第31回「輝け!!Myリリック!!」 | スガ シカオ オフィシャルブログ コノユビトマレ Powered by Ameba

第31回「輝け!!Myリリック!!」

おハローさんです。



昨日のインタビューで、このアメブロの「かけすぎ部 」の話を聞かれて、いろいろ詳しく説明していたら、我ながらばかばかしくなってきたよw




みんな、今週もかけすぎてる~~~??





おれは、牛たたきにニンニクねぎかけすぎといた~~~!!


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というわけで、今日は第31回「輝け!!Myリリック!!」でございます。



4編あるんで、時間のある時にゆっくり読んでねー。




※ 「輝け!!Myリリック」に作品を投稿される方は、タイトルや名前など、必ずフォーマットに従って投稿してください。フォーマットに準じていないと、通常のコメントとして扱われてしまい、せっかくの力作がピックアップされません。


※ お友達で詩やポエムに興味のある方がいたら、「輝け!!Myリリック!!」教えてあげてくださいね。





では、いってみよーーー!!








「ユメ」



私にはユメがあるの


どんな家に住みたいかも
決めてるんだ


優しい旦那様をgetして


子供は2人


広いウッドデッキで
ご飯食べたり
お昼寝したり…


乗る車も決まってるの!


素敵でしょう?


今は
この夢のための準備期間


目を閉じれば
いつでもこの景色が見える


だから頑張るの!

テスト前の寝不足にだって
負けないもん


待っててね
10年後のワタシ




くうたろう 18歳 女子

ただいま浪人中…(汗)






おぉ!!新鮮!!


ここ最近、ピリピリ身につまされるリリックが多かったから、ホンワカ系が新鮮に感じる。


楽しんでリリックを書いてる感じが伝わってくるね!!


夢の生活を細かいとこまで妄想するのは楽しいし、健康にもいいらしいよww


妄想で大変な受験も乗り越えてね!!


がんばれ!






『涙星』



大好きだった祖父が
いつも言ってたこと
人は死んでしまったら
夜空の星になるんだよと
優しく教えてくれた
僕はずっと信じてた
大好きだった祖父が
死んでしまうまでは


その時はあまりにも
あっさりと前触れもなく
突然にやってきた
祖父は星にはならずに
静かに大地に還った
星はみんなの瞳に
キラキラ輝いていた


僕はそんな風に
『死』を学んだ
僕はそんな祖父を
ちょっと恨んだ
だけどやっぱり
悲しくて泣いた
僕の瞳からも
星がこぼれた
光は放たず
堕ちた大地に
小さな染みを
いくつも作った


星は今夜も輝いてる
いつか僕も話すのか
人は死んだら星になると
大切な誰かにいつか
話したりするのかな
そんな小さく優しい嘘
祖父が教えてくれた
思いやり溢れる嘘を
話したりするのかな



ねえ、おじいちゃん...



DJ:AvEL
30/MEN's




とてもロマンティックで、優しいリリックだね。


「死」っていうものを、どうゆう風に受け入れて学んできたか・・・100人に100通りのドラマがあるのかもね。


「僕の瞳からも 星がこぼれた 光は放たず 堕ちた大地に 小さな染みを いくつも作った」


この1行が、素晴らしすぎ!!泣く!!



「涙を流す」という行為が、書き方だけで、こんなにも美しくなるんだね。これぞリリック!!


いろんな経験をした大人だからこそいえる説得力ある言葉が、このリリックには沢山散りばめられてるね。








「心」


人の心は生まれたときは真っ白。
真っ白の心を染めていくのは
周りにいる人、環境、音楽…


それらに影響されて
きっと人の心には色が付いていく。


色に悪いものが無いように
人の心の色にも悪い色は無いんだと思う。
邪心や悪心はきっと
心とはまた別にみんな持っている筈。


もし邪心や悪心がなかったら
きっと今ほど世界は面白くは無いだろう


悪心があるから良心がある
悪心が無ければ存在しなかったものも
この世界にはきっと、たくさんあるから。



ひー 16歳 女







生まれてから「心」に色がついていくのを、あえて肯定していくところからはじまるリリック。


こうゆう哲学的思想みたいなことをリリックにしようとすると、どうしても理屈っぽくなるし、誤解を招かないように理論武装したくなっちゃう。


でも、そうなるともうリリックではなくエッセイに近いんだよね。


ひーさんの作品は、ちょうどその中間くらいに感じたよ。


せっかくいいところに着目したんだから、もっとわがままに自由に書いてもよかったかもね・・・。


ここでみんなにいつも言ってるけど、リリックには書いちゃいけないこともないし、正解なんか書く必要まったくない。


伝えたいという気持ちにわがままに書いてみよう!!





「まなつ」



例えば真夏のお昼過ぎ
照り返す太陽と
ジワジワ鳴く蝉
人通りの少ない裏路地で
嫌んなるくらい
のんびり歩く


例えば真夏の夕方に
沈みかけの太陽と
じめじめした空気
煙草の香りの風で
涙が出そうになること
世界が涙を含んで見える
揺らぐと崩れてしまいそう


ひいていく汗に
冷えていく頬に
とめどない想いが滲んで
孤独を知った


坂道の先には何があったの
描いた虹は嘘だったの
書いた手紙は置いてきた
何処に向かって自転車漕ぐの


切らした息で喉が痛い
かいた汗で気持ち悪い
焦った想いで涙が滲む
脳が痺れて動かない
こんな真夏に
こんな真昼に


坂道の先には何があったの
描いた虹は嘘だったの
書いた手紙は置いてきた
何処に向かって自転車漕ぐの


まとわりつく空気が痛い
渇いた喉が気持ち悪い
潰れた想いで涙が滲む
こんな真夏に
こんな真昼に


何処に向かって自転車漕ぐの




りり
17歳

夏って気だるくて好き






わ!!すっごい表現力だ!!


気だるい夏の夕暮れの情景が、頭の中に呼び起されるね。


音、温度、空気、色・・・五感をとてもバランスよく言葉にできてるよ!!




ただ、時制のバランスがちょっと悪いかな。


一つのリリックの中に「夕方」と「真昼」「お昼過ぎ」と出てくると、読み手が混乱しちゃうかもね。


あと唐突に出てくる「孤独」が、どんな孤独なのかがもうちょっと伝わらないと、後半息切れしちゃうね。

  

表現力はとてもあるから、次はそんなことに注意しながら書いてみてね!!


きっと、すごいのできるよ!!





というわけで、第31回「輝け!!Myリリック!」でした~~~~!!



ほんならね~