激闘の末に・・・ | イチナナサンイチロク-母が骨髄異形成症候群になった日-

イチナナサンイチロク-母が骨髄異形成症候群になった日-

2017年3月16日、母が60歳で骨髄異形成症候群と診断された日をブログタイトルにしました。発症してから日が浅いので、治療はこれからですが、母が完治に至るまでの経緯を記録として残したいと強く願い、書こうと思いました。

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5月11日(木)。

その日は特に電話がかかってくることもなく・・・
普段通り、仕事に打ち込めた。

旦那は『次は俺の番(脱血処置)か・・・』
と、若干憂鬱そうである(笑)

私の血液で肺炎回復が望めなかった場合、
声がかかるだろう…ということで、
いつになるかわからないが、しばし待機をしてもらうようだ。

夕方、仕事を済ませて母のもとへ。

私『おかーさん!来たよー!!具合はどう!?』
母『・・・・・、・・・・・!』

母は目をパッチリ開けていた!
何か言いたげに、管が邪魔そうな感じで舌が動いていた(笑)
心配かけまいと『大丈夫!』のアピールを必死でしているのだろう。
しかし時折、眉間にシワが寄ることがあった。
麻酔がいつから切れたかわからないが、管の挿管で苦しいのだろう。。。

母『・・・、・・・・、・・・・・・!』
私『わかった!わかったから(笑)あまり動くと苦しくなるよ( *´艸`)』
母『・・・・、・・・・っ』
私『よかったぁ、元気そうで^^でも、血圧はまだ低めやなぁ・・・』
母『・・・・?・・・・、・・・!』
私『そうやね、少しずつ回復してるもんね!この調子で頑張ろうね』
母『・・・(うんうん、とうなずき、目を閉じた)

目を見開いたり、うなずいたり、目をきょろきょろしたり・・・
手を握ってあげると、握り返しはできないが、ピクピクと動いていた。

看護師さんが入室してきた。

看護師『失礼します。しっきぃさん、こんばんわ^^』
私『こんばんわ^^いつもありがとうございます!』
看護師『今日のお昼の面会のお話では、マルトフィリア(肺炎)をほぼ撃退できたようですよ。とても心配されてましたもんね、いい結果になって本当に良かったですね!』
私『・・・・わぁ・・・・・っ』

思わず母を見た。
目を少し開けて、こちらを見ていた。
どのくらい私の顔が見えてるのかわからないから・・・、
顔を近づけ、おかーさんの耳元で肺炎がほぼ治ってることを話した。

母『・・・・・・・・・・。』

母の目に、涙が沢山あふれていた。
鼻もひくひくしている(笑)
私もつられて泣いてしまった。。。

看護師『あたたかいタオルで、お顔を拭いてあげてください(*^^*)』

タオルを受け取り、母の涙をぬぐってあげた。
あたたかくて気持ちよいのだろう。
顔がほころんでるように見えた。

顔を含め全身がむくみ、肌は薬の副作用で大量の発疹、ただれ、ひびわれ・・・
毛も抜け始めている。目が赤く充血している。
暴れないように、手足は固定され、抑制剤を投与され・・・・

クチには人工呼吸器であるチューブを喉の奥まで挿管。
強制的に酸素供給を施されつつ、
尚且つ、片側の鼻からチューブを挿管。
胃を傷つけないように直接濃度の濃ゆい栄養剤を入れている。
栄養を入れないと、回復するチカラが出ないのだ・・・・。

激闘の末、致死率が高いといわれていた
『マルトフィリア』に見事打ち勝てた母。
肺のレントゲンを見せてもらったが、
真っ白だった肺がほぼ真っ黒の状態。
CRP(炎症数値)も『5』まで下がっていた!

そして母の血小板と、白血球は・・・・

血小板『9000』→『45000』UP!
白血球『15』→『3800』UP!!



やったやった!!
YATTA--!!(∩´∀`)∩


明日はいよいよ母の姉たちが奄美大島から上京してくる。
対面が本当に楽しみだ( *´艸`)♪♪♪

ちなみに・・・・
旦那が気にかけていた脱血処置は、
弟と私の血液により肺炎を撃退し、
母自身の白血球、血小板数値は徐々に上昇してきているので、
白血球弐号機(旦那)の出動は不要となりました(。-∀-)w