中高年ならではの資格:「サービス介助士」 | 中高年(50才代、60才代)あるいは定年後に取得したい資格取得、通信講座とは

中高年ならではの資格:「サービス介助士」



「サービス介助士」は、NPO法人 日本ケアフィットサービス協会が実施する民間資格です。

サービス介助士とは?
かたく言えば
サービス介助士とは、心のバリアフリーを目指した意識改革や、
お年寄りや体の不自由な人に対する「おもてなしの心」と「介助技術」を身につけるための資格です。

つまり
お年寄りや体の不自由な人を介助するための技術や方法について、学び
いざ必要なときに、適切な介助を行う人です。

「サービス介助士」はこのための必要な知識と実技を学び、
実技の最終日に行われる試験に合格することによって得られる資格です。


十分元気ではあるが、外出時やショッピングのときに多少のサポートを必要とするような高齢者や障害者の方を街中などで見かけることは、珍しくありませんね。




資格は2級・準2級・3級・そして開講予定の4級が用意されていますが、
基本的には2級を目指すのがよさそうです。

サービス介助士2級は、6ヶ月間の自宅学習と課題提出による通信教育を受講後、
2日間の実技教習(計12時間)を受け、さらに最終日の検定試験に合格することによって取得できます。

なお実技教習においては、高齢者の疑似体験・車いすの操作・視覚障害者の介助方法などを学びます。


合格後は認定証が発行されます。3年に一度、資格の更新が必要です。


資格を持っている社員がいる企業数も、すでに約650社に達しているとのことです。

受験者の年齢層もサービス業等に従事する20・30代歳代から福祉関連や市役所など公的機関に勤める40~50歳代までと、きわめて幅広くなっています。


最近では、金融・流通・不動産・ホテル業界など、接客サービスがかなめとなる業種でその差別化・競争力の強化を行うため、企業が社員教育に取り入れるべく団体受験の動きも拡がっているようです。

また地域の高齢化・福祉対策の一環として、サービス介助士の技術・資格をもったボランティアを増やそうと試みる自治体もでてきており、取得しやすいながらも実用性の高い資格として注目しておきたいところです。


その他情報
難易度は? : ★★☆☆☆(やや易しい)。合格率は85~95%。
サービス介助士検定制度を取りいれる企業や団体などが増えています。
就職は? : ホテルなどのサービス産業、旅行会社、ボランティア施設など。高齢社会の現在、有資格者のニーズが求められており、必要性はますます高まっています。
仕事内容は? : ホテルなどに訪れた高齢者や障害者の迎え入れや、移動などのサポートなどを行います。

受講資格

年齢、性別など制限なしですが、NPO法人日本ケアフィットサービス協会が認定する
講座・実技講習会を修了し、実技教習最後の検定試験をパスしなくてはいけません。
受講内容
●2級
□通信過程カリキュラム(~6ヶ月)

①サービス介助の基本理念、②高齢者社会の理解、③高齢の方への理解、
④障害のある方への理解、⑤バリアフリーサービスの基礎知識、
⑥ホスピタリティーマインドと接遇技術、⑦具体的介助技術、⑧地域社会への貢献、
⑨超高齢社会を迎えての法規等の凡例
□実技教習過程カリキュラム(6ヶ月)

①オリエンテーション、②ディスカッション、③高齢者疑似体験、
④ディスカッション(体験の感想等)、⑤ジェロントロジー、
⑥ホスピタリティーマインド・接遇訓練、⑦車椅子操作方法・演習・移乗訓練、
⑧聴覚障害の方への介助、⑨歩行に支障がある方への介助、
⑩視覚障害の方への介助・演習、⑪盲導犬・聴導犬・介助犬、
⑫ユニバーサルデザイン・共用品、⑬車椅子操作と手引きの実技チェック、
⑭総合ロールプレイ、⑮まとめ
□検定試験

2日目の最後に検定試験を実施
●準2級
□通信過程カリキュラム(~6ヶ月)

①サービス介助士の基本理念、②ホスピタリティ・マインド、③ノーマライゼーション、
④高齢社会の理解、⑤高齢者への理解と介助、⑥障がい者への理解と介助、
⑦障がい者の自立支援、⑧サービス介助士の接遇、⑨関連法規
□課題提出(100問/3択)
□検定試験(50問/2択)
●3級
□通信過程カリキュラム(~6ヶ月)

①今までの自分を振り返る、②将来の自分を考える、③「死」を考えてみる、
④おもてなしの心とは、⑤言葉づかいと身だしなみ、⑥介助の心がまえ、
⑦さまざまな障がい、⑧視覚障がい者を理解する、⑨聴覚障がい者を理解する、
⑩車いす使用者を理解する、⑪知的障がい者を理解する、⑫高齢者を理解する、
⑬自分の住む社会に目を向ける、⑭住みやすい社会にするために、
⑮身体障害者補助犬法を理解する
□課題提出(50問/○×式)
□スクーリング(6時間)
□検定試験(50問/○×式)
●4級
□通信過程カリキュラム(授業開始~10間以上)


サービス介助士4級(キッズ・ケアフィッター)の資格を取得するためには、NPO法人日本ケアフィットサービス協会が主催・認定する「サービス介助士4級検定取得講座」を小学校内の授業に導入し、準2級の資格を持つ教員による指導のもと、受講する必要があります。

①「ありがとう」の気持ち、②あいさつをしよう、③高齢な人を知ろう、
④車いすを使う人を知ろう、⑤目の不自由な人を知ろう、⑥耳の不自由な人を知ろう、
⑦妊婦さんを知ろう、⑧知的に障がいのある人を知ろう、⑨便利な物を知ろう、
⑩補助犬を知ろう、⑪いろいろなマークを知ろう、
⑫キッズ・ケアフィッターになろう
□課題提出(50問/○×式)
□スクーリング(6時間)
□検定試験(50問/○×式)
願書申込み受付期間

随時
願書申込み受付期間

随時
受講日程

随時
受講地
●2級

実技教習は連続した2日間で開催されます。
実技教習は東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、高松、福岡、那覇で実施。
受講料
●2級(講習)・・・・39,900円
●準2級・・・・21,000円
●3級・・・・別途お打ち合わせ
●4級・・・・テキスト代 1,050円(税込)、受検料 2,100円(税込)
合格発表日

検定後、10日以内
受講申込・問合せ

日本ケアフィットサービス協会 03-5361-6080又は、0120-0610-64(フリーダイヤル)