家を建てる事が目下の目標である私。

ちょこちょこ不定期に、各種メーカーの展示場にお邪魔して、情報収集をしています。

これまでは漠然と「どんな家があるんだろう・・・」「どのメーカーが良さげかな」くらいの気持ちで色々なモデルルームを見学してきました。

その為、次第に各メーカーの特徴等は分かってきました。


そして、最近ある事に気が付きました。

~これまでは漠然とどんな家があるのかを見て来たけど、自分はどんな家を建てたいのだろう~

・・・と。

・・・え?そんな当たり前の事を、今まで考えてこなかったの?と突っ込まれてしまいそうですが、はい、全く考えて来ませんでした。

まずはどんな家があるのかを知るところから始め、見聞を広めた上で、自分の家のイメージを組み立てて行こうと考えてきました。

しかし、ある程度各メーカーの特徴も掴めてきたので、さあ、これからは自分の家をイメージしていこうと思い立ったのです。

建売ではなく、せっかく注文住宅で建てるのならば、自分達の「コンセプト」や「こだわり」を十分反映させた家にしたい。

そう考えるようになりました。

これまでは「いや、こだわりとかは特になく、普通の一般的な家を一般的な金額で建てる事ができればそれでいいです・・・」

くらいに考えていましたが、それでは注文住宅で建てる意味がありません(笑)


当たり前ですが、注文住宅であれば、自分達の希望がほとんど思い通りになります。

その内容によってはコストが大きく膨らむこともありますが、そこはバランスだと思います。

一方、それがデメリットになる事もあるのだとか・・・。

自分達の思い通りに建てられる反面、失敗も多いとか。

業界では「家づくりは3回経験しなければ理想の家は建てられない」という格言まであるとか・・・。


「夢の家づくりや~」と頭の中がお花畑になっていて、間取りやデザインにばかり気がいってしまい、建ってみたら物を収納するスペースが全然足りなかったり(笑)

引っ越し後、収納するスペースが無かった段ボールがリビングに10個も積みあがっていた家庭もあるとかないとか・・・・。


思い通りに建てられる反面、信頼できる営業マンやプランナーの方とのコミュニケーションを密にして、後悔しない家づくりをしていきたいですね。




その第一歩として、まずは自分達のコンセプト・こだわりをリストアップして行きたいと思います。

これが「我が家の家づくりのキーポイント」になっていくものですので、重要です。



<コンセプト・こだわり>

・エントランスクローク

私は軽い潔癖症?なので、家の「外」と「中」をはっきり区別したいという希望があります。
家の中に入ったら、まずは手を洗って家着に着替え、初めてソファーに座ります。
電車のシート等に座ったズボンで、直接家の中のソファーやベッドに座るなど考えられません。
電車のシートには地面に座った人やアスベスト作業員の人も座っています。
そこに触れたズボンで、自分の家の「中」のソファーに座るというのは私は嫌なのです。

そんな中、例えば冬のコートや仕事で着たスーツ等を玄関からブラインドになっているエントランスクロークにハンガーでかけておく事ができれば、汚い外着で家の中に入らなくて済みます。
また、靴やキャディーバッグ、ベビーカー等もそこに入れておける。
坪単価的には「勿体ないスペース」と思えるかもしれませんが、私の性格からすると「それだけコストを投入する価値のあるスペース」という事になりそうです。

個人個人のロッカーのような形に区切れば、外出する際にそこから荷物をスッと取って出掛けられたりもします。
デッドスペースに思われるこのスペースは、意外と生活する上で不可欠なものになるかもしれません。



