気のせいだった。黒板消しは教卓の上に落ちている。さすがに浩でも教室内に罠なんて仕掛けるわけがない。
ジョーズ「お前ら。揃いもそろってなに突っ立てるんだ」
ザ・美声・ファイナリストの称号を与えたいぐらいの美声だった。
修太「ひぃぃぃぃ!!!! ジョーズがぁぁぁぁジョーズの声がぁぁぁぁ」
とかいうセリフが廊下から聞こえた。教室のドアも開いている。修太はおばけや怪談が苦手だからな。ジョーズの声が美声になるのが怪奇現象なのかは置いといて。
優介「俺よりも美しい声……だと……。 まさか……お前は……」
渡「まさか……じゃないから! 俺たちのクラス担任以外の何物でもないから!」
瞳「そう。彼こそが美声になるねるねるねるねを発見した男、」
瞳・浩・優介「テノールのジョーズ!」
渡「いや、テノールはいらないから。 てゆうかなにこれ! どうなってるの!」
???「それについては僕が説明するよ」
to be connected____
written by 汐のクリアクォーツ