妄想 二宮和也⑦ | 静かな夜に

妄想 二宮和也⑦



先輩、お疲れさまです!
ようやく大きな仕事、終わりましたね。
この打ち上げで、やっと肩の荷が降りた気がします


いやいや、俺なんて先輩方の
足引っ張らないように
追い付くので精一杯でしたよ…
本当、勉強になりました。


(さぁ、ここからが本番…)
あの~、先輩に伺いたいことがあるんですけど…

……
えっ?
彼女なんて、いないですよ!
(俺の話なんていいからっ)
(いつもみたいにからかうなよ)

……
そんなに若くないですから!
子ども扱いしないで下さいよ!
(貴方より2つ下なだけだろっ)
(そんなに年下年下って強調するなよ!)


いや先輩、俺の話はいいですから!
さっきの話なんですけど……
先輩の同期の◯◯さんと、仲良いですよね?
さっきも先輩が、「店内寒い」って言ったら、
◯◯さん、自分の上着貸してましたよね?
(今、まだ着てるそれだよ!)

………付き合ってたりするんですか?
(………………)


えっ?ホントに付き合ってないんですか?
(もうネコ被んなくていいかな)

じゃあ、俺が貴方の事、好きだって言ったら
付き合ってくれますか?

……「いいよ」って返事軽くないですか?
初めに言っておきますけど、「年下だから」
っていつもみたいな扱いは止めて下さいね



先輩に嫌われたくないから、とりあえず
「可愛い後輩」演じてただけですから
これからは本当の俺 出していくんで、
それで、判断してください


(年上の余裕かよ?)
(今にその余裕なくしてやる)


とりあえず……
他の男の匂いがする、その服
脱いでもらっていいですか?