昨年度は3~4回しかラウンドに行けませんでした。

年初に「シングルになる!」という目標を立てておきながら・・・。

そんな中、夏にベストスコアである80を出し、その次のラウンドも80台前半で回れました。

「調子が良い」と感じていた中、約5ヵ月ぶりにホームコースを回ったら、なんと108回の大崩れ(笑)

グリーンが凍っていてナイスショットが跳ねてしまったり、大風が吹いていて極寒だった事を差し引いても酷過ぎる内容でした。

まあ、約5ヵ月間もゴルフをしていなかったのだから当たり前と言えば当たり前なのですが・・・。

今年はここ何年も年初目標として掲げてきた「シングルになる!」という目標を敢えて削除しました。

子供が誕生する予定ですし、子育て、妻のサポートに傾注すべき年と考えたからです。

それと同時に、仕事も昨年から中間管理職になり多忙を極めているからです。

ですが、それも「言い訳」なのかもしれません。

少ないチャンスでも、シングルになる人はなるのかもしれません。

なので、あえて「必達目標」という形にはせず、「空き時間で達成できたら良い」程度の目標として自分の心の中に留めておく事とします。


さて、今回の108回打ちの要因は様々ですが、今後も長いブランク明けにラウンドに行くような際の参考として、「何が出来て、何が出来なかったのか」という事を今回の記事に記録しておきたいと思います。


<OBは無かったが、ティーショットはソケットばかりだった>
ドライバーがまともに当たりませんでした。
大曲もしませんでしたが、ほとんどソケット。
右足を蹴り過ぎて、下半身が前に出て、上体が開き、腕が前に出る事が要因だと思います。
「ダウンスイングで腕を低い位置に下し、フェイスを返さずフェードを打つ」という事を意識して挑んだラウンドでしたが、上手くいきませんでした。

<アイアンショットもシャンクが出たり、スライスしたり、引っかかり安定しなかった>
アイアンでグリーンを捉える事が出来ませんでした。
パーオン率が0に近かった。
良いスコアを出す時はパーオン率が50%以上の時。
ショットが安定しなかった事が108の要因。

<アプローチがオーバーばかり>
グリーンが凍っていて硬かった事を差し引いても、アプローチが大オーバーばかり。
思った弾道を打ててはいるのだけど、ボールがいつものように止まらなかった。
いつもはショートばかりで反省するのですが、この日はオーバーばかり。
果敢に攻められていたと言えば聞こえは良いが、結果ボギー以上を打つこととなってしまった。
凍ったグリーンに対応できなかった。

<パットが入らなかった>
ショートパットが入る気がしなかった。
良い時は面白いように入るのに。
この日のグリーンに対応できなかった。

主な要因は以上。

総括すると、「極寒で風が強く、凍ったグリーンに対応できなかった」という一言に尽きると思う。
なので必要以上に悲観することは無いと思います。


そして約5ヵ月のブランクを開けたラウンドで一番顕著になった事は

「下半身の制御が効かない」ということ。

スイングに於ける私の悪いクセは「ダウンスイング以降、右足を早く・強く蹴り過ぎて、下半身が吹っ飛んでしまうこと」です。

下半身が浮き上がり、下半身の回転が止まり、前傾が崩れ、上体が開き、クラブが前に出て、ヒール側にミスヒット(酷いとシャンク)してしまうのが私のクセ。

この動きを抑える為に様々な事を試してきました。

しかし、たくさん練習できている時であればそれらのクセを「抑える」事は出来るのですが、ブランクが開いてしまうと、ラウンドでそのクセが「大爆発」します。

まさに今回のラウンドがそうでした。

つまり「○○を抑える」「○○しないようにスイングする」というのはブランクの開いたラウンドでは不可能だという事が分かったのです。

普段から相当練習していなくては、「○○しないようにする」というのは無理なのです。

コースに行ったら本来のクセが爆発してTHE・END。

石川遼くんでさえ「練習場で出来ている事がコースでは出来ない」とよく言っているのを耳にします。

つまり、そうなのです。


だったら逆に、クセが出る前提でラウンドに挑めばいいのです。

私の場合、これまで

・下半身をふっ飛ばさない為に、ダウンスイングで右足を強く蹴り過ぎない
・右足踵が早く浮かないようにできるだけべた足の時間を長くする
・インパクトで左足踵が浮かない(左腰がジャンプアップしないように)ように注意する
・上半身を早く開かない
・ダウンスイングに於いて、腕を低い位置に下す
・フェースが返り過ぎないようにフェースをスクエアなままフォローに出す

・・・などと意識してスイングしてきました。

それもこれも「ダウンスイングの下半身の吹っ飛び」を抑え、適切なスイングをする為です。

しかし、それをブランク明けのラウンドで実践するのは「不可能」だと分かりました。

だったら、日頃から一つの原則だけを意識して練習すればいいと思いました。

「逆転の発想」です。



それは「ダウンスイングで上半身を早く開かない事」です。

下半身が先に回転し開いても、ダウンスイングで上半身を開かないようにするのです。

その下半身と上半身の関係・連動だけを徹底するようにします。

やることが一つに絞られれば、それをラウンドで徹底するだけです。

たくさんの「○○しない」という事をラウンドで出来なくても、たった一つなら出来るでしょう。

いや、それだけは出来るように練習するのです。

上半身が早く開かないという事を守れば、下半身も早く開かなくなりますし、右足を蹴り過ぎて下半身が吹っ飛ぶこともなくなるはずです。

上半身の開きを我慢するので、自然と腕とクラブも低い位置に下りてくるはず。

ヘッドがインサイドから適切なプレーンをなぞり、インパクトでボールにパワーを伝える事ができるスイングになるはずです。



「たくさん練習やラウンドが出来ないのだから、たくさんの事をやろうとしても無理。崩壊するだけ。だったら、一つの原則だけ守ってみよう」という事です。

それで良いスコアが出るかは分かりませんが、今の練習量、ラウンド量ではそれがベストだと思うので、試してみたいと思います。