「輝け~~~~!!!!Myリリック」第9シリーズ、その2 | スガ シカオ オフィシャルブログ コノユビトマレ Powered by Ameba

「輝け~~~~!!!!Myリリック」第9シリーズ、その2







お待たせしました===!!!!

















「輝け~~~~~!!!Myリリック!!」第9シリーズその2







 『嘘』



またひとつ 今日もひとつ
嘘をついてしまいました


君についた嘘 これで何個め?


君に嫌われたくなくて
君に笑われたくなくて


ついつい 格好いい嘘ついちゃうんです


ごめんなさい って心で呟きながら
まぁいいか ってまたズルくなる


ホントはありのままの心 知って欲しいのに


ホントはありのままの姿 見て欲しいのに


君の気をひきたくて
君を振り向かせたくて


ついつい 小さな嘘重ねちゃうんです



でも最近さすがに心が傷んで


今日ひとつだけ ホントのこと言いました


明日もひとつ ホントのこと言おうかな


でもやっぱり良く見られたいから


ついつい また嘘をついちゃうんです


ひとつ増やして
ひとつ減らして


ふたつ増えても
ひとつ減らすだけ



最近鏡を見ると思うんです
自分の存在が嘘くさい


積み重ねた嘘で
ホントの自分がわからない


だから…
もう君には会わないよ
ホントの自分見失わないうちに


もう君を想ったりしない
この雨が止んだら さよならするよ



窓の外には 立入禁止の空き地
呑気そうに野良猫たちが 昼寝をしてる…





(ちー 19才 女)







ピュアで、言葉の一つ一つがとても愛おしくなるリリックですね。



あのね、子供ってね、3~4歳くらいからウソをつくことを学ぶんだって。



人間はウソをつかなくては生きていけない生物で、他人とのコミュニケーションとか生きていくための知恵とかよりも、ずっと早い段階の3~4歳でウソをつくことを、まず覚えるらしいです。


それって、考えてみたら恐ろしいことだよね・・・・だって、犬とかサルとか絶対ウソつかないし・・・・。



でもさ、そのウソに自分自身が押しつぶされちゃうこともあるわけです。


それは悲しいことだけど、しょうがないことでもあるのかなって、ちーさんのリリックを読んで思いました。


人間なんて、きっとあまりにも不完全な生き物なんだね。


ピュアなリリックの中に、根源的な人間の「業」みたいな意味が隠されてたりして、とても考えさせられました・・・。









「あの娘と」



気になるあの娘と 楽しいことしたい
2組のあの娘と 楽しいことしたい
映画観たり 食事したり プリクラ撮ったり
他にも色々したいけど 
やっぱりあの娘とエッチなことがしたい


だけど僕は聞いてしまったんだ
2組のあの娘は経験済みだって


そんなのウソだ あの純粋な娘がそんなこと
そんなこと そんなことするはずない


だってこの間も 笑って僕に手を振ってくれたじゃん
さっきだってメールで他愛ない話いっぱいしたじゃん


そんな訳ない そんな訳ない
言い聞かせるようにその言葉だけが脳内ループ


あんなにかわいいのに 僕よりも大人だなんて


縮んだと思ってた二人の距離が 一瞬で広がった様な深夜1時


勝手に気まずくなって 話かけられなくなるかもしれないな






紫陽花 16歳 高2 男








ちょっとビックリなんだけど、全く同じ内容のリリックをニューアルバムで書いたんだよね。

怖いくらい似てるんだ。


「軽蔑」って曲なんだけど・・・・紫陽花くん、聞き比べてみて!!



純愛の濃度が濃くなりすぎて、純愛からどんどん離れてしまうこの感覚は、男にしかわからないのかなぁ・・・。



だけど同じようなことを考えてる人がいてくれて、おれはマジでちょっと救われました。笑









「いのち」


ぽよん


ぷしゅー


ぽよん


ぷしゅー


いきている


ぽよん


ぷしゅー


ぽよん


ぷしゅー


きもちいい


ぽよん


ぷしゅー


ぽよん


ぷしゅー


つづいてく


ぽよん


ぷしゅー


ぽよん


ぷしゅー


いきていく





ファジー







ちょっとNHKの「みんなのうた」のテイストを感じるリリックですね、


とてもおもしろいです。



文脈とかつじつまじゃなく、谷川俊太郎的な言葉遊びのような楽しさ+シュールさ+わらべ歌な個性あふれる作品ですね。


ところで、みなさんは「ぽよん ぷしゅー」に、何を感じますか??


ぼくは風船を感じました。


この擬音に、何を感じるかがこのリリックの面白さなんだよね・・・。








私はふとんの中で呟いた



人は何故
朝に学校行かなきゃ
いけないんだろう


いつもより12時間ずらして
学校に行くのも
なかなか楽しいと思う



夜の7時に晩御飯食べて


夜の8時半にみんなと会って


夜の退屈な授業を受けて


昼休みは...夜食かな


夜の3時に終礼


放課後は昼まで遊ぶんだ


みんなでわいわい楽しいなら
真っ暗な夜も怖くないよね



お母さんの起こす声が聞こえる


無理なもんは無理か



私はこころの中で呟いた




ナル
16歳 女








イマジネーション豊かなおもしろい世界観だね。


おもしろいけど、よく考えたら・・・・ちょっと不気味だよね・・・・夜中の学校とか。



夜の闇には、何か得体の知れない不思議な恐怖というか、人間が本能的に恐れている「何か」が絶対的にあって、その不気味な「何か」と牧歌的な昼休みとか放課後の風景が交じり合って、なんともいえないナルさんワールドが出来上がっているんですね。



真夜中の学校で授業をするのはいいけど、一人でトイレにはいきたくないなぁ・・・・。笑








というわけで、第9シリーズでした!!



みなさん、ありがとう!!!