自己紹介


 今から1年ほど前、仕事の帰りに事故に遭って救急搬送されることになりました。
 事故というものの、事故に遭った自覚はなく、自分では何があったのか分りませんでした。

 

 たまたま仕事が早めに終わって、心地良い4月の夕方で、まだ明るいうちに帰宅するのはもったいない…ふと立ち寄ったバーで、黒ビールのグラスを口に運んで通りを眺めながら1杯2杯と飲み始めていきなり倒れたのでした。

 脳卒中…脳内出血といわれるやつでした。
 わけのわからないうちに店のマスターが呼んでくれた救急車に担ぎ込まれて、ああ…大袈裟な騒ぎにせずともいいのに…床に転がったまま、ぼんやりとそう思ったのをおぼろげに覚えています。

 それからというもの、私の身の上に起こったこと、続いて起こったことは、1年も過きた物事も今でもおぼろけで自分の事とは思えない。

 何も彼もぼんやりと認識する始末です。

 

 救急搬送で担ぎ込まれた急性期病院に続いて、一般病院に転院させてもらって半年後、昨年11月に退院…
 退院とはいうもの治療とは程遠く、在宅で延々と続くリハビリ生活が待っていました。

 左手と左脚、左手の方は完全な麻痺、頭がぼんやりとしているのは高次脳機能障害らしいもの?らしい、その他、講音障害に依る発語障害、嚥下障害等オーラルフレイル、口元の不自由さ満点でした。

 このブログはたおれてから1年経って、その相変らず変わり映えしないリハビリ生活の中身を伝えたものです。