本当の「奇跡」
■■■■■■↓↓以下、メールマガジン原文です↓↓■■■■■■
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田坂広志 「風の便り」 ふたたび 第129便
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本当の「奇跡」
ある夜、テレビを観ていると、
「インドの聖者の奇跡」と称して
不思議な映像が流されていました。
「奇跡を起こす聖者」と呼ばれるその人物は、
多くの人々の前で、小さな壺を取り出し、
壺の口を下に向け、手を入れると、
その壺の何倍もの量の砂が流れ出しました。
その迫真的な映像が伝えようとしているのは、
それが、単なる「手品」ではなく、
「奇跡」と呼ぶべき何かであるという
メッセージでした。
しかし、そのテレビを観ながら、
心に浮かんだのは、
その「奇跡」に対する驚きではなく、
一つの素朴な問いでした。
我々は、なぜ、これほどにも
「奇跡」を観たがるのだろうか。
テラスに出て、夜空を見上げると、
無数の星が輝いていました。
その星空を眺めるとき、
いつも、一つの思いが心に浮かびます。
137億年の昔に生まれた、この宇宙。
無限と思える広がりを持つ、この宇宙。
この悠久の時の流れの中で、
この広大な宇宙の片隅で、
一瞬の命と、一瞬の命が、
巡り会う。
それこそが、
本当の「奇跡」なのではないか。
なぜか、
その思いが浮かぶのです。
2004年6月7日
田坂広志
■■■■■■↑↑以上、メールマガジン原文でした↑↑■■■■■■
このメールを読んだ時、2年程前に参加した、星空見学ツアーを思い出しました。
丁度、木星が久々に接近しているという情報を友人に聞いたのがきっかけでした。
今まであまり星空や天体について興味がなかったのだけど、
天文台の望遠鏡をのぞいて、木星の大きさに驚いた。
大きく見えた木星までは、光の速さで40分くらいで到着できると聞いて、
それだったら、ともすれば生きている間に木星までいけるかも?
と思ってしまった私。
木星以外にも、普段は肉眼でみることのできない沢山の星について、
天文台の方が説明してくださった。
今肉眼で見えている星の光は、何万年、何十万年、何億年も昔の光なのだと。
それにしても、宇宙の中でのなんて小さな自分。
そんな小さな自分でありながら、自身にとって自分は一番大きな世界。
確かに、毎日毎日が、奇跡の連続だということができるのかもしれない。
もっともっと沢山の人と出会いたいな。
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田坂広志 「風の便り」 ふたたび 第129便
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本当の「奇跡」
ある夜、テレビを観ていると、
「インドの聖者の奇跡」と称して
不思議な映像が流されていました。
「奇跡を起こす聖者」と呼ばれるその人物は、
多くの人々の前で、小さな壺を取り出し、
壺の口を下に向け、手を入れると、
その壺の何倍もの量の砂が流れ出しました。
その迫真的な映像が伝えようとしているのは、
それが、単なる「手品」ではなく、
「奇跡」と呼ぶべき何かであるという
メッセージでした。
しかし、そのテレビを観ながら、
心に浮かんだのは、
その「奇跡」に対する驚きではなく、
一つの素朴な問いでした。
我々は、なぜ、これほどにも
「奇跡」を観たがるのだろうか。
テラスに出て、夜空を見上げると、
無数の星が輝いていました。
その星空を眺めるとき、
いつも、一つの思いが心に浮かびます。
137億年の昔に生まれた、この宇宙。
無限と思える広がりを持つ、この宇宙。
この悠久の時の流れの中で、
この広大な宇宙の片隅で、
一瞬の命と、一瞬の命が、
巡り会う。
それこそが、
本当の「奇跡」なのではないか。
なぜか、
その思いが浮かぶのです。
2004年6月7日
田坂広志
■■■■■■↑↑以上、メールマガジン原文でした↑↑■■■■■■
このメールを読んだ時、2年程前に参加した、星空見学ツアーを思い出しました。
丁度、木星が久々に接近しているという情報を友人に聞いたのがきっかけでした。
今まであまり星空や天体について興味がなかったのだけど、
天文台の望遠鏡をのぞいて、木星の大きさに驚いた。
大きく見えた木星までは、光の速さで40分くらいで到着できると聞いて、
それだったら、ともすれば生きている間に木星までいけるかも?
と思ってしまった私。
木星以外にも、普段は肉眼でみることのできない沢山の星について、
天文台の方が説明してくださった。
今肉眼で見えている星の光は、何万年、何十万年、何億年も昔の光なのだと。
それにしても、宇宙の中でのなんて小さな自分。
そんな小さな自分でありながら、自身にとって自分は一番大きな世界。
確かに、毎日毎日が、奇跡の連続だということができるのかもしれない。
もっともっと沢山の人と出会いたいな。
