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最終回の今回も、「居飛車穴熊対振り飛車」です。
先手は三間飛車から石田流に組みました。
７八金がちょっと変わった形。
四間飛車の立石流と似ていますが、
角交換をしていないところが違います。
安西先生が多用していた戦法です。
対して後手陣は何の変哲もない、ごくありふれた構え。
もう少しで穴熊が完成ですが、
先手にはここからいきなり仕掛けがあります。
第１図以下の指し手
▲７四歩 △同 歩 ▲６五歩（第２図）
▲７四歩に△同飛は、
飛車を交換して先着できるので先手有利。
ゆえに△同歩ですが、▲６五歩が味わい深い一手。
△６四銀を防ぎつつ、
４六、５七への角の飛び出しを狙いにしています。
TO BE CONTINUED…
