おちる 2 | 静かな夜に

おちる 2

 素人が書いた妄想小説です

嵐のにのあい  非リアル設定です

⚠️登場人物のキャラがパブリックなイメージと

だいぶ違います

読んだあと、「こんなの⚪⚪じゃないっ!」と

いう感想は受付ますが、苦情は受付ません…

読むのは自己責任でお願いします……





相葉さんの家の近くのコンビニに寄る
酒とツマミ…それから少しの惣菜も……
相葉さんが惣菜を見ている時に
ふとゴムが目に入った
女の家に泊まるならなんとなく
必要な気もするけど…

そこだけはね…俺…ちゃんとしてんだよね…
だってもし間違ってこどもが出来たりでもしたら、
そっちの方が余計にめんどくさいことになる…
責任取ってとかさ……逃げるにも体力使うしね…
そんなんで、こっから先の俺の人生
一生縛られるなんてマジで勘弁…
だったら最初っからそうならないようにする
その方が絶対あとでめんどくさくならない…

……ってまぁ、今日の相手はなんだか随分と
純粋で疑う事を知らない、良い人な相葉さん…
俺に傘を差し出したのだって、下心無しの
優しさなんだろう…

…大抵こういう場合ってさ…
ご飯おごってあげたから…とか
泊めてあげるんだから…その変わりに…って
下心満載で声をかけてくる奴の方が多い…
まぁ…俺もエ  ッチ…嫌いじゃないしね…
相手が女なら、俺の方が主導権握れるし、
男だったとしても…
なんとか俺が誘導しながら
コトを運んでいけばいいだけ…
経験がないわけじゃない……
ただ、最近は女の方に食べさせてもらっている
のが多いから男がご無沙汰なだけだし…

…なんて考えつつ、やっぱり今日はいらないなと
判断する…
うん…相葉さんは俺にベッドを勧めて、
自分はソファーで寝るようなタイプだきっと……

「…カズくん…他に必要な物あるかな…?」
カズくんだって…
急に距離を縮めたように見えて、ちゃんと
他に必要な物があるか聞くなんて
ほんとイイ人…
「…タバコ…」
遠慮している演技をしつつ答えると
何番?なんて聞いてくれる…

悪いね…そんなお人好しなあんたを俺はこれから
カモろうとしているのに……


勿論買い物袋は相葉さんに持たせ、
来たことのない道を歩く
程なくして着いた相葉さんの家は、
結構良いマンション…
「結構良い部屋住んでんだねぇ」
部屋に入るなりそう言いながら部屋の中を見渡す
玄関にはおしゃれな自転車が置いてあったし
リビングは生活感はあるのにこざっぱりとしてて
居心地が良い…
整頓された棚には…雑誌と…漫画…?
「あっ!これ昔読んだことあるわっ」
なんて言ってみれば、読んでて良いよと、
俺に声をかけつつ相葉さんはご飯の支度を
してくれる…
なにこれ、最っ高じゃん!
相葉さんが全部やってくれる

リラックスできた方がいいよねと
部屋着まで出して貸してくれた
それに着替えた俺は

ソファーに寝っ転がりながら漫画を飲み始める

程なくして準備出来たよの声に振り返ると
テーブルには買ってきた惣菜の他にも
何品か料理が…
「作ったの?すっげぇ…」
と褒めると、良かった…と嬉しそうに笑う…
そして、乾杯しようとグラスにビールが注がれる
缶から直接じゃないんだ?おしゃれだなぁ…
なんて思いながら、相葉さんが用意してくれた
ご飯とお酒を楽しむ…

いつの間にか食べる物は惣菜からツマミへ…
飲むものはビールからハイボールへと変わり、
楽しい時間は続いた……


……

………

カチッ……シュポッ
聞きなれた音に目が覚めた…

……っん……?

それから鼻に付く知った匂い…


ゆっくりと覚醒していく…


これはいつも俺が吸ってるタバコの匂いだ…

あれっ?相葉さんってタバコ吸う人だったのか…

さっき俺が吸ってても

相葉さんは何も言わなかったから、

勝手に吸わない人だと思ってたわ……


ぼうっとそんな事を考えるも、頭は中々覚めない…

飲みすぎたかな…

いつもあれぐらいじゃ酔わないのに…

いつの間に俺…酔いつぶれてたんだろう…

なんとなく開いた目に映ったのは知らない天井…

そのまま横に目をそらすと、ベッドの脇に座り

俺に背を向けてタバコを吹かしている相葉さん…


……ほら、やっぱり相葉さんは俺にベッドを貸して

自分はソファーで寝るようなタイプだ…

そう思いながら何気なく相葉さんが見ている

スマホに目をやると

「おいっ!それっ俺のじゃねぇかっ!」


相葉さんは、俺のスマホを勝手に見ていた…


俺の声に振り向いた相葉さんは慌てる様子もなく

「あっ、起きた?」

なんて呑気に答える

別に見られて困るとかじゃないけどさ、

それでも他人のスマホを見るなんてなんとなく、

ルール違反というかさ……

「お前それ返せよっ!」

スマホを取り返そうと手を伸ばした時、

クンッと引っ張られ、手はそれ以上伸ばせなかった

「……はっ?」

よく見てみれば手首には…て…手  錠…?
目線をその先に移してみれば
それはベッドの柵に繋  がれていた
慌てて反対側の手を見ると、
こっちも同じく手  錠で繋がれている…
目の前の光景が信じられず、なんとか外れないかと
カシャカシャ動かしていると
「あぁ…そんなに動かすと手首…傷ついちゃうよ?」
と相葉さん…の声が聞こえた

「…な…なんのつもりだよ…?」
恐る恐る聞いてみるけど…声が喉に張りついて……
「ほらっ、無理やり力任せに動かすから
傷ついてるよ」と
俺の手首を取り、撫でていたかと思うと
ペロッ と舌を  這 わした
「ちょっ……」焦って引っ込めようとするも
ビンッと鎖が張り、それ以上動かせない…

なんなんだよ…これ……
…っていうか……誰だよ…お前……
さっきまでの……俺が手の甲に触れただけで
ビクッとなってた…あの相葉雅紀は…
どこいったんだよ…

「……お前…誰だよ…」
あまりにもさっきまでの人物と違い過ぎて
怖くなってくる…
顔は同じなのに、明らかに違う…
もしかして、双子とか?
むしろそうであって欲しい…

「うん?さっき名前教えたじゃん
あーいーばーまーさーきーっ!」

名前を言い、そのあとニコッとするのは
傘の中で見た顔と一緒なハズのに、
どうしてこうも違う…?


こんな相葉雅紀なんて…

俺は知らない…