<ROOTS 66 DON'T TRUST OVER 40>
1966年(昭和41年)丙午生まれのミュージシャン11人が集まり、(2006年)2/4と2/7にライヴイベント<ROOT 66>を行なうことが決定。それに先駆け1/11に東京・明治神宮にて厄祓いを行なった。トータス松本(ウルフルズ)、スガ シカオ、斉藤和義、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、宮田和弥(ジェット機)ら11人。彼らはみな1966年生まれで今年40歳、男性の前厄を迎えるためだ。厄祓いの後、記者会見が行なわれ、今年40歳となるアーティストがずらり。40歳らしい余裕と、40歳とは思えない若々しさで登場した。
実は、この1966年の干支が“丙午(ひのえうま)”。この年生まれの女は夫を殺すという俗信があるため出生率が低かったが、才能あるアーティストたちが生み出された年でもあったようだ。
このイベント出演者たちについてトータス松本(ウルフルズ)は「この66年生まれは(出生率が低かったため)数少ない人数のだけど、おもしろいヤツらがぎゅっと凝縮している。そして今、濃いぃのが篩にかけられて残ってる!」と語った。
してイベントについて田島貴男は「同い年の男たちがこれだけ揃うことってないよね。今はまだビミョーな空気で探り合う感じ(笑)。でも、とにかく話が合う連中で、楽しいイベントになりそう」と語り、スガ シカオは「僕はデビューが遅かったのもあって、僕がアマチュアのときにステージを観ていた人たちばかり。そのなかに自分がいるのが不思議で。だから観るのも楽しみ」と語った。
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2008年トータス松本さんのラジオにゲスト出演されROOTS 66についての話より
スガシカオ「だってさぁ田島さんってさぁ・・あ、オリジナルラブの田島貴男さんですけど。田島さんって、全然違うんだよね。人間のオーラっていうか、いるステージが。」
トータス松本「オレ、スガくんがゲストやとか言われたら、あーあの話して、この話して楽しみやな~ってなるけど、来週、田島さんが来られますって言われても、どっからどう・・・音楽の話をするべきか、“オレ、フグ飼ってんだよね。かわいんだ~”とか言ってるから、フグの話したらいいのか・・・もうわからん(笑)」
スガシカオ「オレ、AXに田島さんのライブ見に行ったんだよ。凄かったよ。突然、脈略もなくトランペット吹くんだよ。それもさぁビリージョエルの曲なんだよね。パ~パ~パラ~パ~って、で歌うのかなぁ~て思ったらイントロ吹いて終わりなんだよね。(笑)」
トータス松本「(爆笑)」
スガシカオ「なんで吹いたのかな?って思ったら、吹きたかったからだけなんだよねー。す~っごい。ステージがぜんぜん、違いすぎて・・もう・・芸術家ってこういう人の事を言うんだなって。」
トータス松本「多分、岡本太郎とかああいうステージの人の・・・・なんか、会いたなってきた。オレ、久しぶりに・・。」
スガシカオ「オレはいいわ。ライブとか見るだけでいいわ。」
トータス松本「えええええ~!(笑)」
スガシカオ「1回、ライブに来てくれたんですよ。結構、長いライブだったんだけど、「弾き語りがよかったよ。」って言ったきり、すぐ帰ってったのよね。あんまりよくなかったのかな~みたいな。気悪くしたかな~みたいな…」
トータス松本「帰った?(爆笑)田島くん・・・。オレ最後会ったのは、僕らの音楽の時かな。一緒にオレらセッションしたやつ?和義くんと?4人でやったやつ。あれが最後やね。」
スガシカオ「あ~~~あの時も凄い事件がおきたよね。みんなで歌おうっていう時に、オレが歌うからみたいになって。」
トータス松本「で、照明とか、カメラ、なおしに入りま~~~す。って言ったとたん、全然関係ない歌を歌いだしたりね。」
スガシカオ「それが、いいんだよね。なんかね。ものすごくいんだよね(笑)」
トータス松本「オレ、忘れられへんのが、ルーツの時の大阪城ホールの時に、田島くんがいよいよ本番前に衣装に着替えたやろ?その衣装がさぁ~」
スガシカオ「黒船で来たペリーみたいな格好してんの。ペリー提督みたいな。(爆笑)“た~じまくん~~~~凄いね~その服~~~~。すげぇ~な~、凄いね~”って言ったら、どう聴いたのか田島くんが、「え?凄くないよ、これ古着だよ」って。
オレ、あの時、田島さんが結構カジュアルな服着てるからオレもそれにあわせなきゃいけないと思ってカジュアルめな服を用意してたら、急にペリーさんであらわれて・・・それで出るの?!って・・・・先、ゆってよ~みたいなさぁ~(笑)」
トータス松本「そうそうそう(笑)。すっごいスガくんがえぇ~って顔になったの覚えてる。楽屋で。」
スガシカオ「すごいショックだったよ。」
トータス松本「凄いね~その服って。びっくりしてたよね。あの時2ショットでセンターステージでやらなあかんかったんよね。」
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Lucky Raccoon EXTRA (2006年)ではこのときのロングインタビューが全14ページにて掲載されていました。
「わざわざ長く残るために方向を変えようとは思わないですね」
「ちゃんと保守的になるところは保守的になって、攻撃的になるところは攻撃的になる、みたいな振り分けがちゃんとできる人が大人だと思うけど。僕はもうそうい切り替えはなしでいこうと思ってますから。」