先週末、友人達がソフト部の忘年会に房総半島最南端の白浜に行くと言うので連れて行って戴いた。


この野島崎灯台の岩場は夕日と朝日の両方が見える絶景の岬である。が、若き日にはそのことすら見えていなかった。


【アラ還の遺言書】-房総夕日



我が青春の思い出の地、野島崎灯台。



【アラ還の遺言書】-野島崎灯台



 20代の時、仕事が嫌で嫌で自己逃避にこの地まで来たことがある。岩場にしばらく佇み、この房総半島最南端、野島崎灯台の海を波を見ながら行く先を考えた。



【アラ還の遺言書】-房総最南端



 しかし、当初のネガティブな考えはことごとくこの海・波に洗われ、嫌な苦手な仕事でも自分が耐えることで家族・家庭が保たれるならば続けよう…と決意したのであった。



あれから35年。当時は鬱蒼と草木が繁っていたが、今ではすっかり公園化され、若いカップルのデートスポットになっている。



【アラ還の遺言書】-房総朝日1



一番高い岩場にベンチが置かれ、若いカップルが御来光を楽しんでいた。



【アラ還の遺言書】-房総朝日2



私が近づくと、足音が聴こえたのか、カップルは降りて宿に向かって行った。邪魔をしてしまったようだ。


二人が楽しんでいたベンチに一人座り、朝日を眺めながらしばし当時を懐かしく振り返った。



このような、朝日と夕日が見られる房総半島最南端,野島崎灯台の絶景の岬に、ネガティブな考えは相応しくない。



ピンチを乗り越えてきた今だから、つくづくそう想えるのであろう。(感謝)