僕のヒミツ second 25 | 静かな夜に

僕のヒミツ second 25

素人が書いた妄想小説です

嵐のにのあい  非リアル設定です

BLチョロッとだけ



(side  N)

相葉さんと一緒に乱れた息を整える
身体は少しダルいが、なんとも満ち足りた
最高の気分だ……

途中から、雄の目で俺を見る相葉さんに
キュンキュンしっぱなしだった……
なんだか、もう少しだけ甘えたくなって
「……相葉さん…」と
両手を相葉さんの首にかけると
優しい目をしてキスをしてくれた…


自分って意外と女性っぽいんだなっと
少し笑ってしまう…
キュンキュンするとか、キスをねだるとか……
もう、完璧に女子じゃん……

「……二宮…腰大丈夫……?」
ほらっ、こうやって気遣ってくれる所とかさ、
大切にされてる感じがむず痒くて
途端に照れてしまう……
「……大丈夫……」


「…一緒にシャワー浴びる…?」
ニコニコしながら聞いてくるから
やっとそこで
「…入んないよ…
相葉さん、先に行ってきて」と
いつもの調子に戻す事が出来た……。

じゃないと、俺…ずっと相葉さんに
ドキドキしっぱなしで
どうしたらいいかわかんないよ…
相葉さんは、
「えぇー?なんでぇ?」
なんて言いながら浴室に向かったけど……


相葉さんがシャワーを浴びている間
そのままベッドの中で、さっきの余韻に浸る…


…少し前までは、
相葉さんとこんな風になれるなんて
思ってなかったな……
ただ、少しでも役にたちたくて
そばにいたくて…
神様に願い事をした……

……そばに居ればいるほど、
色々な相葉さんを知って
どんどん好きになって、
でも絶対に恋人同士なんて
なれないと思ってた…

恋人同士になった後も
自分が男だということで、相葉さんが
幻滅したりしないかが常に不安だった…


片思いでも、両思いの時も
いつもどこかで気持ちは痛くて…切なくて…
今思い出しても涙が出る………


「にぃーのみやっ!」
いつの間にかシャワーから出てきた相葉さんが
ご機嫌で話しかけてくる
振り返った俺を見て
「っえ?なに?なんで泣いてるの?
やっぱり痛かった?ごめんっ!」
と慌てるのが、ホントに愛しくて……

俺は、フルフルと首を振ると
自分から相葉さんに抱きつき
「相葉さん、……大好きだよ…
ずっと…俺と…一緒に…いて……」
と、やっぱり女子みたいにお願いをしていた

俺を抱きしめながら、
「もちろんっ!当たり前でしょ!」
と即答してくれる相葉さんに、
またしてもキュンキュンし
この幸せが逃げないように
相葉さんを強く抱き締め返した…


しばらく、抱き締めあったあと、
「…………翔ちゃんからね、
さっきメールが来てたんだ…
二宮は今日は休みでいいけど、
俺には用事があるんだって…。支度が出来次第
出勤しろっていうんだけど……」

…そこまで聞いて、やっと今日が平日で
今は朝の9時半ということに気付いた

「…二宮はどうする?俺帰って来るまで
ここにいてもいいし……
っていうか居て欲しいけど…」
「……ううん…一回…家帰るよ…
その前に…シャワーだけ貸してくれる…?」


バタバタと相葉さんは出勤してしまい
俺は浴室へ……
浴室の鏡を見ると、一際赤く目立つ痕……
今まで禍々しく見ていたものが途端に
愛おしいものへと変わる

「…上書きしてくれたの……?」
その痕を触りながら呟く…
それを見て、さっきの事を思い出す

相葉さんの俺を見る瞳…

耳元で聞こえる吐息……

優しく触れる大きな手と指…

汗ばんだ身体と体温…

俺にキスする唇と舌……



もう……
……相葉さんの事しか思い出せない……