ご訪問ありがとうございます。
2回にわたって下の「問題図に必死が掛かるのか?」
を考えてきましたが今日が最終回です。
①▲2二飛と②▲3一飛を考えましたが、
いずれも必死が掛けられませんでした。
最後の手は
③▲4二飛(下図)です。
これに対し、△3一金は▲同と(第1図)まで。
また△3一銀は▲同と △2二銀▲3二銀△3一銀
▲同銀不成(第2図)で必死。
▲3二銀のところ、▲2一と △同玉▲3二銀△1一玉
▲4一飛成(第3図)でもよい。
第3図で△3一香は▲同銀成△8七角
▲3二香(第4図)まで。
第3図で△3一桂も▲同銀成△8七角▲3四桂(妙手)
△2一香(△同歩は▲3三桂まで)▲2二桂成
△同玉▲3二銀△1四歩▲2五桂(第5図)で必死。
そこで▲4二飛には△3一角と受けるのが正着。
▲3二と には△3一銀打▲4三角△3二銀
▲同角成△3一銀打(第7図)で逃れ。
▲同角成のところ▲同飛成も△3一金(第8図)
(△9一飛も可)で逃れ。
第6図で▲2一と △同玉▲4三角も△1一玉▲3二飛成
△9一飛▲8二龍△3一飛(第9図)で大丈夫。
▲3二飛成で▲3二角成は△3一銀打(第10図)
で良い。
以上のように、いろいろ迫る手はあるが
ことごとく玉方に絶妙のしのぎがあって
必死には至らない。
よって問題図は「必死が掛からない」が正解となる。
それにしても問題図のような
シンプルそのものの形から、
こんなにも広い変化が隠されているとは驚きだ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
あなたの一票でランキングが上がります。
お願い! ↓下のボタンをクリックして下さいね。
◆将棋ブログのランキングはコチラ ⇒ にほんブログ村 将棋
◆こちらのランキングも要チェック⇒ 人気ブログランキングへ