熊本で今日､川から100キロのマグロが獲れたそうです。見付けた人は何と幸運なことでしょうか｡
その場で解体して､通行人にも配ったそうです。たまたま通りかかった人も何と幸運なことでしょうか。
このマグロの所有権は誰に帰属するかを考えてみました。
適用されるのはこの条文です｡
☆民法第239条1項「無主物先占」
所有者のない動産は、所有の意思をもって占有することによって、その所有権を取得する。
つまり、保護の対象にはなっていない野生の鳥獣や魚介を捕まえて､「はい、これは俺のもの」と思えば、それは捕獲者の所有物になるということです。
ついでに、遡上してくる鮭は採卵して稚魚を放流している漁協のものですが､梁を越えられずに死んでしまったような場合はゴミと同じなので､誰でも持ち帰って良いそうです｡
まだ体にヌメリが付いている鮭は死んで間もないものですから､味噌焼き等で美味しく食べられます。
※なぜマグロが一匹だけで川を泳いでいたのかは、よく分かっていません｡
体長180センチ体重100キロという大マグロです。
五人がかりでようやく持ち上がりました。
道端で早速解体されました｡
