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第1図の後手△3三角戦法を、
横歩取り研究家の沢田多喜男氏は
“猛毒流”と呼んでいました。
先手が対策を誤ると毒気にやられ、
木っ端微塵に粉砕されるからです。
江戸時代の大橋宗英、柳雪の定跡書に
出ている手だそうですが、
プロの対局にはめったに出現しません。
これは先手に完璧に受けられると、
先に角を手放したマイナスがはっきりして、
指し難い形勢を招くからです。
しかし、アマチュア間ではしばしば採用され、
猛威を振るっているようです。
従って、先手が横歩を取るからには
“猛毒流”△3三角戦法の対策を
十分に研究しておく必要があります。
△3三角戦法の直接の狙いである
△8八角成▲同金△同飛成を防ぐには、
①▲7七角
②▲7七桂
③▲8七歩
の3つの手段があります。
初めて△3三角戦法に出合った人は、
反射的に▲7七角と打つ人が多いようです。
「角には角を」という心理的要素が働くからでしょうか。
しかし、この手は前回にご紹介した通り、
後手に最も“猛毒流”を発揮され易い局面に誘導されます。
それでは、②▲7七桂はどうでしょうか?
TO BE CONTINUED…
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