さて、前回は私が2回目の受験のときに使用したテキストの全てを書きました。

一応これだけで合格できたわけですが、その中でも基準点突破及び合格には欠かせなかったと思うテキストがあります。

 

それは、【うかる!司法書士 必出3300選】(以下、本書)(ド定番ですグッド!

 

独学では使用している方も多いかもしれませんね。私個人的な感想としては、本書の内容をしっかり理解できるようになれば、択一の基準点を超えることはそこまで難しくないかなと思います。現に直前期はほとんど本書しか使用していません。ただ私の場合は調査士試験の時からノートを作る勉強法を実践していましたので、実際はテキストよりもノート中心です。

それでも本書がなければ合格はなかったと思っています。

 

本書の良い所は、2つあります。

 

一つ目は、図や表が多用されていることです。

司法書士試験のような覚えることがとても多い試験は、最初は図や表から覚えることも有効だと思います。特に会社法のように一つの論点でかなり細かい違いがあるようなものは、字面だけで覚えるのは至難です。もちろん最終的には内容を理解しないといけないのですが、図や表で書いてある位置などを覚えて、そこからなぜそのような結論になるのかを記憶・理解していくことも有効です。

 

二つ目は、範囲が絶妙だということです。

本書は、【必出】という題名になっていますが、Aランクの知識よりも少し広い範囲がカバーされています。ここに載っている内容よりもさらに広いと、恐らく本試験では必要のない知識まで覚えることになりますが、この範囲であれば、余分な知識はなく必要最低限プラスアルファぐらいになります。

 

一つ注意点がありますが、本書は要点をまとめた物になります。なので、本書とオートマやリアリスティックなどの基本書を組み合わさなければなりません。要点をまとめた本書を読んで、基本書で理由付けをして理解していくという流れです。

 

ただ私としては初学者でも本書から始めるのはアリだと思います。

その理由としては、本書に記載されている量だけを覚えて、理解できるようになれば基準点を突破できると思うからです。(この覚えて理解できるようになるにはある程度時間を要します汗

 

それと基本書についてですが、オートマにしてもリアリスティックにしても、民法のテキストだけでかなりのページ数があります。そこで臆してしまうとなかなか次に進めないと思うんですよね。

 

だから初めに本書からスタートして、試験範囲の全体を俯瞰する。

そうすれば、自ずとどのペースで勉強を進めていかなければならないかが分かります。そこから始めてみてもいいのではないでしょうか。

もちろん直前期にも使えますのでグッド!

 

 

 

 

(なぜかAmazonでは酷評されてます…笑あせる