時代は変わり続けています。

 

特にここ数年、変化の速度が上がっているように思えます。

 

現在世の中を騒がせている

・ビッグ〇ーターと損〇ジャパンの事件

・ジャ〇ーズの事件

 

詳しい内容は知りませんが、どちらもこれまで発覚してこなかった事実が告発により発覚し、広く社会に知られる事態になっています。

 

そう、これからは全てが告発される可能性があるということです。

 

私は肯定も否定もしません。

 

これまでの日本には忖度が渦巻き、「暗黙の了解」や「弱き者の我慢」により成り立っていた物が多かったと思います。

 

特に上下関係が厳しく上司部下、先輩後輩、元請け下請け等、強い立場の者が弱い立場の者をいいように支配し、弱い立場の者が我慢をするというケースが当たり前の状態であった(今もそう)と思います。

 

ところが現在は個人が情報発信できる時代。

 

いわば、スマートフォンを持った国民全員がフライデーの記者という状況です。

 

サラリーマンである私の身近な例で言うと、違法労働の強制、パワハラ、モラハラ、セクハラ、アルハラ、マタハラ等、ほんの10年前までは全て当たり前に存在していました。

 

若手だった私は「これが社会というものか、我慢して学ばなくては」とメンタルを崩す寸前まで我慢をして乗り切ってきました。

 

そして「それらの辛い経験があったから今がある」とさえ思っている自分がいます。

 

確かに私が成長してこれた大きな要素に「理不尽に耐えてきたこと」があげられます。

 

私がここまでこれた最大の理由は「理不尽に耐えて成長してきたから」と言えるのも事実です。

 

もし全ての理不尽に対して「納得いかねー!ふざけんなこの野郎!」と相手に殴りかかっていたとしたら、今のポジションには間違いなくいません。

 

好きなことだけ、好きなだけやっていたとしたら、今の収入は得られていないでしょう。

 

しかし私たちの世代の”その感覚”が最大の問題でもあります。

 

「自分たちが耐えてきたのだから、今の若手も同じ我慢が必要だ」と考えてしまいがちです。

 

要はその辛い経験を「スポーツでいうところの基礎練習」のように思ってしまっているフシがあるビジネスパーソンが多いのではないしょうか。

 

だからこそ、ある一定以上の世代は「俺たちの時代は・・・」とか「昔はそんなの当たりまえだったんだけどなぁ・・・」とか楽しそうに語るわけです。

 

それは正直、真の意味でパワハラセクハラアルハラ違法労働を悪いと思っていない、むしろその辛さを今の若手も知るべきだ、と思っていることになります。

 

 

しかし、私たちは頭を切り替えなくてはなりません。

 

時代は変わっているのです。

 

私たちの全ての行動、発言が一瞬で多くの人に拡がるのです。

 

いわば、日々の全てを全部テレビで公開されていると思っていいのです。

 

テラス〇ウスのように。

 

それに対して多くの人から批判や肯定を受けるのです。

 

 

昔のように悪いことをそのまま続けること不可能な時代です。

 

あの超大手である損保ジャパンでさえ、一瞬で社長が辞任に追い込まれるのです。

 

日本の1%である大手企業の中の、さらに1%に入るような企業の、0.001%の人が慣れる社長という神のような権限を持つ人間でさえ、判断を誤れば一瞬で立場を失うのです。

 

凄いことですよね。

 

テレビ局、マスコミを含めて誰も真実報道できないような巨大権限を持つタレント事務所も、告発により一瞬で解体的危機に陥る。

 

告発の力です。

 

SNSの発信力です。

 

そういう時代です。

 

どんなに権限がある者(上記日本最高峰の権限を誇る2者)でも、告発によって立場を失うのが現代社会です。

 

自分自身も、そういう意識を忘れず、日々過ごしていきたいと思います。

 

日常の全てをテレビで公開されていると思って過ごさなくてはなりません。

 

全て正しい選択をするよう心掛けなくてはなりません。

 

間違っても私が社会人初期に味わってきたパワハラ、違法労働等を美化したり、現代において同じような振る舞いをしてはいけません。

 

一方、上下問わず、いずれ問題化しそうな事象に対しては、自身が正しい対処をしている証拠を記録しつづけておくことも重要です。

 

私は直近の職場でひどいパワハラにあっていました。

 

時効はありますが、いつでも告発できる資料は揃えてあります。

 

使う使わないは今後次第。

 

 

最後に。

 

現在、世の中は「自分らしく過ごせばいい、頑張らなくていい」という風潮です。

 

しかし、その言葉は極めて無責任です。

 

自分らしく過ごすべく、会社を辞め、収入がなくなり貧困化する。

 

その際に、その発言者は助けてくれるのですか。

 

理不尽に耐え、辛い労働を続け、それなりの収入を得て生活をする。

 

それには程度の差はあれ、自分らしさだけでは不十分ではないでしょうか。

 

 

現実はむしろ逆で、世の中で生きていくためには(特別な才能がある人間は除く)

・言いたいことを言わずに我慢

・模範的な言動に終始

・自分がどうしたいかではなく、周りのニーズに対応した行動をとる

・上司部下顧客に対して気に入らないことがあっても全て我慢

 

・・・と、理想と現実は真逆である気がします。

 

 

話はそれましたが、今はSNSで全てがオープンにされている時代です。

 

日々の自分の行動は、その場にいる人だけではなく、全ての関係者に一瞬で知れ渡るということを常に意識する必要があります。

 

つまり、本心は出さず、模範的に振舞うべきということです。

 

 

え?私は素晴らしい人間だから全て本心で大丈夫ですって?

 

それならそれで良いと思います。

 

スマートフォンの検索履歴1週間分をプリントアウトし、新宿駅前でそれを掲げて1日立ってみてください。

 

私にはできません。