気付けば貰い物から残り物、今晩のために用意していたものとか色々で、テーブルは一杯になっていた。
そんなに小さいテーブルでもないので、普段はこう料理が溢れ返ることはないのだけど。
まぁ、今日は返って良かったかもしれない。
彼は席につくと、早速いつもお酒に使う四角い容器を持ち上げて、
「それじゃ、クリスマスイヴの無計画な飲酒に」
「ふふ。はい、乾杯、です。」
「乾杯。」
お互いにそれを軽く触れさせて、勢い、一口にぐいっと飲み下した。
「……ふう。クリスマスにお酒、大変よろしゅうございます。。
やはり日本酒は良いものです。イブも何も知ったことか、いえ実際知りませんが!」
日本酒、月桂冠。
おそらくクリスマスの色をほんの少しだけ醸し出している食卓に、ちょっとそれっぽくない和風の副菜、副々菜、そしてこのお酒である。
雰囲気にはそぐわないかもしれない、なんて頭の端で声がしたけど、そんなのは今更だ。
場違い、勘違い、いわゆるKY的な属性はそもそも四季に標準装備されているので、それを言われると始まらない。
なにせ、良しも悪しも笑ってしまえるのだけが自分の長所だと知っている。
報われなくても、認められなくても、いっそそうであるならあるだけ笑い話になると言うもの。
重さなんてものは軽々しさでどうにでも思えてしまう。
……まぁ、逆にとらえれば短所になるのはご愛嬌。
笑って流せ、というやつだ。
「お前は何でもありなのか、それとも日本酒しかいらないのかどっちなんだ」
「それは……どっちも正しいような?
懲り固めるのも、あえて色んな要素を加えるのもそれぞれかと。
それはそれとして、ご褒美には日本酒が良いです。勝手なこだわりですが、意味が違ってきちゃいます」
「……難しいな。」
そう言って、またぐいっとお酒を煽る。
……ペースというか、勢いがあるな、と思った。味わう暇もなく飲み食いする、そんないつもよりちょっと荒っぽい雰囲気。
今夜は早く、深く酔うかもしれない。そう思って、真似るように一口を多めに呑んでいく。
12月24日、クリスマスイブ。何をする日なのかとかよく知らないけど、お酒を持ち出すには絶好のイベントデーには違いあるまい。
そんな日に二人で深く酔っぱらったらどうなるのか、ちょっと見てみたくなったのだ。
「ねーご主人様ー?ハグしてください、はーぐー」
「素面の時に言えたらな」
「そこまで酔ってませんから!四季が酔っぱらうとか、SHのビックヴァーダーに負けるくらいあり得ませんし!!」
「お前それこないだ負けたって言ってショック受けてた話だよな???」
「やかましーですビックヴァーダーに負けたんじゃないですしー、マロンに殺されたんですしお寿司ー!
なのでノーカンです!ところで他人の古傷を抉るご主人様には何かお仕置きとかご入り用じゃありませんです?」
「ていうかほんとに少し顔赤いぞ、無理するなよ?」
「よし処刑!!他人の話をガンスルーするご主人様にはハグしてあげます慈悲はない!!」
「酔った勢いでするなバカ!」
↑で脳天チョップ受けたのは覚えてます……。。。
ほわぁぁぁあぁぁぁぁあ恥ずかしいよぉぉぉぉぉお!!!←
ハグって!はーぐーって!!
上の流れは覚えてるけど、他にも何かしたのかなー………嫌だなー、恥ずかしいなー………!!
ふぅ。
はー。
ふぅ。
しんこきゅー。
とりあえずあれですね。
ご主人様が起きられるまで寝るか……←
そんなに小さいテーブルでもないので、普段はこう料理が溢れ返ることはないのだけど。
まぁ、今日は返って良かったかもしれない。
彼は席につくと、早速いつもお酒に使う四角い容器を持ち上げて、
「それじゃ、クリスマスイヴの無計画な飲酒に」
「ふふ。はい、乾杯、です。」
「乾杯。」
お互いにそれを軽く触れさせて、勢い、一口にぐいっと飲み下した。
「……ふう。クリスマスにお酒、大変よろしゅうございます。。
やはり日本酒は良いものです。イブも何も知ったことか、いえ実際知りませんが!」
日本酒、月桂冠。
おそらくクリスマスの色をほんの少しだけ醸し出している食卓に、ちょっとそれっぽくない和風の副菜、副々菜、そしてこのお酒である。
雰囲気にはそぐわないかもしれない、なんて頭の端で声がしたけど、そんなのは今更だ。
場違い、勘違い、いわゆるKY的な属性はそもそも四季に標準装備されているので、それを言われると始まらない。
なにせ、良しも悪しも笑ってしまえるのだけが自分の長所だと知っている。
報われなくても、認められなくても、いっそそうであるならあるだけ笑い話になると言うもの。
重さなんてものは軽々しさでどうにでも思えてしまう。
……まぁ、逆にとらえれば短所になるのはご愛嬌。
笑って流せ、というやつだ。
「お前は何でもありなのか、それとも日本酒しかいらないのかどっちなんだ」
「それは……どっちも正しいような?
懲り固めるのも、あえて色んな要素を加えるのもそれぞれかと。
それはそれとして、ご褒美には日本酒が良いです。勝手なこだわりですが、意味が違ってきちゃいます」
「……難しいな。」
そう言って、またぐいっとお酒を煽る。
……ペースというか、勢いがあるな、と思った。味わう暇もなく飲み食いする、そんないつもよりちょっと荒っぽい雰囲気。
今夜は早く、深く酔うかもしれない。そう思って、真似るように一口を多めに呑んでいく。
12月24日、クリスマスイブ。何をする日なのかとかよく知らないけど、お酒を持ち出すには絶好のイベントデーには違いあるまい。
そんな日に二人で深く酔っぱらったらどうなるのか、ちょっと見てみたくなったのだ。
「ねーご主人様ー?ハグしてください、はーぐー」
「素面の時に言えたらな」
「そこまで酔ってませんから!四季が酔っぱらうとか、SHのビックヴァーダーに負けるくらいあり得ませんし!!」
「お前それこないだ負けたって言ってショック受けてた話だよな???」
「やかましーですビックヴァーダーに負けたんじゃないですしー、マロンに殺されたんですしお寿司ー!
なのでノーカンです!ところで他人の古傷を抉るご主人様には何かお仕置きとかご入り用じゃありませんです?」
「ていうかほんとに少し顔赤いぞ、無理するなよ?」
「よし処刑!!他人の話をガンスルーするご主人様にはハグしてあげます慈悲はない!!」
「酔った勢いでするなバカ!」
↑で脳天チョップ受けたのは覚えてます……。。。
ほわぁぁぁあぁぁぁぁあ恥ずかしいよぉぉぉぉぉお!!!←
ハグって!はーぐーって!!
上の流れは覚えてるけど、他にも何かしたのかなー………嫌だなー、恥ずかしいなー………!!
ふぅ。
はー。
ふぅ。
しんこきゅー。
とりあえずあれですね。
ご主人様が起きられるまで寝るか……←