小学1年生の時、私は30回学校を欠席しました。今で言ったら不登校にカウントされる子どもでした。たまにお腹が痛いと嘘をついて休みたがる私を、叱る事もなく休ませてくれたのが母でした。褒められる事も叱られる事もない。楽だけど、私の事なんて関心ないのかなって、かまってちゃんの私がいました。

 息子が中学1~2年にかけて不登校気味に。思春期の彼なりの自己主張であったんだと今は感じます。でも、当時の私は不安な心で彼を追いつめ、エネルギーを奪い、家庭は大波乱、拗らせ9ヶ月の苦しい日々が続きました。過干渉の子離れ出来ない母でした。それでも息子は中学3年を皆勤で登校し、高校生になりました。

 ちょっと寂しいけど、認めてもらいながら乗り越えた私。ウザイほど構われ、心配されて乗り超えた息子。その違いは大きい。けれど、どちらにも確かにあったのは親心。親になり貯まり始めるバケツがあるんだね。