・広く見える長方形のLDK

「坪数は多くないのに広く見える」というのが究極です。
坪数が増えてしまうとコストが跳ね上がってしまいますからね。
コストに制限が無ければいくらでも広くしますが、私は住宅に給料の殆どを費やすという考え方には反対です。
最近は返済比率35%以上の方も多く見かけますが、もし子供が増えたり、進学したら家計が即破綻するのは目に見えています。業者はそこまで考えてくれません。今は給料が右肩上がりで安定して増えていく時代ではありません。「夢の住宅建築」という事で、頭の中がお花畑になり、業者に言われるがままに建築価格を上げていく。5年後、返済が苦しくなり、破綻する。そんな破綻予備軍が多い時代のように思えます。
私は住宅にそこまで人生の全てをつぎ込みたくありません。
適切なバランスでのコスト意識を持ち、その範囲内での最良の住宅を建てたいと考えています。

生活の中で一番多くの時間を過ごすであろうLDK。(寝ている時間は除く)
そこはやはり広々としたゆとりある空間にしたい。
数々の展示場を周る中で、キッチンから反対側の壁まで一直線にリビング全体を見渡せて、キッチンの前にダイニングテーブル、その先にソファー、テレビという配置が一番広く感じるように思えました。
予算的に20~22畳くらいが限界でしょうか。
その中で、色々なアイディア等をいただいて、くつろげる理想のLDKを作りたいと考えています。



・収納の充実

「注文住宅を建てて後悔した事ランキング1位」が「収納スペース不足」らしいです。
家の間取りを考える中で、収納って無駄に思えてしまいがちなのですかね。
「広々としたリビング」
とか
「こだわりのキッズスペース」
等にばかり気が行き、収納の事は見落としがちになるそうです。
そして段ボールを運び込んでみたら、全部入らずリビングに野積み・・・。
そんな事態は避けなくてはなりません。
私も子供が生まれて気が付きましたが、例えば5月人形の兜の箱。
めちゃくちゃデカいです。
今のアパートにはとてもじゃないけど入らないので、実家に置かせてもらってます。
今は気が付かない、「想定外の大物」が今後も発生するかもしれません。
したがって、収納スペースは十分に確保する必要があるのは間違いありません。
そこにはこだわって行きたいです。



・外壁はタイル張りで

よく「雨だれ」が目立つ住宅を目にします。
サイディングという素材だと思います。
一方、レンガ風のタイルですと、汚れが目立たないばかりか、建物全体に重厚感があります。
多少コストがかかっても、アフターメンテナンスの事を考えるならば、外壁はレンガ風タイルにしたいと考えています。見た目もカッコいいですよね。因みに屋根は瓦がいいかな。スレートだと十年後等に塗り替えが必要になりそうですし。



・母と子の勉強スペース

私の友人で、頭の良かった人はダイニングで勉強をしていました。
自分の部屋だと絶対勉強なんてしませんよね。
ダイニングで母親が家事をしながら、子供に勉強を教えられるようなスペースがあれば間違いなく子供の成績は上がりそうです。幸い、妻がとても優秀なので、まさにそういうスペースは必要かなと。
ダイニングの机で勉強するのか、はたまたキッチンの対面に椅子を置くのか、反対側にスペースを作るのか。
そのへんは色々な提案を受けてみたいと思います。
「注文住宅を建てた後の後悔」サイトで子供の学習教材やプリントの収納スペースが無く、ダイニングの机の上に散らばっているという声を目にしました。
確かにダイニングの机の上に本やチラシが積んであるお宅を見たことはありますし、うちのアパートがまさにそう。決して見栄えの良いものではありません。
勉強スペースと、プリント等の収納(建て付け)等があれば、妻も子供も安心して快適に勉強する事ができるかなと思います。



・自分の書斎

動画編集や調べ物、書き物等、集中して作業したいケースでは狭くても良いので「書斎」があると便利だと思います。自分のプライベートスペースとして、2畳でもいいのでこういったスペースは作りたいと考えています。



現状のこだわりはこのくらい。

これからどんどのアイディアが生まれてくるかもしれません。

妻の意見もできるだけ多く取り入れたい。

コストが膨らむ一方かもしれませんが、複数のメーカーでプランニングしていただき、取捨選択をしていきたいと思います。



なんだか、家づくりが楽しみになってきました(笑)