マイルームに戻ると、足元に銀髪のロリッ子が寝転がっていた。








「…………………どうしたんですか、白さん」




とりあえず尋ねてみる。




声をかけられて初めて気が付いたのか、白四季さんはこちらに背中を向けた体勢のまま、ちょこっとだけ顔を上げる。




そして見るからに億劫そうにこちらを見上げ、
ふいっとまた背中を向けて寝そべってしまった。




「可愛いですね、写真撮って良いですか」




「………………やめて。」




力ない抵抗だった。




「傷心中みたいなんです。そっとしておいてあげてくださいな」




とは、居間みたいな雰囲気を醸し出してるマイルームの左のお部屋の方から現れた、オリジナルの四季さん。いらしたんですか。




手に持っているお盆に乗っているのは、お茶だろうか。湯飲みが二つしかない辺り、どうやら白四季さんと自分の分だったのだろうけど。




彼女はお部屋の中央に手に持っていたお盆を置いて、その後部屋の隅から座布団を三枚引っ張ってきて、二枚を適当に敷く。
それから残した一枚を持って、白四季さんの前にしゃがんで肩をポンポン。




ほーらっ、せめて座布団の上でお休みなさい。
顔に畳の後ついても可愛くない…………いやそれ可愛いか???」




「あなたまで何を言ってるの………」




白四季さんは、はぁ、とため息をつきながら座布団を受け取り、
どうも、と一応のお礼を言いながらその上にこてんと頭を乗っけた。




「可愛いです。」




「あざといです。」




「……………………………黙って……。」




ツンデレは良い文明




しかし可愛いとかあざといとかはさておいて、いつもクールにしてるつもりな白四季さんのこの様子はさすがにおかしい。
傷心中とのことだったが、いったい何があったというのか。
とりあえず座布団に腰を下ろしつつ、お茶を頂く片手間に話を聞いてみても良いだろうか。




「あたかも興味なさげに言うのやめてくれない?
…………その。あれよ。
勝てないのよ、あれに。」




「grindaさんの可愛さは別の領域に突入していますからね。並の可愛さでは太刀打ちできないのは事実です。
ですが安心してください。白四季さんは四季ーずの中でも人気上位のあざと可愛いツンデレ担当。
背もちっちゃければ胸もでっかいし、属性の多さでなら負けは滅多にありません。
つまり土俵の違いであって、銀髪中二エセツンデレのケモミミロリ巨乳にもそれはそれで十分需要が
何の話してるのねぇやめて!?」




ついにガバッと身体を起こした白四季さん。おはようございます。




「あ、はいおはようございます。
じゃなくて、ファレグよファレグ!
あいつに勝てなかったことを嘆いているの!」




ようやっと説明してくれた白四季さん。。


だけどなるほど、ファレグさんときたか。
それはキャラを作って一週間のストーリーとか全然進めてない新人アークスな私にはフォローもアドバイスも出来ない話題だ。




「私も予想外でしたけどねー。白四季さんならタイマンでぼろ雑巾にされることはないと思ってたのですけど。」




と言いながら白四季さんの近くに座布団を引っ張ってきて、そこに腰を下ろす四季さん。
あの、ぼろ雑巾とまでは言ってないです。。。




「私だって予想外だったわ…………。
いっそ弓使ってやろうかと思っちゃうくらいには追い詰められたわよ…………」




「いえ、使って良いんですよサブGuさん」




「嫌よ、私刀使いだもの。持ってるのドスだけど




これである。ならどうしてサブはGuなのか、とか聞こうものなら機嫌を損ねてしまうので黙っておくとして。
しかし白四季さんがファレグに勝てないというのは私もちょっと驚いた。
というのも白四季さんは、四季家のレベリングが済んでいる6人の中で、ソロ系のクエストを一番安定してクリア出来る人なのだ。


ソロ花でも独極でもそう。その手の頑張る系のクエストではいつも優秀な成績(当家比)を弾き出していた彼女なのだが、それが勝てないとはどういうことなのか。それほどにファレグさんは強かったということか。




