ケアマネージャーの養成研修の為、事例聞き取りをしなければならないので、
以前、うちのデイサービスを利用されていた方の家を訪問しました。
この方は当センターの送迎エリア外だったのですが、
気に入ってくださり、タクシーで毎回お越しになっていました。
3ヶ月ほどまえ、近くにできたデイケアで送迎が可能ということで
サービスを移行された方です。
色々お話を聞いている中で、訪問介護について興味深い事を伺いました。
この方と奥様は、担当ケアマネージャーに大きな信頼をいだいており、
訪問介護を勧められて、同じ事業所のヘルパーを使っていました。
以前、担当者会議でヘルパーを使っているのを知っていたので、
その後の派遣内容はどうかな?と思い聞いてみると、今は使っていないとの事。
理由を伺うと、ヘルパーに対する不満、不信の感情があったご様子。
奥様は大変気を遣われる方で、訪問するヘルパーが16時過ぎに来る事から、
「1日働いて疲れているだろうから、甘いものを買ってあげよう」と
毎週来訪する際には、おやつ等を用意していたら、いつの間にかそれが習慣化してしまい、
ヘルパーが期待してくるようになってしまったそうです。
また導入当初キビキビ動いていたヘルパーに、
奥様が「たまには少し休んだら」といったら、以後はほとんど掃除をすることはなく、
毎回1~2時間ほど奥様と話してばかりだったとの事。
話の内容は、ヘルパーが自分の所属している事業所の悪口ばかりだったそうです。
「責任者の○○さんは給料をいくらもらっていて・・・」とか(汗)。
一般社会の常識では、お客様の前で自分の会社の悪口、文句をいうなんて、
ありえませんが、ホームヘルパーさんが派遣されている家では、しばしば聞く話でもあります。
ホームヘルパーの方を揶揄するわけではありませんが、
現在従事していらっしゃる方には、様々な方がいらっしゃいます。
常識のある方、疑ってしまう方、その他・・・。
1対1の仕事だからこそ、ヘルパー一人ひとりの資質というのが問われるのであり、
その仕事をチェックする体制、指導体制を整えなければ、
今回のお家で伺ったようなことがおきてしまうのでしょうね。
また、この様な状況について、
奥様が「この件はケアマネージャーの○○さんにはお伝えしていないんですけどね・・・」とおっしゃっていました。
信頼していて、気分を悪くさせたくないから・・・、という気持ちが言葉を抑えてしまったようです。
信頼しているからこそ、思ったこと、感じたことを素直に伝え合い、
お互いの感覚・認識のずれを修正していかなければ、よいプランは出来ませんよね。
また、ヘルパーの事業所にしても、中止された理由が分からないと、
他の利用者間でも発生しうる問題なので、サービスの質がいつまでも向上しません。
ケアマネージャーと家族の関係のあり方について、考えてしまった1日でした。