若かりし頃、読書といえば、ちょっと脱力系のエッセイが好きでした。古くは、北杜夫、その後、椎名誠、原田宗典、泉麻人あたりがお気に入りのラインでした。肩肘張らず、手軽に読めて、ちょっと笑える、(独立した短編の集合体なので)どこからでも読める、といったテイストが大変快かったものです。小説が本業の作家が、ヘビーなイメージの小説だけでなく、ちょっとライトなエッセイを書くこともありますね。

いつしか、こうしたエッセイを読まなくなりました。「なんか飽きちゃったな」という感覚なのですが。これ、自分が個人的に飽きたのもあるのでしょうが、社会的に、この手のエッセイが市場価値を失ってしまったというふうに見るべきではないかと感じることがあります。

原因は、言わずと知れたインターネット上のブログやSNSの普及です。今や、あの程度のエッセイなら、その辺の素人さんでも書けるようになったし(正確に言えば、書けることがわかった)、それらを日常の景色のごとく目にするようになりました。かつてお金を出して買っていたプロのエッセイと、レベルとして最早遜色ないものが、ネット上にあふれている時代になったということではないでしょうか。

小説の世界は、さすがにプロのハードルは高いのでしょうが、日常のちょっとした出来事や感じたことを、さくっと軽文に纏める程度なら、プロとアマチュアにさほど決定的なスキルレベルの差はないということだと思います。意地悪に言えば、かつてのエッセイストの連中は、その気になれば素人でも書けそうな駄文を綴って、暴利を貪っていたと見えなくもありません。

 

私もこのブログで何か発信していければと思っています。

せっかくauひかりを我が家に導入したので、ブログたくさん書きたいんです。

 

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