『相葉雅紀HBD2022』 賢者の贈り物 4 | 静かな夜に

『相葉雅紀HBD2022』 賢者の贈り物 4



素人が書いた妄想小説です

嵐のにのあい  非リアル設定です

BLチョロッとだけ



(雅紀side)
中学生になって、俺はバスケ部に入部した…

かずに対して、幼馴染み以上の感情を持つように
なってから周りを見てみると、
誰も彼もがかずを狙っているように思える…

……ついこの間まで、一緒に泥だらけになって
遊んでいたかずは、中学生になって
泥にまみれない変わりに、
妙な色気を纏うようになった…
元から色が白く、肌だって下手すれば
そこら辺にいる女子より綺麗…
顔だって可愛い系…
かずは自分で気づいていないけど、
キャーキャー言ってるのは、
女子だけじゃないからな?

俺は、そんなかずを変な奴らから守りたくて、
単純にバスケでもやれば身長が伸びるかなと
思ってバスケ部に入った…
……元からバスケは見るのも好きだったし…
これは全然、苦じゃない
それに、こっそり家で筋トレをして鍛えてもいる
これもあれも、全てはかずのため……

……そして、最近かずと二人っきりでいると
どうしても、イケない事を考えてしまう……
かずの纏う色気や、香り…
触ったらきっと気持ち良い白い肌…
柔らかそうな唇…

どうしてもその思いが暴走しそうな時
部屋に二人っきりがマズイんだから…と
かずを外に呼び出す…
「バスケしようよっ」ってボール持参で…
これなら俺の邪な思いも気づかれることはないよね…
……っていっても、なかなかかずは
一緒にやってくれないけど……


***

「そういえばさ、
欲しいって言ってたバッシュ…もう買ったの?」

季節は12月に入って、寒さが身に沁みる頃…
今日も俺はかずの部屋に向かい、
部屋で寛ぐ…フリ……
かずを目の前にして昔みたいにゆっくりとなんて
寛げない…
でも、かずのそばにはいたい…
とてつもなく大きなジレンマ…

そんな時にさっきのかずからの何気ない質問

「あ~あのバッシュなぁ…お年玉貰ったら
買えるかなぁ……」

……うそ……
本当は、他の事にお金を使おうと決めている…
でも、それを勘の良いかずに気づかれたくなくて
必死に冷静を装う

「……そういえば…かずはさ、
まだあのゲーム機手に入れてないの?」
今度は俺がかずに質問する

「…欲しい限定色がなかなか売ってないんだよね…」

…よしっ!
俺は思わずガッツポーズをした
…もちろん…心の中で…だけど……

かずは自他ともに認めるゲーマーで
部屋には色々なゲーム機がある
ついこの間、新しいゲーム機が
発売されたんだけど、かずはさっきみたいに
買いたい色がないから……とまだ手に入れていない…

だから今年のクリスマスには
これをサプライズでプレゼントしたいなって
思ったんだ…
だってかずが今一番興味のあるものだよ…
そんなの、なにがなんでも手に入れたいって
思うじゃんか……
……それで、それをプレゼントしたらさ…

「ふ~ん…じゃあ、手に入ったら俺も遊ぼっ」
と、封を切っていないゲームソフト達を触って
これで一緒に遊べたらいいなぁって……
そう思うんだ…
「俺のっ!次なっ」
「え~いいじゃん、一緒にやれば…」
……一緒にやろうよ…

ゲームやってるときのかずの一生懸命な表情も
可愛いんだよ…
自分じゃ気づいてないだろうけど…

……でも…いつもその表情を見ると、
俺の理性を総動員しないといけないんだけどね…