『さぁ、ショータイムだ…』2 (にのあい) | 静かな夜に

『さぁ、ショータイムだ…』2 (にのあい)

素人が書いたにのあい妄想小説です

BLの意味がわからない方はご遠慮ください




ガチャっと合鍵を使って部屋に入る
奥のリビングには灯りがついていて、
この部屋の住人がもう帰宅していることを
示している……

今日の仕事はいつもより早めに終わり、
仕事が終わった事とどのくらいで着きそうかの
連絡をしておいた…
ほぼ遅れることなく着き、
下でインターホンを鳴らしたが応答はなく、
さっき送っていたLINEも既読は付いているも、
返信はない…
「着く時間…入れといたのにな…」
と、合鍵を使い相葉さんの家の中へ入った

すると、ガチャっと近くの扉が開き
おそらくシャワーを浴びていたんであろう
相葉さんと出くわした
「あぁ…来たんだ…」と一言呟くと
相葉さんはそのままリビングへ行ってしまった…
その冷たい態度に、キュッと胸が
締め付けられる想いをしながら、
その後に続く……

相葉さんは冷蔵庫からペットボトルの水を
取り出し、飲み始める…
いつもの相葉さんと違い、あまりにも俺が
居ないような振る舞いをするから、
話をするのを躊躇してしまう…

そのうちに水を飲み終わった相葉さんは
「…俺…明日のロケ、朝早いの…
悪いけどもう寝るよ」と
さっさと寝室に向かってしまった

ヤバい…コレは相当怒ってる…
慌ててその後を追いかける

「あっ…相葉さんっ!あのねっ……」
「…なに?…」
相葉さんが振り向き、俺の話を聞こうと
してくれてるんだけど……
「あっあの…昨日のサウナの…
ポストの事なんだけど……」

あれは、本当は嘘なんだ…
相葉さんにヤキモチ妬いて欲しくて
つい、話を盛っただけ…

そう言おうとしたんだけど、
その言葉を続ける事が出来なかった
「うわっ!!」
俺の腕は引っ張られ、
気づいたら既にベッドの上だったからだ

「サウナがなに…?前に人前で真っ裸に
ならないって約束したよね?
あんだけお仕置きしたのにまだ足りない?」
相葉さんの低い声が響く…
「ちがっ…人前で真っ裸になってなんか…ない
アレは…話を大げさに盛って…」
「なに?
……わざと俺がまた嫉妬するようにしたの?」
その言葉を聞いて、
なんて浅はかでバカな事をしたんだろうって
反省した
わざと嫉妬するように仕向けるなんて最低だ…
「じゃああの動画もわざと?」
と言われた瞬間、激しく頭を横に振った
あれだけは断じて違う…狙ったわけじゃない

…そう訴えたのに、相葉さんは
どうだかね…と、ため息をついた

「あっ相葉さん…ごめんなさい…」
そう言いかけた所で相葉さんが
「…やっぱりまだ…わかんないかな?」
と、呟くと
「…お仕置きね…」と妖しく笑った

さっき反省したばかりなのに…
やっぱりその表情と言葉にゾクッとしてしまう
でも相葉さんに気づかれないようにしなきゃ…
だって本当は…

……これを望んでいたんだから…


「…そこ…下だけ脱いで座って…」と
ヘッドボードに背をつけて座るよう指示される
その通りにすると
「…さぁ…いいよ…始めて…」
と相葉さんが言うけど…なにを…?
お仕置きだっていうから、この前みたいに
いつもより少し荒々しく抱かれるんだと思った
むしろ、それを望んでいたのに
「相葉さん……?」
「俺がただ抱いたんじゃ、
お仕置きにならないじゃん…
ニノが一人でス る所見せて」

嘘でしょ……?
そんな事を言われて泣きそうになる…
俺が一人でシ てるのを、相葉さんは
ただそこから見てるだけ?
そこに相葉さんがいるのに触れ合えないの?

「早くっ!!」
せっかちな相葉さんが煽る
相葉さんは言い出したら
もうこっちの言うことは聞かない…
観念して自分のモ ノに手を伸ばした…

「あっ……ほらっ!今
『ショータイム』じゃない?」
なんて言ってくる相葉さん……
やっぱりあのポスト…嫌だったんだ…

最初は後悔の気持ちの方が強いのと
相葉さんに見られているという羞恥心で

中々立ち上がらなかったモノが

段々と芯をもってくる…

それでなくても、

最近は撮影で相葉さんと逢えず、

家に帰ったら帰ったで疲れて寝てしまい

行為自体が久しぶりだった…


もう少しでイケルという時

相葉さんに手を掴まれてしまった…

腕を引っ張り俺をうつ伏せにすると、

両手を後ろに拘 束される


さっきまで張り詰めていたモノが

シーツとの間に挟まれる…

少しでも動いたら擦れ てイッてしまいそう……



「…俺が良いって言うまでイ ッちゃ駄目だよ」

そう相葉さんが耳元で囁いた