先日アメリカの大統領選挙がありました。
思うことは多々あるのですが、まとめている時間が無くブログに書けていないのですが、本日、令和6年11月11日(月)は首班指名選挙がありましたので、今回はこれを見て思ったことを書いてみます。
今回書くことは、今、思ったことではなく、前々から考えていることなのですが、この機に書いてみます。
まずは、結果から
1回目の投票では過半数を超える人がいなかったので、1位の石破氏(221票)と2位の野田氏(151票)での決選投票となりました。
決戦選投票の結果は
石破総裁が221票。
野田代表が160票。
無効票が84票。
ということで、石破氏が総理大臣となりました。
衆議院の総数は465議席ですから過半数は233なので、過半数に達していません。
しかし、総理になることができる。
衆議院議員による選出ということもあるのですが、それよりももっと根本的な問題があるのではないかと思い、非常に違和感を感じているのです。
今回の衆院選で議席は下記となっています。
そして、今回の衆院選での投票率を見ると
投票率は53.85% 3年前を下回り戦後3番目に低く
総務省のまとめによりますと、今回の衆議院選挙の小選挙区で投票を行った人は、5593万5742人で、投票率は53.85%となり、前回・3年前の選挙を2.08ポイント下回って、戦後3番目に低くなりました。
※NHKニュース(2024年10月28日 14時37分 )より
総務省のまとめによりますと、今回の衆議院選挙の有権者数は14日現在で、男性が5034万7470人、女性が5383万1804人のあわせて、1億417万9274人で、前回3年前の選挙より144万人余り減りました。
※NHKニュース(2024年10月16日 6時06分)より
衆議院の議席数は465議席
自民党の議席は191議席(得票数は221)
衆院選挙での自民党支持率を議員の比率で見ると191/465で、約41%
今回の首班指名選挙での
得票数221票、これは全議席数465票の約47.5%
衆院選の投票率が53.8%で、そのうちの47.5%、すなわち、有権者の25.6%の支持で総理になっているとも言えると思う。
違う見方でも見てみると、与党(最大政党)の総裁が首相になる可能性が最も高く、例外はあるもののほぼそうなることを考えたとき、現在最大政党の総裁は、その党の党員が決めるわけで、国民が決めるわけではありません。
今回の場合、自民党総裁選をみてみると
まず、自民党の党員数は109万1075人です。
※昨年の自民党員数3万3688人減少、登録締め切り時期の政治資金問題発覚が痛手に2024/03/12 18:23
この記事によれば、自民党の党員数は109万1075人。これは有権者数(1億417万9274人)の≒1.05%。そのうちの≒52%の支持で総裁になっています。
すなわち、有権者のわずか0.55%の支持に過ぎません。
自民党総裁選2024(自民党HPより)

投票率が低いというコトもありますが、なぜ、低いのか。
そこも問題ですし、
衆議院の小選挙もそうですが、根本的に問題があるのではないかと思います。
選挙制度、議会制度含め政治体制そもものを考え直す時期に来ているのではないかと強く感じます。
