能力を
手に入れた人=ユーフォリアになった人々が、雑賀と神楽を追ってくるんだけど
それらが、なんとも気味悪いんだわ~。
ゴムだったり歯医者さんだっり蜘蛛だったりダイヤモンドだったり…。
もう何これ!って感じなんだけど、2人はなんとかくぐり抜けていくのです。

雑賀は、カメラを被写体に向けて撮ると、被写体を爆発させてしまう能力を身につけてしまい
写真が撮れなくなってしまったのだけど、「それが彼の欲望だった」という。
つまり、被写体を殺したかったのだと。。。。
けれど彼はそのままでは、本当に撮りたいと思った被写体「神楽」を撮れない。

また「神楽」にはある病気があって、このままではやがて死んでしまう事がわかる。
そして一番の黒幕「水天宮」は天王州グループを乗っ取る事が目的ではなく
本当の目的は、彼の人生を狂わせた日本の用人への復習と日本経済の崩壊だった。

ラストのほうかなり盛り上がりましたよ。
戦場で死にそうだった「雑賀」を助けたのが実は「水天宮」だった事がわかった上で
やはり二人は決着を付けなければならず、その決着シーンがね。
かなり酷い事をやってきた「水天宮」だったけど、なんだかかわいそうな人でした。

でも、ちゃんと「雑賀」は「神楽」へ気持ちを告げる事ができて、
最後の最後は、ハッピーエンドでした。
よかったよかった。

「雑賀」の声の高田裕司さん、いい声でした。
それと、もともと好きな森川智之さんが、「水天宮」でした。