わけではありません、悪しからず笑

マニアックな検索をしていると、どんどん検索結果がマニアックになってくる
知りたい情報を得ようとすると、たまに小難しい訳の分からん論文PDFをうっかりダウンロードしてしまったり(もったいないので読むが)、6万もする専門書の販売ページやら、学生向けの教科書、ついには学生向けのテストの問題とかまで出てきた

巨匠のブログでは、長々と症例や説明を読みすすめると、「僕はこの場合このファイルを使っていますが、使い慣れたもので良いと思います」
一般向けの、こういう治療しました報告ブログじゃなかったのかー


私は一体何を目指しているのだろう…?

「このように、とても使い勝手がよく、成功率が高まる商品です」

調べたい事に関係する文章が気になり開くと、歯科材料の専門店の歯科用道具のページに飛ぶことも多く、別に購入するつもりはないが、その文章が読みたいがためにため隅々までドリルの説明を読んだりしている


大病院で治療中、先生が助手に問う
医「ここ見える?何かわかる?」
助「えーと…」
医「イスムス。こういう風になってる」
助「あ、ああー」

…知ってた
知らんで良かったことだけど、知ってたのでビックリする
(私にもイスムスがあるのか…ガッカリ)

根幹は、パッと見、1~3たまに4の入り口があり、最終的に詰めるために大きくするのだが、中身はどっこい、網目状の複雑な形をしているらしい

網目状なので枝分かれや、管と管が見えない奥で交通しており(これがイスムス)、そんな目視不可の場所に、汚染物質が取り残され、のちに猛威を振るって根っこに病気を作ってしまう

ギャーイヤーーー!それそのまま堅い銀歯でフタすんの!?

最初知った時は身が震える思いだった
しかしよく考えれば別に、自然に誰でももともとあるイスムス、私にだけある特別で残念な症例ではない

根幹治療では超音波の力で、網目状になった目の届かない箇所までしっかり洗浄し、物理的にキレイになったら次に進むようだ

いらんことを知っていたらいらん心配が増えるだけだった(同時に、どんな治療をしてもらってるかわかるので、安心材料にもなるのだが…)



昔治療した歯の中がどうなってるのかはわからない
どんな治療をされたのかも、今なら想像がつくが本当のところは不明である

根幹治療で言えるのは、治療さえしなければ、通常の元気な天然歯のなかは絶対無菌であるということ

一度でも虫歯を進行させて感染、もしくは根っこ治療をしてしまうと、感染物質の取り残しから、再度治療が必要となる可能性が高まる

再治療の根幹治療は、それでなくても低い成功率が格段にグンと下がる
とにもかくにも、神経に及ぶような大虫歯を作らないこと、これに尽きる

治療方法はどんどん進化している
材料も進化し、抜くしかなかった歯も救命できる確率があがっている

しかし、医師も患者もやはり基本が大切
どんなに進歩しようとも、それに頼りすぎることなく、基本に戻って歯を残していきたいものだ