70代の父の誕生日に兄と一緒にTOYOTAの自動車に後付けできる踏み間違い加速抑制システムをプレゼントしました。


踏み間違い加速抑制装置とは

 今乗っている自動車にあとからつけることができる装置です。


機能は以下の3つです。

①障害物への衝突被害軽減をサポートする

万が一誤ってアクセルを強く踏んでしまったときに加速を抑制し、衝突被害を軽減する


②バックで速度が出すぎないようにサボートする

後退時にアクセルを強く踏みすぎてしまったときに、加速を抑制する


③低速走行時の急加速回避をサポートする

低速走行(前進)時に急アクセルを踏んでしまったとき、加速を抑制する



システムを勧めたときの父の反応

父は私が生まれる前からずっと自動車を運転しています。田舎はひとりに車1台が当たり前の世界です。公共の交通手段が発展しておらず、自動車を運転できないとどこにも行けません。

ニュースでも高齢者の事故が多く報道され、父も歳を重ねてきているため、家族としてできることを考えていました。

最初は踏み間違い加速抑制システムをプレゼントするっていったら、年寄り扱いするな~とか機嫌が悪くなるかなぁとちょっと心配していました。伝えてみた結果は、自分のプレゼントにそんなお金をかけるんじゃない!的なことは言っていましたが、息子や娘たちの心配する気持ちも伝わったようで、素直に『はい!つけます』と言って話が進みましたニコニコ



システムの価格

父は2010年式のプリウスに乗っています。

踏み間違い加速抑制システムを取り付けできる車種に含まれていました。よかった!

問い合わせると朝にあずければ夕方には作業は終了できるとのこと。

父の自動車は工賃含め費用は75000円でした。兄と半分ずつ出しました。残念ながらサポカー補助金には間に合いませんでした悲しい

サポカー補助金に間に合わなかったからと少し値引きしてくれたようです。車種や店舗で違いがあるかもしれません。



運転操作の変化

設置後の運転操作については、父が言うには『今までと同じ!』とのことでした。

操作のしにくさなどはまったくないそうです。


見た目の変化

ダッシュボードの右側に警報表示機が取り付けられたことと、



前後のバンパーに黒い小さな丸形のセンサーがふたつずつつきました。



父はまったく気にならないとのことです。



店員さんからの説明

あくまでも停止する機能ではないということを説明されました。ブレーキ機能はなく、クリープで移動するそうです。加速を抑制するが自動で停止する機能はないということです。

システムを過信せず、必ずドライバーが責任をもって周囲の状況を把握し、安全運転を心がける必要があるとのことでした。


もう自動車を新しく購入する予定はなく、あと数年でドライバーを卒業する予定の父には、なにもしないより、もしものとき加速されない、被害を小さくできる装置を後付けできることは本人、家族にとってありがたいことでした。踏み間違い加速抑制システムをつけたからと安心せず、子どもの立場から父や母の様子を見守って、免許を返納するときが来たら、外出のサポートに徹していきたいと思います。

私自身もドライバーとして改めて安全運転を心がけようとおもいました。