先日、15年連れ添った妻から離婚したいと言われた。


その理由というのは…

「私が死にたいと言った時にあなたは私がかけて欲しかった言葉とは違うことを言ってきた。

その後も何回か言ったけど、やっぱり私がかけて欲しい言葉はなかった。

だから、今は他の人に相談している。男にも女にも。でも男の人が多い。

別に恋愛感情とか体の関係は無いけど、その人達はLINEだけど私を慰めてくれる。

でもあなたはよくLINEしてる私に浮気してるの?というけど、この相談も浮気なのかな?と思ったら、どうしても引け目を感じてしまうから、それなら離婚して気兼ねなく相談したい。」


昔から「死にたい」「消え去りたい」「私がいなくてもどうでもいい」といった感情があったということは結婚前から言っていた。

結婚生活でも最初は

「私が死んだら良い人見つけてね」

とか、

「私こんなだから、浮気してもいいからね」

と言っていたが、なんで妻と結婚したのかをその都度伝えていた。

しばらくするとそんなことを言うことはほとんどなくなり、自分は「そういう思いが減ってきたのかな?それなら良かったな」と思っていた。

その時は実際そうだったんだろう。


状況が変わったのは長男を産んでから。

1歳半から保育園に預けて妻も仕事に行くようになった。

その職場である日精神的に参ってしまうことがあり、やはり「死にたい」という思いが強くなったとのこと。

でも、この時自分は妻の言い分をあまり良く聞かなかった。


というのも、そこで働き始めてから妻が職場の男等と少数で飲みに行ったり遊びに行ったりする機会が増え、毎月毎月、男数人に妻1人もしくはもしくは妻ともう一人女というメンバーで飲み会を開いていて、なんで女が圧倒的に多い職場なのに男ばかりと行くの?毎月っていうのも小さい子供がいて多くないか?と伝えていた。

妻の言い分は、「女の人はもうグループを作ってて入れない」とのこと…

もちろん納得はいかなかった。

妻とは職場結婚だが、そこも女が多い職場に後から来て、それでも公私共に中心的なポジションになっていたからだ。

だから、そんなの自分をちやほやしてくれる男と遊びたいただの言い訳だろ…と思い、その時は本気で嫌いになりかけていた。


そんな時に久しぶりにふと言われたのである。

その時の自分の心境はもちろん、「俺たちに寂しい思いや不安な思いをさせておいてそれはないんじゃないか?」だった。

だから、ろくに話を聞こうともせず、毎日を過ごしていた。


今思えば、その時に知り合った男が今の相談相手の1人だという。


「浮気してるの?」と聞いてたのも最初は本気だった。

でも後からそういうった気配は無くなってきたので、久しぶりに男とばかりLINEしてるのを見ると冗談半分で言っていた。

それでも自分の中ではあの時の罰も含めていた。

根に持つタイプなので、自分は嫌だと伝えているのになんでずっとやるのか?

それを言っても伝わらないので疑う素振りを見せることでわからせたかったのもある。


男らしくないかもしれないですが、新しく入社してくる男ともほとんど連絡先交換するのって普通ですか?

そして毎日のように連絡取り合っていたら、良い気分しますか?

