千夜一夜物語 47 | 静かな夜に

千夜一夜物語 47

素人が書いた妄想小説です

嵐のにのあい  非リアル設定です




国王……マサキ様の目の色が変わった
欲 を帯びた男の顔……
片方の口角が上がり、俺を見つめる…
その表情に征 服されたような気持ちになり
ドキドキして胸が熱くなる…


マサキ様はベッドサイドから 小さな瓶を取り出し
指に纏 わせ、俺の後 ろに塗り込める…
それが前にショウ様から渡されていた
香油の瓶だとわかり、そういえばあの時
そのままどこかに置きっぱなしだったと
ぼうっとした頭で思い出していた

口の中はまたしても 荒々しくマサキ様の 舌が
動いていたし、俺の後ろ は生まれて初めての
感覚を経験している
やはり違和感は半端ない…
だけど、マサキ様がゆっくりと指を一本ずつ入れ、
解してくれている…
その時のマサキ様の俺を見る表情や、
全身に伝わってくる体温、
身体に触れる指使いや舌先に
俺の欲 情もどんどん上がってくる……
もっと…もっと…マサキ様の事を知りたい……

くるくる と俺の中を動いていた指が
ある一点に触れる…
ビリビリと痺れるような衝撃が背中から抜ける…
「…は…ぁ…ん  ん……あ……ん」
声にならない声に思わず口を塞ごうとしたけど、
容赦なく襲ってくる刺 激に
声を止める事が出来ない…
「……そんな声…出されたら…もう…無理…」
マサキ様がそう言ったかと思うと、
一気に指 が抜か れ代わりにマサキ様のモ ノが
あてがわれる

ゆっくりと入ってくるソ レは指とは
比べ物にならない程の違 和感で
息が止まりそうになる…
その痛さに力が入ってしまう…
「カズ…力抜いて…」
マサキ様の声に一生懸命、力を逃すように意識する
「…あっ…きつ…っ  ん……」
時々聞こえるマサキ様の声に集中する
………
「…全部……入ったよ…」
そう言いながらギュッと抱きしめてくるマサキ様は、
全身汗にまみれている…
俺と繋がる為に一生懸命なその姿が愛おしい……
いまだに俺を抱きしめながら、
動かないでいるマサキ様に
「……動か…ないん…です…か……?」と聞いてみる
男の本 能だもの…直ぐに動きたくならないの…?
すると、俺が痛くないように
もう少し馴染むまで…って……
どれだけ俺の身体の事を考えてくれているんだよ…
返事の代わりに俺から唇を重ね、舌を 差し 込む…
マサキ様の口の中を堪能したあと、
ゆっくりと唇を離し、マサキ様の顔をみつめると
「っほんとにっ!もうっ」……
とマサキ様が呟きながら激しく動く
さっきビリビリと痺れた場所を突いてくるから、
声にならない声が止まらない…

眉間にシワが寄ってマサキ様も余裕ないみたい…
…でも…この余裕のない表情……好きだな……
その表情を見ながら揺さ ぶられ続 ける…
俺のモ ノをマサキ様が握 り、動かすものだから
またしてもその手の中で元気になってしまう

段々と二回目の上り つめる快 感が押し寄せ

俺はマサキ様の両頬を挟み…
「……マサキ様……愛して…います……」と言うと
俺の中のモノが質量を増し…
身体の中に熱  いものが広がる
二人ほぼ同時に果てる…
俺の身体の上に力の抜けたマサキ様が覆い被さり
「……俺もっ…俺もカズのこと…愛してる」と
キラキラと輝く笑顔で言ってくれた……