診察室に入ると、医師が立っていました。
明らかに動揺しています。
医師「まー、座ってください。えー」
医師「結論から言うと、異常があったんです。血管に」
筆者「はあ」
医師「これ、椎骨動脈解離って言って血管が解離してるんです」
筆者「はあ」
医師「大変なことなんですよ!クリニックでは対応できないから、大きな病院に行ってください、紹介状書きますから」
筆者「早めに行った方がいいですよね」
医師「えっ、今救急車を呼ぶか迷っているくらいです。徒歩で来たんですか?もう自転車とか車には乗らないでください。救急車にしますか」
筆者「いや、歩いてきたのでタクシーで行きます」
医師「今、タクシー呼ぶからこのまま行ってください。おそらくそのまま入院です」
筆者「はい。。」
診察室から出ると、看護師さんに別室に呼ばれました。
看護師「血圧を測りましょう。大丈夫だからね」
看護師さんたちは、筆者の血圧を上げないようにやさしい言葉をたくさんかけてくてました。
筆者「こんなことになるなんて」
受付の人「タクシーきました。これ紹介状とデータです。」
筆者「ありがとうございました」
受付の人は、やさしい笑顔でエレベーターまで見送ってくれました。
ありがたかったです。
クリニックを出るとタクシーが待っていました。
すでに運転手さんは行き先を聞いており、タクシーは脳神経外科専門病院へと向かったのです。