大学で児童学を学び、「人間関係を円滑にする力とは…」を卒論のテーマとしていた私がいました。発達心理学ではなく、教育学を専門にしている先生のゼミを選択した事もあって、私が求めていた方向では無い結論で以て大学生活が終わってしまいました😳

 その後、教育産業系の会社で営業職に就いたり、幼稚園と小学校で臨時講師として子どもと関わる環境に身を置きながら、私のテーマは未解決のままでした。
 
 結婚し自身の子育てに突入したのですが…我が子が遺伝したかの様に、人間関係を楽しめていないように感じて、どうして…どうしたら…と悩みながらも、年子の二人の子育てに負われる私がいました。
 
 中学生の息子が人間関係にストレスを感じて不登校気味になった事をきっかけに、色々な本を読みながら自身の子育てを振り返りました。「これだ❗」と辿り着いた世界がありました。

「愛着障害」

 学生時代に聞き覚えのある、「愛着」の言葉。頭では、生まれてから3歳ぐらいまでに出来る愛着関係が重要なんだと分かっていたつもりでした。「三つ子の魂百まで」と言う言葉を意識しながらも、どうしたら良いのか分からずに無我夢中で過ぎた幼児期でした。

 愛着障害にはタイプが色々あって、詳しく見ていくと、息子はとらわれ回避型、娘は不安型…愛着に傷を抱えたまま成長中である事を知りました。そしてそれは、母親の私自身が、不安型の愛着障害をバリバリに抱えながら育児をして来た事にも起因していたんだ…だから遺伝したかの様に…😨

 愛着の傷を癒す。つまりは、先ずは自分自身の愛着の傷を癒し、安定した愛着のべースを築く。これが、私が長年追い求めたテーマの答えなんだとの確信に至ったのです。愛着障害の本を何冊もひたすら読み返し、私自身の愛着のバケツを意識した時、かつては不安型だったバケツが今は安定型のバケツに姿を変えて来た事も同時に意識し、希望が見えたのです。

 遺伝子は変えられない。血液型も変えれない。でも、愛着の型は変えられる。安定型になった私が自分を信じて、子に関わって行けば必ず😣

「三つ子の魂は百まで」って言われる程に、その後の人生を左右する重大事項。だからこそ、私の人生をかけた我が子のバケツの安定化を日々実践中💕