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ようへいの戯言

◆ 大切にしている 盆栽やサボテンといった植物関連の日誌

日頃の盆栽手入れや盆栽仕立てのお礼にと

盆栽をプレゼントされた

ただしくは盆栽素材といったところか



こちらとしてはあくまで趣味の一環で

不慣れな盆栽作業の貴重な経験材料として

技術面の向上と盆栽の知識を得るのが目的なので

大切に管理してきた盆栽や盆栽素材を一時的に預かり

その時に自分ができる最大限の技術と配慮で

少しでも評価される盆栽に仕立てようとしているので

特にお金を貰ったりするつもりも一切なく

いい具合の盆栽が仕上がると個人的にとても嬉しいし

喜んでもらえればなお嬉しいと考えている


せっかく好意でいただいた盆栽なので

これから大切に管理して創り込んでみたいが

説明を聞くと黒松の盆栽素材で

三河黒松という品種らしい


入手時に色々と聞いてもらえたようで

この盆栽素材の個体は

種から育てられた実生の三河黒松で

樹齢10年の時点で販売に出され

今現在は樹齢11年目と生々しい状況まで教えてもらった


幹をかなり曲げ地表近辺ではわせる将来的な樹形を意識し

ある程度幹を太く成長させてから不要と判断された上部を切断し

将来の土台として残る幹を事前にある程度太らせてあり

本当に準備された盆栽素材の三河黒松らしい


たしかに盆栽経験がまだまだ未熟ながら

この盆栽素材を見た時に感じた

成長具合の違和感に説明がつく


実際の今の根元近辺の幹の太さの割には全体の長さは短く

うまく成長点は止めているようで

一見するとそれっぽいがかなり人工的であり

おそらく10年程の黒松の樹だとぱっと見で判断したが

そこそこの樹齢のはずなのに

樹齢数年程度の苗木に近い妙な若々しさというか

未熟さが感じられるアンバランス感

つまりはここからじっくりと盆栽を創り込んでください

という本格的な中〜上級者向けの盆栽素材だと判断した


黒松の中〜長期の成長具合はまだ経験不足で把握しておらず

長い目で考えて盆栽の構想を練る力が試されており

当然ながら中〜長期の盆栽管理力も同時に求められる


色々な角度からじっくりと丁寧に観察して

個人的に感じるこの樹の面白みというか個性を探してみるが

成長を見込んだ将来性の発掘力や発想力が自分への課題になる

















以前に鉢を交換して以来

お気に入り度が増して一軍入りした

石化檜盆栽 笑乃木

の本日の様子


普段の夜の鑑賞時の視線の角度での本日の画像



本日の表の画像



本日の裏の画像



本日の右側面の画像



本日の左側面の画像



本日の真上からの画像



本日の葉の状態の画像


ところどころにある黄緑色の葉は

成長して育った新しい葉だと思われる



あまり変化を感じにくい石化檜だが
お気に入りの盆栽として管理して
じっくりと目にする機会が多いと
こういった僅かな変化でも普通に気づくことができる


なんだかんだで1番のお気に入りの盆栽

五葉松盆栽 自由人

毎晩 日替わりながら

盆栽の眺めてはお酒を飲んで鑑賞している


昨日の夕方に短期間の針金掛けを外し

更に見栄えを良くするために

葉を少しそろえるために

気になった箇所を短くカットした


以前はカット後の葉焼けを気にして

葉を切ることをためらったりしたが

大丈夫そうなので切ることにした


成長を望んだ多肥多水での盆栽管理なので

五葉松の葉が長くなってしまうのも

個人的に納得して育ててはいるが

夕方以降に定期的に水やりをすると

五葉松は葉が長くなる傾向があるらしい


本日の五葉松 自由人

普段鑑賞している視線の角度での本日の様子



入手後に慣れないながら面白おかしく

不器用ながら剪定して整えた

懐かしいあの日の五葉松盆栽 自由人 を再貼付け

ブログはこういうことが出来るので非常に便利だと思う




本日の表の画像


葉の成長もあるが

植え込み角度を少し変えただけでも

見比べると雰囲気がかなり異なり

背筋よくしっかり直立した姿勢になって

元気の良さを自然に感じさせる



本日の裏の画像



本日の右側面の画像



本日の左側面の画像



本日の真上からの画像


今後の枝流れの展開を考えるのに

とても大切な画像になるが

表の右側の枝の飛び出しが

個人的に少し気になりだしてはいる



将来的に想定している盆栽の全体のサイズを意識し
奥行きやボリュームをしっかり考えながらも
枝葉の広がりの展開を考え
樹形をどのように整え
そして維持しながら盆栽として創り込むのか

自由人の作品名に名前負けしない
樹そのものの自由な成長の姿と
個人的な遊び心と楽しむ姿勢を忘れないように
この五葉松盆栽に向き合っていきたいと思っている


完全室内での盆栽管理を目指し

鑑賞しながらもじっくり観察し

室内での管理をどうすれば良いのか考えつつ

盆栽として創り込んでいる五葉松盆栽


当然ながら目にする機会も多く

この樹の持ち味をどう活かせるのかを

悩み考える機会も多くなる


最初に預かった際に個人的に感じたのは

葉のすき具合や方向性の感じない枝流れから

盆栽として自由な感じだと評価してもいいのだが

酷評を言えばまとまりがない

そして見どころがあまり感じられず

作品として見た場合に

焦点が定まらないと個人的に感じた




まとめて言えば

自由感は表現できているが

見どころがハッキリせずまとまりがない

といった評価になっている


はじめに盆栽全体を見て

合っていないと感じた盆栽鉢を交換し

隠れていた根張りの良さを出すため

室内管理での優位点である温度管理の良さから

盆栽鉢内に浅く地中に植え込むことで

根の芸を見せ場にした

当然ながら鉢内での位置や樹の傾きは

根に焦点を当てて考えて植え込むことになった


しばらく管理して様子を見ながら鑑賞すると

やはり全体的にまとまりがないので

一旦全ての針金掛けの針金を外し

基礎の枝流れをつけるための

粗掛けの針金掛けを行った


本日の表の画像



本日の裏の画像



表の根の芸の焦点を当て鑑賞した画像


粗掛けの針金が多く目に入り

今は枝に視線が流れてしまうので騒がしく感じる



個人的には

裏の幹の流れに面白みを感じており

裏を表にするとどうだろう

などと考える時もあったりする



創り直し
専門用語では通称で立て直しとも言われるが
せっかく難しい完全室内での管理を目指し
目につくので盆栽の鑑賞の機会が増えるのだから
そこそこ評価のある盆栽に仕立てたいと思っている


花のシーズン以外は

とにかく手入れに徹している

梅盆栽仕立て 思いのまま


とても元気な樹なので成長著しく

盆栽仕立てとして維持したいので

かなり細かく剪定を繰り返し

不要枝や徒長枝を作らないように

かなり丁寧に管理している


葉が多く枝も将来的に剪定する可能性が高いが

大切な記録として本日の様子を残しておくことにする


本日の表の画像



本日の裏の画像



本日の右側面の画像



本日の左側面の画像



表を根元から見上げた画像


大木感を意識した盆栽仕立てを考えており

普段の状態では観る角度ではないが

作品の個人的な感情面として大切な構図として造っている



生い茂ってはいるが

本日の葉の様子



植え込み角度や鉢内での位置
植え込みの深さにもこだわって
ずっと以前に鉢交換を含む植え替えをしているので
今後も継続的に観察記録的なブログを書いて
樹の管理に役立てたいと考えている