「常々疑問だったのですが。」




マイルーム、居間(的な雰囲気を醸してる左のお部屋)にて。


皆でコーヒーを飲みながらゆったりのほほんしてる休憩タイム。テーブルを挟んで私の正面に座る彼女はこほん、と咳払いなんかしてから私たちを一瞥し、




「…………あの。何故私はここにいるのでしょう?」




困惑、という文字を体現したような顔で、ニトクリスさんはそんなことを言うのであった。




四季「そこはほら頭から伸びてるその素敵なウサ耳を見て『あっケモミミ仲間だ』って思っちゃったと申しますか」




ニトクリス「ふ、不敬者!というか、これはケモミミなどではありません!……い、 いえ、ここでFate的なお話をするのは控えますがっ。」




はい、そうしていただけると四季も助かりますFateファンとしてはかなりにわかなので設定とかよく解りませんし。。。




私はコーヒーカップを口元まで運び、その中の黒い液体を軽く一口だけ喉に通す。




ふぅ、と一息。


それから目線で彼女にも手元のコーヒーを促してみる。




彼女は少しの間キョトンとしていたが、すぐにふっと頬の力を抜いて、




「ありがとう」




そう言って自分の分のコーヒーを一口だけ口に含み、苦い顔をした。




猫四季「確かにニトクリスさんがいらした時点でネタ切れかと思いきや、次に来たのが私ですからね……。。
で、でも私はニトクリスさんがいてくれて感謝してますよ。ここの面子、ちょっとフリーダム過ぎて




とは、私の隣に座っている純和風にして四季ファイブの良心こと猫四季。
いえ、どちらかというと四季ーズなんてものをこれ以上増やすこともないかなーと思っていただけなんですけどね?




幼女「四季ーズとかひどいネーミングですね。野良猫さんも仰ってたことですし、四季ナインではいけなかったんですか?」




白四季「まだナインいないから。いやそれはどっちでもいいんだけど、それ私も入ってるのなら抜いてくださらない?」




相変わらず白みの混ざったコーヒーをちょびちょび飲みながら各々の意見を自由に表明する幼女&白四季。


ちなみに少し離れた所でメカ四季も立ったままコーヒーぐびぐび飲んでいるけど、彼女は彼女で相変わらず言葉を発することをしない。




ニトクリスさんは皆さんが順に喋るのを目で追っていたが、言葉が切れると、はぁ、という実にわざとっぽいため息を漏らした。




四季「まぁまぁ、よいではございませんか。ファラオはででーんと構えて、クロトオーダーとピエトロのキャンディ貰えるオーダーを毎週ペットに命令してくださればそれで私達の関係はウィンウィンです。
それに、ご主人様のサブキャラのオジマンディアス様もいらっしゃいますでしょう?」




ニトクリス「……あなたからは私の嫌いな臭いがしますね。一度限り温情をもって許しますが、ナイルの川に流されたくなければ、今のような発言は控えるように。」




うっ。。何と冗談の通じないお方。。。




白四季「身内で喧嘩しないでよね、恥ずかしいったら。」




「あなたが言いますか?」




あっ、そっぽ向いた。。。




白四季「そ、それはともかく!私はニトクリスより猫四季の方がどうかと思うの!
刀も弓も私が使うのよ、それなのに何でブレイバー被せてくるの!
素直にBo/Huで二刀流だけしてればいいものを、サブブレイバーとか余計にお金が飛んで火力が落ちるだけじゃない!」




猫四季「そ、それはそっちも同じじゃありませんか、サブGuに火力どうこうはいわれたくありません!というか弓あんまり使ってないじゃないですか!
そんなこと言って器用さを失った私をカラッと揚げる気なんでしょう!?ラッピーみたいに!ラッピーみたいに!!




幼女「決め台詞詰め込みたいのはわかりますけど無理しすぎです、何が言いたいかというとサブハンターこそ至高。
つまりこの謎のケモミミ幼女こそ最強の四季だってはっきりわかんだね!」




四季「よく解らないネットスラング使うのやめてくださいねー。。あとあなたはまずマッシブハンターとオートメイト辺りを振ってから出直してこられますように。」




「メインハンターだって少しは……」




ニトクリス「メカさん?えっと、このコップは……おかわり、ですか?私に?ありがとうございます。」




メカ四季「(無言&無表情)」




……なんでしょう、このフリーダムを通り越してカオスな感じ……。。。
あとメカさん、何故ニトクリスさんにだけおかわりを用意した?






と、猫四季と睨み合ってた白四季が、ふと我に返ったとでも言うようにはっと顔を上げた。




それから周りをキョロキョロ見渡す。
が、さらに疑問が深まったのか、何かに困ったように眉をひそめてしまっている。




猫四季「……あの、どうしました?」




そう猫四季さん尋ねると、彼女は困った顔のまま私と猫四季さんを交互に見て、こう言った。




白四季「……あの。今のピンクの文字、誰?






えっ。



















次回に続くかも!!←