もしかしたら、その時点で既に離婚だとこちらから切り出す旦那さん方もいるかもしれません。


でも俺は何故かしなかった。

やはり他の男に取られるのだけは絶対嫌だった。

それなら死んだほうが良かった。


あ、自分も昔から妻と同じような希死念慮は持っています。

今でもたまに出ますが、それでも妻のことがほんとに好きで、結婚してからは守る存在ができたということでそんなことは消え去っていました。

人はこういうことで強くなれるんです。


でも、妻は自分と結婚してもそうではなかった。

時々そうした概念に襲われては苦しんでいたのだ。

そして職場であったことで再発したことを相談されたタイミングが悪かった。

無責任なことを言ってしまえば、妻も自分の言うことを聞かず好き勝手やってたという悪いところがあったんだから、まずはそれをその時に謝っておいて欲しかった。

それがあったなら話は変わっていたかもしれない…と。

自分は「ママは死なないよ」とだけ言って過ごしていた。


もう10年以上前だ。


それから子供は3人になり、自分なりに幸せだった。

妻も元気に過ごしているし、あれからもたまに言うことはあったけれど、笑いながらだったのでそんなに重くはないと思っていた。


でもその間、妻はずっと自分を試していた。

他の男と比較しながら。


そして先日の告白。


やはり最初に思ったのは、「なんで男にばっかり行くの?」だ。自分への当てつけにしか思えなかった。

そして、その離婚後の話もしたが、

「子供もいるし今すぐにとは言わない。

でも今はそんなことを考えているから聞いて欲しかった。

仮に今すぐ離婚したとしても子供達のこととか、家の事なんかは今まで通りやりたい。

子供が大きくなるか、あなたに恋人ができたら出ていくから…」


でも自分はそんな生活は耐えられない。

こんなに自分なりにではあるし、それでも愛してきた人からそんなことを言われ、挙げ句、離婚した途端その男と頻繁に2人で会うようにもなるだろうことは容易に想像できる状況。


今までそれは無いと言っているが、離婚したとなれば相手が放っておかないはず。


だから自分は離婚して、気兼ねなく連絡を取り合い、場合によっては2人で会うための翔子を見なくてはならない…そんな事に耐えながら子供達を育てるなんてできないよ。俺が出て行く。と伝えた。


妻はその希死念慮の時以外はあなたといるのが楽しいし好きだと、あなたのことも愛していると言い、離婚後もできれば子供達が大きくなるまではそのままがいいと言っていた。


それなら離婚する意味は?

子供達に隠しながら暮らせると思うの?

大きくなる前に子供達がそれを知ったら?

俺にはそんなことしながら生活するのは無理。






でも、俺も今までのことは考えた。

本当に楽しかったし幸せだった。

妻のこと、絶対に手放したくない。


だから、まずはこれまで自分が妻にしてきたこと、無意識でもしてしまっていたことを省みた。


そうしたら翔子がこれまで言ってきた状況が次々と浮かび、感情の波が次々と押し寄せ、自然と涙が溢れた。


やっぱり手放したくない。


今からでも詫びよう。


許してくれるかわからないけど、それでもいいから今の自分の気持ちを伝えよう…


「今までどんな思いで言ってきたのかよく考えずに流していてごめん。

でも、考えて欲しい。

俺も子供もいるのに突然死にたいと言われたら、すごく悲しかった。

何度も何度も悲しくなったよ。

だから自分で触れないようにしていたのもある。

でも、翔子はもっと辛かったんだよね。

ごめんね、ちゃんと聞いてあげなくて。

これからは言いたくなったら言っていいし、むしろ俺を頼って欲しい。

翔子がどんな言葉を欲しかったのかわからないけど、とりあえず今は謝りたい。

いつかまた俺に言える時が来たら…俺も翔子を支えるから。」


それを聞いた妻は否定も肯定もしませんでした。


当然ですが、妻からは「そんなこともう今更言えないよ…」と言われ、今もその男に相談しているみたいです。


やっぱりここまで来たら大人しく離婚するしかないのかな…とも今の段階では考えています。


そして…

そうなった場合は自分が死のうと思ってます。


それほど大事な人だったのに、そんなことにしてしまって後悔しかありません。


開き直って妻を責めることができる性格ならどれだけか楽だったかもしれません。


でももう…おそらく自分の入る余地はないのでしょう。


子供達は心配だけど、両親がそんな状態で育てられても可哀想なだけだと思います。


誰にも知らせずにいなくなろうかと思ってます。




ほんの1週間程前の話で、何度かそれとなく聞き出すように話していますが、それでもこの1週間の間に何度も翔子は希死念慮に襲われているとのこと。


それは自分のことを困らせてしまったと思ったり仕事のことだったり様々のようですが、その間自分は妻からは話をされていません。


まだまだ妻から話をしてくれる時を待つしかないですが、日に日に態度が変わっていく妻と過ごすのは正直キツイし寂しいです。


それならいっそ「あなたにそんなチャンスはないから」とハッキリ言ってくれた方がマシという思いもあり、自分も今かなり死にたくなってきています。


いつまで待てばいいかは見当もつきませんが、自分の心が続く限り待ちたいと思います。


苦しいときはここに書き出すかもしれないので、バカな男の話をたまには覗きにきてやってください。

更新されなくなったら…