sugar rush 22 | 静かな夜に

sugar rush 22

素人が書いた妄想小説です

嵐のにのあい  非リアル設定です





お互い、肩で荒く息をつく……
同時に放ったソレは、生々しくニノのナ カに…
身体に……白いあとを残す
それが夢ではなく、ニノとの現実なのだと
実感できた瞬間……


あんなに、会いたくて会いたくて…
ニノを好きだと気づいた日から
まさかこんな日が来るとは思わなかった……
俺だけの一方通行の想いだと思ってたから…

「……ニノ……俺…今…スッゴい嬉しい……
俺ばっかりがニノの事を好きだと思ってたから
ご飯食べに行ったあと、手を繋ぎたくても、
キスしようと思っても…
なかなか出来なかったから……」
……だって、ニノがわざとそういう雰囲気に
ならないようにしてたでしょう……?
俺が少し甘い雰囲気を出そうとすると、
やんわりとはぐらかされてた……

もしかして、俺が強引だから
ニノはついてきてくれているだけで、
実際はそこまでの気持ちじゃないのかなって
いつも頭の片隅で不安だったんだよ……

俺がそう言うと…
「……だって…近所だよ…?ご飯食べにいってる
ラーメン屋も…飲みに行ってる居酒屋も……
その帰り道なんて……どこで知り合いが見てるか
わからないじゃん……
……実際……昨日ラーメン屋にいましたね…なんて
患者さんに言われたこともあるし……」
なんてうつむきながら話すニノ……

本当に……?本当にそれだけ…?

そんな俺の表情を読み取ったニノが
「……ちゃんと話さなかった俺も悪いけどさ……
こんなの用意してるぐらいなんだから、ちょっと…
そこは察してくれない……?」
…と、ベッドの脇に転がっているボトルを
見ながら言う

なんだぁ……
近所の人に手を繋いでたり、万が一キスしてるのを
みられたら困るってだけかぁ……
そっか……そうだよね…ニノもローシ ョン用意して
くれるぐらいだもんね……
そこまで考えて、そのボトルをみると
さっき、それを使ってニノとしていた行為を
思いだし…
あぁ…ヤバい…また……身体が熱く反応しそう……

「……だからね……相葉さん……察してって言った
でしょ……俺は外でキスとかして近所の人に
見られるのが嫌なのよ……?」
そう言いながら、首に腕を回してくる……


……ってことは…
誰にも見られる心配のない所なら
なにしても良いってことだよね…?
思わず笑みがこぼれる……
それを見たニノも笑い返してくれたから、
じゃあ……まぁ…そういうことで……

ニノの唇を味わいながら、ゆっくりともう一度
押し倒す…



夜はまだまだ長くて……
明けそうにない…

でも……朝になったら…
きっと寝不足で、まだ夢心地だろうから
大ちゃんのお店のコーヒーを飲みに行こう…
俺達が偶然再会した大切な想い出の場所に…

あっ……これこそ、
事後の『モーニングコーヒー』じゃん……
………なんて言ったら
ニノにきっとまた  バカじゃないっ?って
言われそうだけど…
でも……そう言うその耳は赤くなってるだろうし…
今俺の下で、全身ほんのりピンク色に
染まってるニノが可愛いから……

「…ニノ……大好きだよ……」

そう言って抱き締めた…




Fin