フィリップ・シャルロパン・パリゾのワイン会 | 色映みほ 幸せな人生をクリエイトするための決断サポートメッセージ

フィリップ・シャルロパン・パリゾのワイン会

そろそろ、ワインのことを書いてみようかと。そもそも12歳のころから、ビールではなくワインをなめていた生意気な小学生だったわけですが、ワインのどこに一番惹かれるかというと、色と香りからイマジネーションが広がって、豊かな気持ちになるところ。ビールや焼酎のように、酔っていい気分になることが目的ではなく、癒しの時間にどっぷり浸ることが目的。あとは、幼少のころから香りオタクだったので、小学生のときはポプリ、高校と大学では香水にはまった経緯があり、まあその流れでお酒だったら香りが楽しめるワインということなのかもしれません。ワインの香りには自然の中にあるさまざまなものを感じることができるので、このワインからはこんな香りがする、というのを自分なりに見つけるのもなかなか楽しい作業です。


ワインが好き、といっても決してうんちく系ではありません。知識があって飲むよりは、飲みながら感性をとぎすまし、後づけで知識を補充する、といったかんじ。どんなにすごいワインと言われているものでも、自分の感性にばっちりはまらないものであれば、それほど飲みたいという欲求はわいてこなかったりします(負け惜しみではなく!)


右脳でワインを楽しむ私ですが、去年の秋ごろから、たまに参加しているワイン会があります。主催者Yさんとは趣味趣向や価値観が似ていて、前世では血がつながっていたのではと思うほど(笑)。ワインへのこだわりはただものではありません。そのYさんが儲けを考えずに開催してくださるワイン会では、普通飲めないでしょ、というめちゃくちゃ希少価値の高いワインが毎回あたりまえのようにでてきます。今年はフランス、ブルゴーニュワインの作り手ごとのテーマで開催されていて、昨日はフィリップ・シャルロパン・パリゾの回。赤ワイン6本がでました。私が一番好きなジュブレ・シャンベルタン村界隈に主に畑をもっている作り手なので、次々とでてくる特級ワイン(ほとんど99年のもの)たちに悩殺状態!!特にシャンベルタンとマジ・シャンベルタンが絶品でした。


本来、ジュブレ・シャンベルタン系のワインは男性的で力強いといわれていますが、この作り手のワインはかの有名なアンリ・ジャイエに師事しただけあって、バランスがよく優雅でエレガントに仕上がっているものばかり。ダークチェリーやイチゴ、バラやスミレの香りに、土の香り。おだやかで豊かで安定感がある印象。99年でありながらタンニンはやわらかく、のどごしはビロードのよう。ワインに詳しくなくてもただただおいしい!と飲めてしまうかんじ。これが実はほんとにおいしいワインの条件なのでは、と思います。これからも時々、ワインのことを書いてみたいと思います。