「……申し上げにくいのですけど、Te/Foでクリアしました……」




「まぁ。おめでとうございます。
じゃあつまり、問題は火力と時間ではないと?」




私と四季さんの視線が、同時に白四季さんに向く。




彼女は、うっ、と一度後ずさるように身を引いたが、こほん、と咳払いをしてから、




「…………そうよ。被弾よ。火力は足りてるわよ、それが悪い?」




むすっとした顔でそう答えた。




「あー、そういえばグリ何とかさんって方が星1カタナでクリアされてたみたいですね。
見て参考になさったらどうです?」




「見たわよ、拝見しました。
私の普段の火力が彼の星1カタナを少しでも上回ったことにはちょっと感動したけど、被弾したときのダメージの差を見て絶望したわよ。
なんなのあれ。なんで私与えてるダメージが星1刀とほぼ同じなのに受けてるダメージが二倍なの?打撃防御200違うんですけどなんなのあれ???
こちとら後半戦の横蹴り一発で1.5人分殺されるんだっていうの!
行き帰り突進(今命名)一発で9割削られるっていうのよ!つまり初めをジャストガード失敗して普通にガードしちゃうと帰りで死ぬの!!
うわ………私の防御力、低すぎ………?




何だろう、今日の白四季さんノリがいい




「姫さんこれはノリがいいんじゃなくて自棄って言うんです。。。
はーいはい、とにかくお茶でも飲んで落ち着きなさいませね?お疲れの時には素直にころんと横になって。小休止も効率ですよ。」




そっと私と彼女の前にそれぞれ湯呑みを差し出す四季さん。
こちらはこちらで何やら落ち着いていて不気味なのだけど。




「とにかく慣れなきゃ……………。
行き帰り突進と横蹴りがガードめくられやすいのはもう解ったんだから、あれだけステップでよければうまくいくはず…………無被弾狙える…………むしろ狙うしかないもの、一撃なんだし…………ブツブツ………」




「いいからもう寝てなさいと」



















はい。



というわけでファレグ行ってきましたよ!!




















何か仰いました?←





ファレグさん「(´・ω・`)」













まぁマロナーはノーカウントとして。。。


Te/Foでクリアしましたよ!










ランクはBですが。






ファレグ戦は、まず小手調べみたいな前半戦と、本気モード?の後半戦に分かれています。
ちなみに武器や属性に耐性が付くのは後半に突入したときのみっぽいです。


またテクニック以外では属性耐性はつかない模様。
近接や射撃職の方は光属性の物しか持ってない方も多いでしょうから、その配慮でしょうか。





四季の場合は、前半戦はタリスに耐性を付けてほしくないのでウォンドでギフォイエ連打、
→後半戦はタリスでPPコンバートとかを活用しながらイルバータ!という感じでやりました。




7発目のフィニッシュだけ威力を出せるようにチャージして、それ以外はノンチャージでぽんぽん掠めるだけのフィニッシュ頼み戦法。
ちなみにフィニッシュ一発12万です。うわ……私の火力、低すぎ……?←





問題はそれをどれだけ決めさせてくれるかなので、タイムはファレグさんとの兼ね合いというか、ぶっちゃけファレグさんの動き次第な所がありますね。。。
大人しくしていてくれれば簡単安心、誰でもできます初心者歓迎明るい雰囲気の職場なんですが。
なるほどつまりブラックなんですね、解らねぇ。





そして↑の茶番でも申し上げました通り、白四季さんでクリアできません……。




まーファレグさんの攻撃力が高すぎますね……。。。というか防御力が低いのか。
白四季さんの打撃防御約1500、HP1082。
闇四季が1900近かったような気がするので、んー確かに?低すぎ??なのかな???




でもでも、一撃の威力はついにgrindaさんの星1カタナを越えたんですよ!!←
19500と20000の差でしたが。
実際にはチームツリーのレベル差とかユニットの差もありますし、同じ条件ならもっと詰められるのでしょうけど………、
ん?同じ条件って、星1カタナと比較してる時点でおかしな話なんですがそれは。











↑ちなみに耐性ですが、アンガみたいにごっそりダメージを削られる訳ではないようです。
多分普段の2/3くらいは出るんじゃないでしょうか?




武器一本でも問題はないですが、出来れば前半戦をサブ武器で、後半をメインの火力が出る武器で挑むと良いかもですね。





ファレグさん戦は、体力がない代わりに攻撃力がふざけてて、得手不得手あるもののどんな職でもチャンスはあるのかなって感想でした。




属性に特化してないテクターのテクニックでやれてるわけですからね、それより火力がないって方は少ないでしょうし。。




皆様も是非挑戦してみてください!






それではこれにて!
本日もよいアークスライフを。

















おまけ




















デウスグラーシア撃破!










ご一緒して下さいました、リプルさん、grindaさん、野良猫さん、ありがとうございました!!




この時はなんか余計に緊張しちゃって、わたわたあわあわPP切らしてさぁ大変!って感じでした………。。。




grindaさんが動画に残されたそうですが、ご覧になってもあんまり四季が何してるかとかは身ないでください、泣いてしまいます←