スピリチュアルカウンセラーである並木良和さんの著書。
『この世ゲーム』
ここではこの世がどのようなゲームなのかについて述べられている。
並木さん曰く、この世は
「神であることを完全に忘れて、もう一回、神であることを思い出そうゲーム」
らしい。
元々は、なんでも思うままに生み出せる〝創造主〟だった僕たちの魂は、この地球に生まれるタイミングでそのことを完全に忘れて生まれてくる。
それがルール。
そこから、この世ゲームがスタートし、全知全能の神さまが、あれもできないこれもできない、無力感・無価値観・欠乏感・孤独感・罪悪感・不信感に溺れそうになりながら生きていく。
そこから本当の自分、創造主の自分を思い出して様々な困難を乗り越えながら、まるでアニメの主人公のような感動的なストーリーを紡いでいく。
もし、本当にこの世がそういうゲームで、元々が何でも思うままにすべてが叶う創造主だとしたら?
果たして、この世ゲームの難易度はどのレベルに設定するだろうか?
何でもできる。
できないことなんてない。
せっかく地球に生まれてゲームを体験できるとしたら、きっと想像できる限り難易度MAXの設定にして、自信満々で行ってきます!といって地球に降り立つだろう。
並木さんが本で書いていることが本当だとすれば、きっと僕はそうする。
ところがどうだ?
今の僕は、目の前の現実を見て難易度の設定を間違ったと後悔している。
学生時代、真面目に勉強して、普通に大学まで行って、普通に社会人になって、必死に頑張って生きていた。
ところが、自分の人生が本当にこのままで良いのか?という小さな違和感が積み重なって、それまでのレールを降りた。
そこから、様々な体験を経て、本当の自分、創造主の自分を思い出していく。
はずだったが、どんどん真逆の奈落の底に落ちていった。
地球で生きていくのはしんどい。
こんなこと体験したいなんて1ミリも言った覚えがないようなことばかりが起きる。
脱サラしてもビジネスはうまくいかないし、気がつけば借金だらけ、ホームレスにもなったし、元々は創造主なんて嘘だろというような出来事の連続だ。
さらに、人生のどん底で奇跡的にできた彼女には浮気されて裏切られ捨てられた。
なんだこれ??
漫画のキングダムに出てくるようなクソ将軍と一緒で、俺は過去世にとんでもない悪事をやりつくしたのか?と思えるくらいに不幸の連鎖が止まらない。
並木さん?
本当にここから神であることを思い出せますか?
攻略できますか?
そんな思いにならざるを得ない。
スピリチュアルカウンセラーは宗教家みたいなもので、言葉巧みに都合良いことばかり言って、スピリチュアルが目に見えないことを良いことに、俺たち見えない側の一般人を惑わしているんじゃないのか?
と、野次を飛ばしたくなる。
が、
この並木さんと全く同じようなことをスピ系とは正反対の世界にいるようなビジネス界の方が述べている。
それが『「ザ・マネーゲーム」から脱出する法』の著者であるロバート・シャインフェルドだ。
彼の祖父は、アメリカのフォーチュン500に数えられる世界最大の人材派遣会社であるマンパワー社の創業者。
そして、彼自身もいくつもの会社を成功させた億万長者だ。
そんなビジネス界のサラブレッドのような彼が、先ほど紹介しためちゃくちゃスピリチュアル系MAXの並木さんと同じようなことを言っているから不思議なものだ。
ロバートは、並木さんよりももっとビジネスよりの表現をしている。
それは著書のタイトルにもなっている『マネーゲーム』だ。
『この世ゲーム』≒『マネーゲーム』
これを攻略するためにはどうすれば良いのか?
並木さんは、著書でこのように述べている。
「このゲームにはちゃんと攻略法がある」
「だってゲームだから」
そして、その詳しい手法についても書かれている。
一方、ロバートは、マネーゲームからの脱出には次の3つ問いに明確な答えを出さないといけないと述べている。
1.自分は何者か?
2.自分はなぜここにいるのか?
3.自分は何のために生きているのか?
まるで、あの有名な画家、ゴーギャンのような問いじゃないか。
思いっきりスピリチュアルな面から攻略しようとしても、思いっきりビジネスな面から攻略しようとしても、いずれにしても「人生の目的」「志」「使命」「天命」「魂の約束」こういった類いのものを明確にする必要があるようだ。
並木さんと、ロバート。
正反対の世界にいるかのような2人が同じような表現をされている。
これは2500年前に悟りを開いた仏陀が説いた仏教と最先端物理学が研究している量子力学の証明が、まるで同じ現象を表しているように感じられることにそっくりではないか。
もし、もし、もし、
しくじりのフルコースでボロボロになった僕が、このゲームを攻略できたとしたら?
きっと、1年後には多くの方にとって希望になるだろう。
僕は『思考は現実化しない』と思っている。
もし、本当に思考が現実化するなら僕はとっくの昔に超幸せになっている。
・夢リストも紙に書いた
・期限もつけた
・ビジョンボードも作った
・アファメーションも言いまくった
・ありがとうも言いまくった
・スピ系の塾にも行ったし
・個別のカウンセリングも受けたし
・墓参りも行ったし
・先払いの法則をやりすぎてホームレスにもなった
意識高い系のスピ系がやっていることはほぼほぼやりきった。
それでも人生は悪くなる一方だった。
『思考が現実化する』のは、人生のフェーズ2に進んだ人たちだけだ。
創造主であることを全てを忘れて生きるフェーズ1。
肉体を持った人間として四苦八苦しながら生きるフェーズ1。
自分は無力で無価値で、なんでこんな辛いことばかり経験しないといけないのか?と生きる気力が消えそうになるフェーズ1。
もし、同じような境遇の同士がいたら共に行こう!
しくじり先生として、
〝スピリチュアル〟と〝マーケティング〟
これらを駆使して、最前線を突っ走って、この現実を変えていく。
見ててくれ。
Day.4/365
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